![]() カナダに着いた翌日で、足慣らしにビューポイントとレイクショアー・トレイルを歩いた。
![]() *ビュー・ポイント (Viewpoint)
Parking Lot -(5min) Rockpile Trail 分岐-(10min) ViewPoint -(10min) Parking Lot / Total
25min(往復1.6km) 標高差50m(1884m-1934m)
*レイクショアー・トレイル(Lakeshore Trail)
Parking Lot - Trailend / 往復 Total 40min (往復2.4Km)、標高差ほとんど無し
駐車場から湖の右側を歩くコース。どんな靴でも歩ける平らな綺麗な道がついている。歩くに従い、テン・ピークスがだんだん大きくなり、見える角度も変り、マウント・フェイの氷河も良く見えるようになる。
![]() ![]() Parking Lot -(1h) Larch Valley分岐 -(Eiffel Lake Trail 30min ) Off trail
-(1h )樹林帯を抜ける-(2h)雪渓取りつき -(2h50min) 最高ポイント約2850m-(2h40min) Larch Valley
を下に見る-(1h) Eiffel Lake Trail -(30min) Larch Valley 分岐-(50min) Parking Lot
Total 12h.20min 標高差約1000m(1884m-2850m)
バンフ在住で、昔、同じ会社にいたレイ・コダマ氏にガイドをお願いした。うまく行けばアイフェル・ピークの頂上を目指すという。我々夫婦用に準備してくれたクランポン
(Crampon;アイゼン)とアイス・エイクス (Ice Ax ;ピッケル)とザイル固定用のハーネスなどが問題ないか、前日にチェックしておいた。また、この日の為に靴底が固い重登山靴も半年前に購入し、日本で足慣らしの山登りを何回か繰り返してきた。
バンフの宿を6時半に出て、8時にモレイン・レイクの駐車場を出発した。朝、雨が降ったが、次第に天気は回復し、天気は良くなりそうだ。見晴らしのきかない樹林帯の良く整備されてはいるが、ジグザグの坂道を登る。ラーチ・バレー・トレイルの分岐にでて、アイフェル・レイク・トレイルに入る。この辺りは高山植物の花が綺麗らしいが、まだ早いようで花はない。カラマツ (Larch)
の 林がまばらになり左手にテン・ピークスがバーと広がり出す。
右手にアイフェル・ピークが見え出したところでトレイルから離れ、林の中に入る。直ぐに林を抜けるかと思ったが、結構長い。ようやく林を抜けると、小さい石のガレ場の急斜面になり、一歩登って半歩下がりを繰り返す。登るに連れて、仰ぎ見ていたテン・ピークスの山々が真横に見えるようになる。ガレ場登りに2時間費やして、やっと急な雪渓にでる。ここからトランポンをつけ、ザイルを結び、アイス・エイクスを持って、雪渓を登る。急斜面は確保しながら登るので、なかなか進まない。気温が上がってきて、度々雪の中に膝上までズボッと入り、体力を消耗する。
大きな岩の下まで来た所で既に午後3時をまわった。雪渓に取り付いてから3時間近くたっている。頂上まであと200mほどの標高2850mくらいにはきたと思うが、やはり我々の体力と技量では頂上は無理であった。
ラーチバレー方向に下るのは雪が多いので、右に方向を変え、エイフェル・トレイルに出た。既に午後7時を過ぎたが、日没は10時過ぎで、時間的には全く問題ないが、体力は既に限界に近かった。テン・ピークスが西日を受け、輝いて見える。帰りのトレールがやたら長く感じて駐車場には午後8時20分に無事着いた。合計で12時間以上もかかってしまった。 今回は、普通のトレイルを歩くのとリズムが全く違うのにはまいった。ズルズル滑る急なガレ場の登りや、雪渓に脚がガボッと沈むことや、急斜面での確保など、思うようにはなかなかならなかった。それに、身体が重く呼吸が苦しく感じた。コダマ氏の話では、カナダのように高い緯度のところでは、高い山での酸素濃度が薄く、日本の山でどうもない人でも、カナダでは歩けなくなる人がいるとのことであった。もちろん、カナダに着いて3日目で、時差の関係もあったと思う。
それにしても、Mieは一緒に最後まで良く歩いた。
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