第7話 交換で


(序章:未知への誘い)

作者の愛機は3〜4年前のデスクトップ。
ハ−ドディスクは4Gで 「Pentium2 266MHz」の当時は最高(に近い)機種だった。
それが昨今のとんでもない性能UP競争からか、すでに「ロ−トル機種」。
それでもインタ−ネットやメ−ル交換、MOディスクとのデ−タのやりとり
CD−RWへの書き込み・読み出しは動画や音声を扱わなければ、何の支障もない。

そうは言っても、雑誌等に掲載されているス−パ−仕様のマシンは垂涎の的である。
とある雑誌に「旧マシンのパワ−UP特集」なんてのが掲載されていた。
何と、我が家の「愛機」と全く同じマシンである。
その中で「ハ−ドディスクの交換」に興味をそそられた。

「新しいハ−ドディスクに交換しただけで、回転数が上がって
 その分読み込みも早いので、作業もさくさくと・・・」
なんて書いてある。

それに今は市販で40G/60G/80Gの内蔵ハ−ドディスクが安価で
販売されている。
(「愛機」の購入時は4Gだってすごかったのに、今は一桁違っている)

今まではパソコンの中は「アンタッチャブル」で、カバ−を開けて
中味をいじろうなんて、とてもとても・・・
でも、雑誌にはいとも簡単そうに書いてある。

そこで、大した知識も無いくせに・・買ってきた!
何をかって? 
大枚1万3千円をはたいて「40Gの内蔵型ハ−ドディスク」を買ってきた。
知識は雑誌を3〜4回読んで丸暗記しているつもりでいた。
「きっと簡単にできる」とたかをくくってもいた。


(第一章:そしてトラブルへ)

まず、雑誌に書いてある様にカバ−を開けて中味を剥き出しにした。
(触る前に静電気に注意して、手を洗うのを忘れずに)
ハ−ドディスクは、雑誌の挿し絵の通りの場所にあった。
IDEコネクタ−をマザ−ボ−ドから外そうとして・・・・

「なんじゃ!・・外れんやないか。こんなんどないすんねん」困った。
IDEコネクタ−の端っこの端子は、手で掴む所がない。
両サイドを持っても指の力だけでは、無理だ。
やむを得ず、ペンチを持ち出しで端子の端っこをそっと摘み
少しずつ外した。

「こんなの、どうするかちゃんと書いとけよ」って、
文句をぶつぶつ言いながら・・・。
デフォルト(?)のIDEコネクタは2台のハ−ドディスクを接続できるように
なっていないので(スレ−ブがつなげない)、買ってきたIDEコネクタ
をつなごうとした。?でもつなげない。
マザ−ボ−ドは、ちゃんと40ピンあるのに「買ってきたIDEコネクタ」
の接続端子は中央のメス穴が塞がっている。

「こんなのありか?」こんな違いがあるのなら、さっきの「ムラサキ電化」の
店員めしっかり説明せんかい!
で又、量販店へ車を飛ばし、事情を説明し交換してもらった。
今度はマザ−ボ−ドにしっかり接続できた。

でも・・・ありゃりゃ・・???

このセットには「マウンタ−」が無い。
(マウンタ−って知ってますよね。5インチベイに3.5インチハ−ドディスクを
 固定するための板金の台です)
雑誌にはちゃんと「マウンタ−」があったが・・・
仕方ない、固定はできないが5インチベイにそっと置いて「旧ハ−ドディスク」
の中味をコピ−するか。

ジャンパ−スイッチもちゃんと「マスタ−/スレ−ブ」を間違えないようにして、
電源ON。
・・・・・・・・・・・緊張してます・・・・・・
ウインドウズが起動した。
おそるおそるエクスプロ−ラ−で確認・・・
ありゃりゃ!「新ハ−ドディスク」が認識されていない。
なんでや!

(続く)


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