練習室
☆今日の運勢☆ 〜なぜか右の三角を押すと止まります〜    ももいろ:大大吉  はいいろ:大吉  みどり:中吉      みずいろ:吉  むらさき:凶  あお:大凶
   Preludio con Fugatta BWV899 より 「Fugatta」
作曲者:J.S.Bach(1685-1750)
 
2000
 
 「フーガ」とは、曲の出始めで呈示したテーマ(短いメロディー)を何度も何度も繰り返すという、〔バロック時代〕に代表される音楽の構造のことを言います。
 この曲は「Fughetta」だから厳密にはフーガ(Fuga)ではないのでしょうが、フーガを用いた小曲という意味かな? と思います。詳しいことは分かりません。間違っているかもしれません。ですが、この曲にはフーガの要素があります。
 
 この曲を用いてフーガを説明すると、出始めの「♪れ〜〜み〜〜ふぁ〜〜み〜〜」が主題(テーマ)です。その後「♪ら〜〜し〜〜ど〜〜し〜〜」と、すぐに主題の繰り返しが(移調されて)流れています。
 最初のは「レ」から始まる二短調型のメロディーで、繰り返しのは「ラ」から始まるイ短調型という違いがあるんですが、どちらも同じ形のメロディーと言えます。(どちらもハ調で表すと「♪ど〜〜れ〜〜♭み〜〜れ〜〜」となるから。)
 
 このとき、その繰り返しのメロディーのことを、主題(テーマ)に対する「応答」といいます。曲の出始めだけでなく、曲の途中でも、主題が単独で流れることはありません。主題のメロディーが流れると、決まって直後に同じメロディー(応答)が繰り返されます。
 『応答』と言うから、主題に対する何らかの答え・・・つまり主題とは違う別の何かをイメージしてしまいますが、実は応答とは単なる主題の真似でしかなく、主題も応答も同類(同じメロディー)なんです!応答ではなく『真似』と言った方が、フーガの本質であったりもします。「フーガ」を日本語に置き換えると、「模倣様式」だからです。
 
 主題と応答の関係は「おーーーい!」と言ったら「おーーーい!」と返ってくる山びこのような感じですね☆
 では、この1分ちょっとの演奏で何回主題が流れたでしょうか!? 数えてみて下さいね☆ 答えは私に直接聞いてみてね〜☆☆☆
 
 
 さて、この曲では、出始めの「♪れ〜〜み〜〜ふぁ〜〜み〜〜ら〜〜し〜〜ど・・・」の直後にもう1つの繰り返されるメロディー「♪ミラーー♯ソ♯ファミレド」が登場しています。それは「対主題」といいます。主題と対になっていて、主題が流れると決まってセットで現れるのが対主題です。
 「もういいかい?」 「まーだだよ」 と言っているかのように、主題と対主題は互いに呼びかけあいます。こちらはみっこいとどっこいみたいな関係です。
よく分かるでしょ? (え?分からないって・・・!? がーーーん。。。)
 
 「fuga(フーガ)」は、ラテン語の「fugere(逃げる)」由来のイタリア語だそうです。というわけで主題と対主題で成り立っている「フーガ」は、鬼ごっこしている気持ちがぴったりです!
 二人は互いに追いかけっこしているんです☆☆☆
そういうわけでフーガはとってもみっこいな〜☆と思います。(鬼ごっことみっこいどっこいの関係はページ紹介のページで確認してきてねー☆)
 
 じゃ、対主題も何回出てくるか当ててみてね☆
でも1回、指がもつれてうまく弾けなかったところがあるので、注意して(推測しながら)聞いてね〜〜〜!o(*^▽^*)o
 
 
ヒント1:主題と応答 「ど〜〜れ〜〜♭み〜〜れ〜〜」
  • れ〜〜み〜〜ふぁ〜〜み〜〜 (二短調型)
  • ら〜〜し〜〜ど〜〜し〜〜 (イ短調型)
  • そ〜〜ら〜〜♭し〜〜ら〜〜 (ト短調型)
 
ヒント2:対主題 「ソドーーシラソファ」
  • ミラーー♯ソ♯ファミレ (イ短調型)
  • ラレーー♯ドシラソ (二短調型)
  • レ(↑)レーー♯ドシラソ (二短調型変形タイプ)
  • レソー♯ファミレド (ト短調型)
 
 
 曲の一番最後は、二つのテーマ(主題と対主題)が合体したような不思議なメロディーが流れています。最後の方でミスして(最後の対主題のところで指が絡まっちゃった!)焦ったために、一番最後の一番いいところでリズムが狂って走りすぎてしまいました。(=テンポが速くなった)
 そのため、最後は何弾いてんだか分からない感じになってしまいましたが、それもまたみっこいならでは!のことですので、気にしない気にしない。
 
 前曲「Preludio」が4声(メロディーが4つある)だったのに対して、この「Fughetta」は3声です。(一部2声になってます。)でも、パソコンでこうやって流すのであれば、こっちの方が曲として感じがいいですね!
実際に電子ピアノで再生すると、「Preludio」の方が断然いいんですけれど、パソコン上では響きが劣ってその良さを引き出しきれません。
 
注:パイプオルガンの音で弾いていますが、
本当はチェンバロ用の曲だったみたいです
こちらは前曲Preludioと違ってピアノでも
なかなか美しい響きを楽しめます☆☆☆
BWV899hug.mid
さんかくをクリックするときけます♪

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電子ピアノ(クラビノーバ)で弾いています。
フロッピーに録音したのを編集もできずにそのまま載せています。
間違いだらけですが、曲よりも文字がメインだと思って読んで下さい。
 
・・・って、それじゃ本末転倒ですね。。。