
ハンマー・フォーレスト・ウォーク(Hanmer Forest Walks)
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ハンマー・フォーレスト(Hanmer Forest) は温泉で有名な所。ヨーロッパ式の温泉はどんなもんかと訪れた。
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村の回りは大きな木が植えられた広い森になっていて、森林浴を楽しめる。元々は全く木が無かった所に、1900年代始め、囚人によって植林がなされ、豊かな森に変ったようだ。色々な木が植えられていて、名前がわかるように表示がしてある。ヨーロッパやアメリカの針葉樹が大半。中にジャパニーズ・サイプレス(Japanese Cypress:糸杉)やジャパニ―ズ・ラーチ(Japanese Larch:カラマツ)という日本の名前がついた木も植林されていた。この森の中にネイチャ― ・トレイル(Nature Trail)があり、森の外にデイ・ウォーク(Day Walk)を楽しむコースがある。 |
Hanmer Forest の
ビジターセンター(DOC)の前
スケッチ |
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温泉は泳がない温水プールみたいなもので、どうして良いか分からない。時々サンドフライがやってきて、ちくりと噛まれる。やはり温泉は日本に限るか。
インターネット情報
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Dog Stream Waterfall Loop
@Upper Dog Stream Track
ASpur Track
BWaterfall Track
CJolliffe Saddle Track
DTimberlands Trail
Conical Hill Loop
FWoodland walk
GMajuba Walk
HConical Hill Walk
EMt Isobel Track:Clarence Valley Rd の駐車場から往復 5.5-6.5h
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Eを除く@〜Hが歩いたコース |
ドッグ・ストリーム・ウォーターフォール・ループ
(Dog Stream Waterfall Loop)
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予定では、@Aを歩き、滝を経て、Eのマウント・イソベル・トラック(Mt Isobel Track)に入り、頂上に登るつもりで歩いたが、滝まで歩いて来て、急勾配の坂を登ろうとしたら、「Danger !Track Closed」 の表示があり、黄色の帯が張られている。落石でトラック が埋まっているようで入れない。仕方なく、ループのコースを下りてきた、というお粗末な結果となった。「昨日ビジターセンターで、大きな地図を見たが、そんなの絶対書いてなかった」、と憤慨し、帰りに寄ってみたら、ちゃんと地図のトラック上に×のマークが貼ってある。念の為、昨日から貼ってあったか聞いたら、もっと前から貼ってある、マウント・イソベル(Mt Isobel:1324m)の道はEを使えとの答え。やはり、英語の表示は、日本語と違って、すーと目を通すだけでは、肝心な所を見落とすようだ。それに、問題なさそうな山なので、事前にトラックの状態がどうか聞かなかったのが、そもそもの間違いと反省する。Mieは「また―、いつも思い込みが激しいんだから」、と追い討ちをかける。
歩いた日: 2003年2月26日
コース
YHA -(25min)Jollies Pass Rd Car Park -(30min)Spur Truck 入口 -(1h50min) Waterfall -
(2.5h) YHA / Total 5h15min
快晴、ニュージーランドにしては珍しく暑い。森の中のジョリース・パス・ロード(Jollies PassRd )の駐車場から左に入り、少し歩いた所から@アッパー・ドッグ・ストリーム・トラック(UpperDog Stream Track)に入る。木を切って植林したばかりの日陰の無い所を歩く。A のスパー・トラック(Spur Track )に入ると急坂になり、林の中に入る。マウント・イソベル(Mt Isobel) の全く木のない茶色の山がぐっと近くなり、凡そ1000m程度の標高まで来たと思ったら、今度は谷に下りる。少し谷にそって歩くと滝に出る。水量も少なく大した滝ではない。木が全くない山から流れてくる川なので水量が多いはずがない。
これからいよいよマウント・イソベルの尾根道にでよう、と登りの道を見たら、何と入れない。「TrackClosed」の表示。何たることか、どうにもならない。下りるしかない。何も視界が利かない川筋に沿ってBウォーター・トラック(Waterfall Track)を下りた。
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谷を過ぎると、次ぎにCジョリッフェ・サドル・トラック(Jolliffe Saddle Track)の鞍部を登る。やっと展望が良くなる。振り返ると、さっきまで歩いて来た山と谷の奥に大分遠くなったマウント・イソベル の山が綺麗に見える。恨めしいが、EのMt Isobel Track を一から登り直す体力もなく帰ることにする。
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CJolliffe Saddle Track の鞍部からMt Isobel |
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同じく、鞍部からHanmer Springs の村を見下ろす。 |
盆地状のハンマー・スプリングスの村が広がって見える。下り始めると、道が色々出てきて、どれがDのティンバーランズ・トレイル(Timberlands
Trail)か、はっきりしなかったが、方向を定めて歩くうちに村に着いた。 |
今回歩いたループトラックは、予想以上にアップダウンが多く、さほどの景色も見られず、滝も登って見るほどのものではなく、収穫の少ないコースであった。 マウント・イソベルに直接登るコースを選択すべきであった。
コニカル・ヒル・コース(Conical Hill Loop)
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温泉プールに入る前の一歩きに最適
歩いた日:2003年2月27日
コース
昨日登れなかったマウント・イソベル(Mt Ispbel )を歩こうと、朝起きて外を見ると、山は深い雲の中で山があるのかさえ分からない。登ってもしょうがないので、のんびり過ごそうと森の中のネイチャー・トレイル(Nature Trail)を歩いた後、Fのウッドランド・ウォーク(Woodland Walk)からコニカル・ヒル(Conical Hill) に行ってみることにした。
ウッドランド・ウォーク の傍にある小さな池に鴨がいる。ザックの中にあった古いパンをあげたら、あっちこっちから沢山飛んできてガアガア、バシャバシャと、パンを奪い合う大乱戦。パンをあげるのを止めたら、何事もなかったように静かにサーと散っていく。その変わり身の早さが面白い。
道が林に入るとGのマジュバ・ウォーク(Majuba Walk)になる。ゆるい勾配の坂が続き、周りは日本の杉に似た大きな木が立ち並ぶ林(ダグラス杉といい、1961に植えられたものと説明されている。50年でこんなに大きくなるのかと思うほど大きい)で、落ち葉を踏んで歩く感じが、何となく日本の神社の境内の裏参道を歩いている気分にさせる。Hのコニカル・ヒル・ウォーク の石段つきのジグザグの広い道に出ると、今度は表参道の雰囲気になる。登りついたピークには、もちろん神社はないが、立派な休憩所の小屋が建っていて、村の盆地が良く見える。帰りはこの表参道を下りると、村のメイン道路につながる。
一周、約1.5h-2h のウォーキングコース。山が雲の中で全く見えない日だったが、歩くコースに変化があって結構楽しい。裏参道はウッドランド・ウォークに入るまでの道が色々と交錯していて、分かりにくいので、表参道から歩き出し裏参道に抜けたほうが道は分かり易いと思う。
{参考}
*フォーレストウォーク (Forest Walk、別名 Nature Trail)
植林された森の中のコースで、中に入ると、松でも杉でもやたら背が高く大きく、深く、どこを歩いているか分からなくなるが、表示はしっかりしているので、ハンマー・フォレスト・リクレーション(Hanmer Forest Recreation) の地図を持って歩けば、気の向くまま歩いても問題はない。多少間違っても必ず何処かの道に出る。

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