カイコウラ(Kaikoura)
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カイコウラ(Kaikoura)は、ホエールウォッチングで有名だが、半島にはアシカなどの野生動物が住み、これらを見ながら歩くウォーキングコースがある。また、カイコウラの海岸近くにそびえる山に登り、カイコウラの海を一望の元に見下ろすこともできる。 ただ海も山も歩き出す所まで少し距離があるので、レンタカーかタクシー利用が必要となる。
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エスプラネード(Esplanade)海岸からの
Kaikoura の山、スケッチ |
鯨はここで始めて見たが、大きい丸太がごろんと浮かんでるようなもので、数分の後には、突然尾を持ち上げて沈み、それっきり出てこないという、実にサービス精神に欠けた哺乳動物で、退屈で、船に乗っている間の大部分は居眠りの時間になった。これに比べると、歩く方が遥かに変化があって面白い。
インターネット情報
現地での情報入手
・ザ・ぺニンシュラ・ウォークウェイ(The Peninsula Walkway):
// クライストチャーチ(Christchurchi)のDOC か Kaikoura のインフォメーション・センター
(Information Center )で$1.00
・マウント・ファイフェ・アンド・ザ・シーワード・カイコウラ・レンジ(Mt
Fyffe and the Seaward
Kaikoura Range):同じ場所で$0.50
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Peninsula Walkway
@Shoreline Walk:40min
ACliff-top Walk:全コース 1h,
(Whalers Bay 迄 30-40min)
@Aとも One Way
Mt Fyfee
BMt Fyffe Track :
8h Return
Mt Fyffe Hut 迄 :
5h Return
CFyffe Palmer Track:
1h45min return
@ACは比較的平坦なショートコース。
Bは4WDの道ながら、標高差があり、タフなコース。 |
@ABは歩いたコース |
@ショアライン・ウォーク Aクリフトップ・ウォーク
(Shoreline Walk - Cliff-top Walk)
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歩いた日: 2002年11月5日
コース
カイコウラ の町を海沿いに暫く車で走ると、岩だらけの海岸に出、更に進むと、駐車場に出る。ウォーキングコースは引き潮のときだけ歩ける@の海岸線と、Aの崖の上のコースがある。ビジターセンターで引き潮の時間を聞いていたのでその時間に合わせて、海岸線を歩く。
ごつごつの岩が広がった海岸を歩き始めて5分もしない内に突然目の前から大きなアザラシが飛び出し、波の方に走って逃げる。良く見ると、何頭か波近くに寝そべっているのが見える。
崖下の岩場を進むと、産卵地なのか、カモメ?の大群が群がっている。ぎゃーぎゃーと鳴く声がやかましい。約40分で ホウェールズ・ベイ(Whalers Bay)に着き、ここから崖上のAのコース登る。
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登るのに一汗かいたが、崖の上の風が心地よい。太平洋の大海原が広がり、振り返ると、白い雪を頂いた山並が美しく見える。約30分で、駐車場が下に見える崖上に着いた。ここで山をスケッチし、車に戻る。
少し時間があれば、鯨見物のついでに歩けるコース。
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Kailoura の海と山、
スケッチ |
Bマウント・ファイフェ・トラック (Mt Fyffe Track)
:途中で引き返す
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日本でたまたま見たニュージーランド紹介のテレビで、山からカイコウラ半島が綺麗に見えたウォーキングシーンがあり、是非登ってみたいと色々調べたが、なかなか何と言う名前のトラックか分からなかった。インターネットで何度か検索して、やっとマウント・ファイフェ という山であることが分かり、計画に入れることができた。
標高は1602mあるが、トラックは4WDが走れる道なので、登るのに困難な場所は無い。ただ、登り口は海岸線の高さとあまり変らず、かなりタフな登りを強いられる。また山は殆ど木が無く、夏は暑さ対策も必要。
私達が登った時は海側は快晴だったが、登るにつれて西から雲が流れてきて風が強くなり頂上近くでは猛烈な風だったため、頂上手前で引き返した。しかし、景色は、登る途中からでも、カイコウラ半島の眺めは素晴らしく、これだけ高いところから、これだけ近くに、これだけ広い範囲の海を見渡すことができる山は、他にそお多くはないと思う。
歩いた日: 2002年11月6日
コース
カイコウラの町から15km。ラッド・ストーン・ロード(Ludstone Rd),
スワンプ・ロード(Swamp Rd) をへてポストマンズ・ロード (Postmans Rd) を走り、終点のカー・パーク(Car Park)が登山口。ここから頂上まで4WDの道が続く。
標高500mの標高表示を過ぎて少し歩くとカイコウラの半島が眼下に広がり、かすかに200km近く離れたバンクス(Banks)半島までもが見える。
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標高1000mの表示付近から、マウント・ファイフェ(Mt Fyffe)の山の左に、雪を被った山が見え始める。西から海に向って強い風が吹く。少し歩くとマウント・ファイフェ・ハット(MtFyffe Hut)に着く。
駐車場を歩き出して丁度3時間。6人が泊まれる小屋で、外にトイレ、天水、マキと斧があり、小さいながらも立派な小屋だ。 |
標高1000m付近からのMt Fyffe の山頂。 |
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小屋の中に訪問者手帳があり、2年前からの記録がある。ぱらぱらとめくると、登山者は地元の人が圧倒的に多い。目的にエキササイズと書いている人もいる。この道を走って登る人もいるに違いない。日本人も3組ほど書いてあった。
更に登る。ますます海が広がる。 |
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標高1500mあたりからのKaikoura 半島 |
頂上下の北側に回った所で猛烈な風が吹き上げてくる。雲が次々と飛んできて、身体にあたるような気がする。足元がすくわれそだ。先の地形が分からないので、ここで引き返すことにした。帰りは単調な下り道で少々いやになるが、雄大な景色を前にしては文句も言えない。
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