コラム

社員の化学日記 −第133話 「無題」−

皆さんはお肉を食べますか?

海外では,ベジタリアン,ヴィーガン(完全菜食主義者)の方が増えているそうで,日本でも最近菜食に対応したお店が増えているというニュースを見たことがあります。

ソーセージで有名なドイツでも菜食主義の方が増えているらしく,お肉屋さんの売り上げがかなり減って困っているのだとか。

これまでお肉の代用品としていろいろ開発されてきました。一般的に知られるものとしては豆腐ハンバーグに代表される大豆を使ったものや,グルテン(麩質)ミート,培養肉などいろいろあります。

今は大豆ミートと呼ばれる,豆腐ハンバーグの進化系みたいなものが注目されており,テレビなどでも時々紹介されております。 進化系と侮るなかれ,なんでも普通のお肉とほとんど味が変わらないのだとか。

肉という漢字は象形文字で,切った肉から成り立ってできたそうです。 てっきり人+内で「人の内側にあるもの」からきてると思いましたけど違いました。

話を戻りますが,国内の菜食主義の方はおよそ4.5%だそうです。 20人強に1人がベジタリアンって結構多い印象です。 日本国外でもっとも菜食主義の割合が多いのがインドで,なんと30%以上の方が菜食主義の方なんだそう。 たしかにインドはヒンズー教徒とイスラム教徒が多い国ですから,牛や豚のお肉はあんまり食べないのは納得です。

インドといえば,最近インド映画が面白いです。 インドの映画といえば,物語の中に必ず歌とダンスのシーンが入っており,歌とダンスが入っていなければ映画じゃないと言われているほどです。 「きっとうまくいく。」という映画は知っている人も多いと思います。 インドの映画で,工科大学が舞台の映画なのですが,主役の発想力の豊かさに関心させられます。

中でも,工科大学の学長がある日,学生の前で「宇宙(無重力)でも書けるよう特別に開発されたペン」を見せるシーンがあるのですが,それについて主役が一言「なんで鉛筆じゃダメなんだ」と。 その質問に学長は答えられないのですが,私もわかりませんでした。 実は化学的なことが理由なのですが,答えが知りたい人は映画を見てみてください。 歌とダンスのシーンももちろんあります。これが結構耳に残る歌なのでそれも聴いてみてください(笑)

【栗林】

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