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[5] 3を止める | ||
3の真相について考えてみると、なぜ3を止めないといけないのかが分かると同時に、3を止めるとはどういうことなのかが分かってきます。
「本当の3」は即座にそれなりの対処をしないと、5になってしまいます。しかし、「ニセ3」は「4」になって対処しても間に合います。というわけで3を止めるとは、「本当の3」(=見過ごしてはいけない)を「ニセ3」(=もう一手分の余裕がある)状態にすることを言うのだと思います。
例1)普通に3を止める。
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例2)みっこく流に3を止める。(=石を置かせることで3をニセ3状態にする。)
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☆まとめ☆
一般に「3を止める」とは、本当の3をニセ3に変えることをいってます。つまり4になってから対処しても間に合う形に変えることをいっているのです。ここで重要なのは、例1で示しているような普通に3を止めただけの形も、実は「ニセ3」になっただけであり、まだ5になる可能性は残っているということです。
唯一の例外は飛び3の中止め(┼●●○●┼)であり、これはニセ3の分類には入りません。中止めが強いと言われる理由は、もう5つ並ぶことはない完全止めであるからです。
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[6] 奥義!3で勝つ | ||
本当の3とニセ3についてくどくど解説してきましたが、何が重要かというと、「結局はどちらも5になる可能性がある」という点が最も重要なのです。
本当の3には緊急措置が必要で、一手放っておいただけでアウトです。だからものすごく強い一手のようにも思えます。しかし、これは連珠においては基本中の基本なわけで、当たり前すぎて誰もが知っていることでもあります。だから(見落としは別として)本当の3を止めない人はまずいません。結局のところ即止めされて「ニセ3」となって返ってきます。
本当の3はニセ3になって返ってくる・・・どうせニセ3にされる・・・
ニセ3は放っておかれることが多い・・・危機が間近に迫るまでは干渉されない・・・
ならば、ニセ3こそ勝利のカギだ!
そうです。実はニセ3を効果的に張り巡らすということが勝利への道筋であり、3で勝つということだったのです。なんでもかんでも本物だけが良いのではありません。ニセ3を自ら打ったっていいのです。ダブルニセ3、トリプルニセ3なんかは、場合によっては本当の3以上の効力があります。
☆まとめ☆
分類や現状把握ができるようになったら、最終的には自分で考えて最も効果的だと思われる一手を打ちましょう!
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