作曲者:ショパン(1810-1849)
2005.1
この曲はインターネットの音楽サイトで聞いて、初めて知った曲です。これを聞いた時の私の気分と、この曲の何かが共鳴したみたいで、なぜか気になって仕方ない曲です。なんでこんなに気になるのかな・・・と思っていたら、この曲は連珠をやっているときの私の気分そのものだったんです☆(詳しくは日記:2004年11月7日参照〜♪)
「タランテラ」と名付けられた曲は割とたくさんあって、私が初めて弾いたタランテラはきっとブルグミュラーという作曲家のタランテラです。あまり詳しくは知りませんが、イタリアのタラント地方の舞曲の形式だそうで、急速な8分の6拍子に短調と長調が交互に不規則に現れる曲想がタランテラの特徴です。
詳しいことは本当に知らないので、とりあえず陽気なラテン系の音楽かな?と思って、スキップしながら踊っているような感じに弾いています。楽譜には速く弾くよう指示がありますが、このくらいの速さでも面白いんじゃないかな・・・?というのは言い訳で、速く弾けないんです。すみません(*_ _)
冬休みに真剣に練習をし始めて、二週間でやっとこの程度です。まだ10分の1も弾いていません。しかも、本当はこの1.5倍くらいのスピードで弾かないといけません(速度表示がPresto〔急速に〕だから)。幻想即興曲は三週間で弾けるようになったのに、なんでこっちは(ちゃんと練習してるのに)ちっとも進まないんだろう・・・って何度も思いました。
その理由の一つに手が小さいことを挙げてもいいかと思います。左手が幻想即興曲に比べてかなり難しいです。幻想即興曲も手が小さいと大変ですが、まだあれは腕や手首の動きを使って、後は惰性(慣性っていうのかな!?)に従ってごまかせばなんとか弾ける範囲でした。でも、このタランテラはまともに指が届いていない状態なのにあっちこっちを細かく正確に行き来しないとだんだん音やリズムが合わなくなってくるので、本当に難しいんです。普通に練習していただけなのに左手を痛めました(ノ_・。)
(痛いのはピアノを弾けない環境に移って、治りました〜☆)
右手は2声のハーモニーで、この和声がなんとも言えない不思議空間(崩壊しながら再構築されるような空間のイメージ♪)を作っていてとってもいい感じなんですが・・・ これを弾くとなるとなかなか難しく、バッハの曲も右手が2声になっているものが多いですが、一方のメロディーが激しく動く時にもう一方を伸ばしたままにしないといけなかったり、全く違うリズムを刻まないといけなかったりして、それを片手で(しかもこの曲の場合高速で)やらないといけないのが難しいです。
で、なんでこんな練習途中の段階を載せているかというと、もともとここは練習室だからです。だんだんうまくなっていけばそれでいいんです〜☆
完璧な演奏を載せているページは他にもたくさんありますが、練習途中を載せているページはなかなかないんです。ここはどうやって(まあまあ聞ける程度に)上手く弾けるようになっていくのかをみっこく研究する音楽館です。私みたいに煮え切らないままピアノを習うのをやめた方々がまた弾きたくなるきっかけになったらいいな〜と思います。
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