コラム

社員の化学日記 −第108話 「1+1も2×1も√2の2乗も2なのですけどね・・・」−

こんばんは。梅雨真っ只中,ジメジメして常温で保管しているパンがいつの間にかカビが生えてしまう時期になってきましたね。 くれぐれも皆様食中毒などにお気をつけください。

さて表題の件ですが,当社試験研究室での勤務をしている私ですが,当然ながら試験の他にも新規試験方法や合成法の研究なども行っており, お客様からの要望で「こういった化合物出来ないか?」「あれ出来ないか?」「少量でいいので試験的にしてくれないか?」といったこともあります。

その場合,大きく分けて3パターンがあるのですが,
‖進大丈夫ですよ。
△舛腓辰汎颪靴い任垢諭
やってみなければわからないですが,ちょっとチャレンジしてみます。

,両豺隋す臉法や試験法のイメージがすでに頭の中にある状態で,後は数量,モル比等の計算だけの場合が多く,△両豺隋い泙辰燭方法がイメージとして出来上がらずに,大概は困難な場合が多いのです。 の場合,頭の中には反応のイメージはあるのですが,実際にその通り上手く反応するかどうかがやってみないとわからない場合が多いのです。 その場合,ある化合物を合成あるいは新たな試験方法を模索する場合,そのアプローチ方法は必ずしも1つではなく,その方法がだめでも他のアプローチ方法にたどり着くことで意外と簡単になる場合があって, 問題はそこに辿り着けるかどうかの閃きが鍵になるわけです。

たとえば,食塩(塩化ナトリウム)を作る場合,岩塩を再結晶する。 海水を濃縮するのが一般的ですが,そのほかにも塩酸と水酸化ナトリウムを等モル混合し濃縮しても出来ますよね。 これら以外にも食塩を合成する方法としては色々あって,ちょっとこんなことを考えてみました。

次の試薬の水溶液を混合して食塩水になる組み合わせは何通りあるでしょうか。 A塩化鉄(掘法ぃ賊化バリウム,C硫酸ナトリウム,D水酸化ナトリウム,E塩化アンモニウム,F炭酸ナトリウム

比較的簡単なのはBとCを混合して生じた硫酸バリウムをろ過,あるいはAとDを混合して生じた水酸化鉄(掘砲鬚躄瓩任靴腓Δ。 BとFでもDとEでもできそうですね。

これ以外にも塩化ナトリウムの水溶液になる組み合わせは色々ありますので,皆様考えてみてください。

いつも違う角度から見つめなおすと新たな発見があるかもですよ。

ではまた次回。

【吉田征樹】

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