コラム
社員の化学日記 −第209話「確率」−
台湾に行ってきました。
コンビニで買い物をするとレシートに訳の分からない数字が記載されてます。
中国、台湾語はわからないのでつたない英語どうしでやり取りするのだが、この番号が何かもらえる可能性があるとのことで、宝くじのようなものらしい。
大阪に戻ってくるとこちらでも年末ジャンボ宝くじの発売中で宣伝中。
今発売中の宝くじには正確に当てはまる数字ではないかもしれませんが、確率に関する本によるとドリームジャンボ宝くじ一等に当たる確率は1千万分の1。
この数字がどのくらいのものか考えてみると、今年2025年11月1日現在の日本人人口は1億2319万人とのことなので日本人全員が1枚ずつ買ったとして12人が当選するということになります。 私は思ったより多いと思いましたが皆さんはどう受け止めるか?どうせ当たるわけがないから買わないという人と、買わないと当たらないから必ず買うという人、 買った宝くじを神棚、仏壇にお供えして当選番号発表時まで大切に保存しておくという人などさまざまですが、一枚100円(今は300円?)で戻ってくる金額を計算すると30円程度(はっきり覚えていません)という話を聞いてから僕は買うことを躊躇しています。
50数年前の学生時代、数学の授業で確率という分科を学んだときにサイコロの出る目の確率が気になって徹夜でサイコロを振って出る目が予測計算通りになるかどうかを調べたことがあります。 1の目が穴が大きいのでその部分が軽いから上になる確率が大きいとか、6の目が穴が多いからその目が出る確率が大きいとか言われてましたが、結果はそれ以外の数字だったような記憶があります。
振る回数が多くなるほど出る目の確率は同一に近くなることが予想されましたがその結果は覚えていません。
ちょうど今、香港での大規模なビル火災が起きています。
被害にあった人や関係者の方々にはどう対処すればいいのか、かける言葉も思いつきませんが少しでも支援の手が早く届くように祈るばかりです。
閑話休題、この確率について書かれた本には火事に遭遇する確率も書かれています。一年間に火災にあう確率は1426分の1で結構多いなと思いました。
少し前に火球が観測されそれが隕石であったことから、近々惑星が地球に衝突する恐れがあると報道されました。 これにより一時期地球を支配していた恐竜が滅びたのが隕石の衝突であることから次は人間の番だということが取りざたされました。
この本には巨大隕石の衝突で死ぬ確率は3万2400分の1とも書かれています。
天気予報でも雨の降る確率は??%だとよく耳にします。
あらゆる事象についてその確率を考えてみるのが『最強に面白い』 この本の表題の通りなのですがスマホ全盛の時代に頭脳を働かせること、科学に携わる者だけでなく皆さんもいかがでしょうか?
参考:ニュートンプレス社「最強に面白い確率」今野 紀雄 監修
2025年11月 【今田 美貴男】
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