作曲者:ドビュッシー(1862-1918)
2004・9
ドビュッシーが愛娘のために作曲したと言われる、6つの小曲からなる「こどもの領分(Children's Corner)」は、シューマンのピアノ曲集「こどもの情景」(←大変有名な曲「トロイメライ」が収められています)の影響を受けていると言われています。どちらにもかわいらしい曲が多数収められていますが「こどもの領分」第一曲目のこの曲には、とっても面白いタイトルがついています。
グラドゥス=アド=パルナッスム博士(Doctor Gradus ad Parnassum)これは、クレメンティの有名な練習曲集「Gradus ad Parnassum」をもじったものだそうで、ドビュッシーはこの曲でクレメンティの無味乾燥なその練習曲を風刺しているらしいです。
確かにこの曲は練習曲っぽくありながら、なんだか すごい。すごいと思って弾いているので、ちょっと激しくなってしまい・・・間違いも多いです。フィナーレ以外は全体的に「p:ピアノ(弱く)」の記号が多いので、本当はもっと優しい感じの曲かもしれません。でも、無味乾燥な音楽を風刺してまで作った曲なんだから、毒味があってそれでいて艶っぽい感じを出したら面白そうと思いながら弾いたので、こんな感じになりました☆☆☆
でも、うーーん・・・これは持っているCDのイメージに乗せられ過ぎた感もあります。まだまだみっこくなーい!
これは幻想即興曲の練習中に右手の指慣らしになるかと思って弾いてみたものですが(もちろん、初見で初めて弾いたわけではありません!!!1年前に弾けるようになってた曲です。)・・・
弾いてみてこれすらもまともに弾けなくなってしまっていることにがっかりして、逆に練習する気が失せてしまいました。これも、もうちょっと間違いを減らしたのを載せたいです。これは前はできてたことなんだから、がんばってみる!
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