蜻蛉の滝から聖天の窟
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山歩日時 2005/09/10(土) 天候 晴れのち曇り
交通アクセス 車:(R24)→三在<五条市>→(R370)→土田<大淀町>→(R168)→もくもく館<川上村>

山域 吉野 登山口 奈良県川上村
ルート もくもく館 (9:50) →蜻蛉の滝公園(10:00) → 聖天の窟 (10:30) →吉野山分岐 (10:50) → (11:30)もくもく館
総所要時間 1時間40分 歩行時間 1時間40分 休憩時間 なし
ルート概要 川上村の物産販売所もくもく館の前の舗装林道をR168と反対方向にほんの少し歩き、蜻蛉の滝公園に入る、ここから石畳に階段を上ると、すぐに蜻蛉の滝に着く。蜻蛉の滝から細い石段の遊歩道をしばらく続いたあと山道に変わる。途中垂直の鉄梯子を上ると聖天の窟に着く。ここからさらに山道を登ると三叉路に出る。吉野山・五社峠の道標に従い右へ下るとスタート地点のもくもく館の近くへ下りる。途中の手すりなども完備され危険な箇所はほとんど無し。蜻蛉の滝は大きくはないがなかなか迫力があり滝の周辺の景観も含めいい雰囲気である。


蜻蛉の滝の由来


(1) 川上村もくもく館。


(2) 林道の分岐、右へ行く。


(3) 蜻蛉の滝公園、この橋を渡る。


(4) 蜻蛉の滝。


(5) 聖天の窟。


(6) 問題の分岐、ここで間違えたのかも。右にとり、もくもく館へ下る。
 今日は午後から雨の予報。どこへ行こうか迷ったが、以前ガイドブックで見た奈良川上村の佛ガ峰から白倉山を散策することにした。

 R169号で川上村へ。五社トンネル抜けすぐに右折すると川上村のもくもく館に着く。駐車場に車を止め林道を蜻蛉(セイレイと読む、トンボのこと)の滝公園へ向かって歩き出す。

  すぐ右手にあきつの小野スポーツ公園を見ながら、林道をもう少し先へ進み蜻蛉の滝公園に入る。公園に入ってすぐ左の公衆トイレ(桜乃香和家)の横の橋を渡り、石の鳥居をくぐって石段を登っていく。昨日の雨で石段がぬれていて滑りやすい。すぐ左手にお堂がある。更に石段を登ると滝の展望台の東屋にでて正面に蜻蛉の滝を眺める。落差は大きくないが一枚岩の岩盤を流れ落ちる様は見ごたえがある。昨日の雨のせいか、いつもこうなのかわからないが、豊富な水量で、ごうごう流れ落ちる滝に見とれてしばらく足を止める。

 滝のそばのお堂にお参りして、すぐ横の石段を上がっていく。ここから上部に岩盤がせり出した階段や桟橋の架けられた細い道が続く。手すりが設置されているので危険な箇所はほとんど無いが、一部で木の桟橋が腐っているところや路肩が崩れているところがあり注意して通過する。分岐が出てくるので、白倉山を示す道標に従い右上へ登って行く。岩盤に架けられたほぼ垂直の鉄のはしごを上ると聖天の窟に着く。ここには小さな洞窟があり入口は鉄の扉で閉ざされている。洞窟の奥には役の行者が祀られているようだ。

 さらに先へ登って行くと吉野山・五社峠は右・u桙祉窒キ道標が立つT字の分岐に出る。左は緩やかに上っていく道、右は緩やかに下る道。ここでどちらへ行くか迷ったが、道標に従い吉野山・五社峠に右折してテープの巻かれた道に入る。これが間違いだったみたいで、道はいつまでも緩やかに下っていくので、ちょっとおかしいと思ったが、先ほどの標識に吉野山・五社峠とあったので、もうしばらく歩けば、また分岐に出るか、登りに変わるだろうと考えながら進むが、いつまでもどんどん下っていく。ここまで下ると間違えたことを確信するが、もう登り返す気にもならない。下のほうから人の声が聞こえるので、そのまま更に下るとスポーツ公園のテニスコートの横に出た。

 吉野山・五社峠方面に進めば間違いない思ったんだけど、どこで間違えたのか???。分岐を左へ進めばよかったのか?途中分岐を見落としたのか?上がる道が藪で隠れていたのか?。

 残念だけど駐車場まで戻り車に乗り込む。帰りに吉野山の山上に寄って家内に頼まれた陀羅尼助(黄柏を主原料とした伝統的な胃腸薬、関西では有名)を買って帰る。

 この時期は歩く人も少ないのか、公園、蜻蛉の滝、途中の山道で他の人を見かけなかった。来年桜の季節にでも、もう一度来てみようと思う。