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参考だが、ペイト・レイクからルート93で北に少し走った所にウォーターフォール・レイク (Waterfowl Lakes) がある。ここのビューポイントから見る景色もこのページの末尾で紹介する。
関連する地図; Bow Lake and Saskatchewa Crossing, Gem Trek Publishing
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Parking Lot -(1h 20min) Cirque Peak Ridge -(50min) Helen Lake -(1h 40min) Parking Lot
/Total 3h 50min (往復11km 標高差455m 最高点標高2405m) ヘレン・レイク・トレイルの駐車場にはトレイルの案内表示板が立っている。林の中の道に入り、93号の道路と平行するようにサーク・ピーク (Cirque Peak) から張り出した尾根の斜面を斜めに歩く。所々林の切れ目から、クロウフット・グレーシャーが横に見え出す。何時まで斜めに歩くのかと不満が出るほど歩いた頃、ようやく尾根を越える登りになる。
木もまばらになり展望が開ける。クロウフットの氷河が真横に見える。下の道路のビューポイントから見るよりも、なくなったという1本の足も残りが少しあり、鳥の足らしく見える。ただ、地球温暖化による氷河の後退が続いているのをみると、更に1本が無くなり、残るはただ1本の棒のようになってしまうのも時間の問題のようにも思う。 サーク・ピークから張り出した尾根 (Ridge) に出ると、東に大きく立ちあがるマウント・へクター (Mt
Hector 3394m) と、ぎざぎざとした尖塔をいくつも持ったドロミテ・ピーク (Dolomite
Peak 2782m) が目の前に広がる。
この辺りは、雪が解けると、アルパイン・メドウ特有の、高山植物の花が咲き乱れる所と思うが、来る時期が早すぎたようだ。ヘレン・レイクの右手を通って更に先に進むトレイルがあり、高さで約100m、距離で1kmほどで歩くと小高い山のヘレン・レイク・サミット (Helen Lake Summit) に登ることができ、ドロミテ・パス (Dolomite Pass) やカサリン・レイク(Katherin Lake) などの素晴らしい景色が見えるらしい。しかし、トレイルが雪の下で分からず、先に歩くのをやめ、引き返した。
振り向くと、雪を被ったメドウの右が歩いて来た方向で、その奥にマウント・へクターの堂々とした山容が見え、左にはドロミテ・ピークが異様な形を見せている。
この辺は標高が2400m程度あり、まだ夏になっていない。広いアルパイン・メドウを見渡しても我々夫婦以外に人影は見えない。帰りの方向を見失わないように、残雪の中を歩き、トレイルに出て、来た道を戻った。
![]() レイ・クルイーズの方から行くと、ペイト・レイクにさしかかった頃に、右側に一見平凡な山が見える。
オブザベイション・ピーク (Observation Peak 3174m) は展望が良いので名付けられたものと思うが、実際のピークは裏に隠れていて、見えるのは前峰らしいが、それでも3050mほどある。 ペイト・レイクのビューポイントに行く道の反対側に多分防火用と思うが細い道がある。ここに車を止めて歩き出す。林の中を突っ切る。次第に急になり雪渓が見え、その横を登る。林がまばらになり、早くもペイト・レイクが眼下に広がり、180度に山が広がる。森林限界付近で雪渓をトラバースし左に出る。このあたりで2350m程度で300m近くのぼったことになる。ここからは山の斜面全てがガラガラの石の堆積で、一歩上ると半歩以上ずり落ちる。これを繰り返し登る。カナダの山はガレ場の斜面が多いそうだ。大分足に負担がかかる。Mieは、登るのはもうここで良いと言いだし、岩陰で待ってもらうことにする。ここで大体2500m程度と思う。更に登り、雪が現われた所で、登りの最終とした。約2600m程度の標高と思う。ペイト・レイクの輝くようなトルコ石色の水の色を正面に見て、左右にロッキーの山が連なる。
[ペイト・レイクの右] 遠く右端にミスタヤ・レイク (Mistaya Lake) が見える
[ペイト・レイクの左] ボウ・レイクの上にクロウフット氷河が見える
下りにMieと合流し、ズルズルと滑り降りるように歩く。次いで林に入り、無事車に帰りついた。下りてきた麓の少し林の開けた所は、雪が解けたばかりのところで、グレーシャー・りりーやホワイト・グローブの可憐な花が咲いていた。こんな所で咲くのと驚いたが、このへんの標高が2000mもあるのを思いだした。 (参考)
ウォーターフォール・レイクス・ビューポイント
(Waterfowl Lakes Viewpoint)
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