コラム

社員の化学日記 −第66話 「焼肉」−

私は焼肉が好きです。あの肉が焼ける音や匂いは最高です。 通勤で毎日『大阪の焼肉王国』鶴橋駅を通るのですが,駅でドアが開いた時に(というか駅に入る前から)いい匂いが車内まで入ってくるのでとてもお腹がすいてきます。

どうしても食べたくなった時,一度だけ一人焼肉をしたことがあります。

今ではおひとりさま,という言葉があるくらい,居酒屋など一人で行く人も少なくないそうです。 喫茶店やラーメン店でしたら一人でも構わず入れるのですが,一人焼肉となるとちょっとハードルが高い・・・網などはもちろん数人用の大きさのものを一人で使うのですからその時点から少し寂しさが湧いてきます。 自分の好きなもの,好きなペースで焼けるので周りを気にしなかったら堪能できますが・・・。

調べてみると,「一人焼肉専門店」というお店もあるそうです。 一席毎に区切られたカウンターで,一人の世界でお肉を食する・・・某博多ラーメン店みたいなシステムですが,一人で黙々と焼肉を食べる店・・・これはこれで入るのに勇気が必要そうです。

焼肉のニュースといえば生ものの販売禁止でしょうか。 ユッケ,生レバーが焼き肉店のメニューから消えてしまい残念です。 お店側でも結構いろいろ工夫しているようで,私のお気に入りにしているお店ではユッケを,「炙った肉の卵添え料理・・・(ユッケ風)」に変更して出しています。 今ではメニューにユッケ,肉のカルパッチョという名前は使ってはいけないらしく,そこのお店では違う名前で出しております。

お肉の質は黒毛和牛が一番といいます。 肉用として育てられる牛には黒毛の他に赤毛や黒と赤の混合種がありますが,the国産種,昔の人たちが確立してきた黒毛牛は世界的にみても油の質が良く,サシの入り方も芸術品だそうです。 焼肉店でも黒毛和牛のみの扱いをウリにしているお店は多いです。

昔は捨てられていた部位「放るもん」から名前が付いたとされるホルモン,実はホルモンは牛の種類に関係なく味が変わらないそうで,黒毛でも赤毛でもホルスタイン(乳牛)でもほとんど味は変わらないらしいです。

ホルモンでも部位(ハラミ,センマイ等々)によっては種類による違いはあるでしょうが,焼肉屋の店長さんに聞いた話によるとホルスタインの方が若干おいしいのだそうで,それでも違いがほとんどないので黒毛和牛専門であってもホルモンは牛の種類に拘らず入荷しているとの話でした。

以上,ほとんど焼肉屋さんの人から聞いた話になりましたが,お肉の薀蓄云々よりもやっぱり口で味わうのが一番です。 でも,いくら好きとはいえ食べ過ぎたらやっぱり苦しくなります・・・もう肉なんか見たくない!というくらい食べてしまう日もありますが,数日経ったらやっぱり食べたくなりますよね。

焼肉を食べる時は野菜もしっかり食べて体に負担をかけ過ぎないようにしましょう。

食事全般そうですが,一番初めに野菜を食べるのが良いそうです。 野菜を最初に摂ることで血糖値の急激な増加を抑え,かつ食べ過ぎ防止にも効果があるのだとか。

とはいっても焼き野菜はあまり好きではない私,ニンニクのホイル焼きなんかは焼肉のお供として好きなのですが,これを食べると次の日会社で何か言われるのを覚悟しなければ,,,などは気にせず食べてしまいます。 やっぱりおいしいですしこれも立派な野菜ですからね!!

【栗林】

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