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1. 海のヤドカリ 陸のヤドカリ |
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![]() ホンヤドカリ |
みーばい亭の海水水槽です。 60cm規格水槽に底面フィルターを敷き、エアリフト方式で海水を回しているだけのシンプルなセットなのですが、3年間でバランスの取れた良いタンクに育ってくれました。 住人は越前海岸からやってきた、ホンヤドカリとケアシホンヤドカリ、そして伊勢湾出身のユビナガホンヤドカリ。 かつては、ヤマトホンヤドカリやケブカヒメヨコバサミ、ブチヒメヨコバサミなども居たのですが、潮下帯に棲むヤドカリたちにとって、水温の安定しない小型水槽は快適とはいえなかったようで、上手く育てる事ができませんでした。 飼育の難しいヤドカリに挑戦するのも楽しそうですが、それは老後の楽しみに取っておくとして、今は丈夫で元気な潮間帯のヤドカリたちと気楽な暮らしを楽しんでいます。 タンクメイトは、越前海岸で採集したカミナリベラとソラスズメダイ、南紀の磯からやってきたクモハゼとイソスジエビ、敦賀湾産のヨロイイソギンチャク、そして地味ながらも存在感たっぷりの、クボガイ、スガイ、レイシガイなど・・。 おいおい彼らもこのコーナーに登場してくることと思います 皆それぞれ一癖も二癖もある連中ですから、ヤドカリたちも大変です。 |
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さて、こちらはお隣の陸ヤド水槽です。 水槽と言ってももちろん水は入っていません。 厚く敷いた砂の上に、サンゴや流木を転がして植木鉢シェルターをセットしたテラリウム。 イメージは「南の島の海辺の集落の外れの民家の裏庭の片隅」といったところです。 暮らしているのは、沖縄からやってきた、ナキオカヤドカリとムラサキオカヤドカリ。 真冬だというのに水槽の中は気温26℃湿度75%。 ねっとりと重い空気が体にまとわりついてくる亜熱帯気候の中、木陰で舌を出して寝そべっている犬のように、畑仕事を放り出して軽トラックの荷台で熟睡しているオジーのように、風に乗ってとぎれとぎれに流れてくる三線の音色のように、日がな一日のんびりゆっくりと暮らしています。 そんな陸ヤドたちをぼんやりと眺めていると、南の島の聖なるけだるさ「チルダイ」が部屋いっぱいに醸し出されてくるようです。 石垣島出身の名手新良幸人が三線を担当したインストゥルメンタル集「アイランド・イリュージョン」を低いボリュームで流しながら、ほんのり甘い「八重山の八重泉」を飲んだりするとさらに南国気分倍増です。 |
![]() ムラサキオカヤドカリ |
一日の仕事を終えた夕食後のひと時、グラスを片手に個性豊かなヤドカリたちをのんびりと眺める。 このコンテンツではそんな話を気ままに綴ってみようかと思っています。 更新は不定期、内容は思いつき、文体はその時々の気分次第・・。 ヤドカリ同様気まぐれな飼い主ではありますが、適当におつきあいくださいませ。 [2007.1.1] |
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