1.麻阿りんが来るまで

 先代のコウが2002年8月18日(日)15歳で他界した。
 2〜3日で急激に弱り、自分たちも覚悟を決め、ショックをできるだけ減らそうと気持ちを抑えていたが、やはりコウがなくなると情緒不安定になった。
 コウの亡骸を綺麗に拭き、斎場に持って行った。
 コウの使用していた物を大急ぎで片づけるとともに撮りためた写真を集めボックスに入れ飾った。
 コウの49日がすんだ頃から、やはり犬が欲しいという気持ちが強くなってきた。次に飼うなら柴犬なんかいいなあと2人とも口には出さず心に決めていた。
 そしてついに2002年9月22日(日)「明日、柴犬を買いに行こう」と決定。  

2.麻阿りんとの出会い

 2002年9月23日(月)ペットショップ開店の午前10時に飛び込む。
 そこで運命の出会いが・・・!?
 そこには、朝食が終わったばかりのキャワユイ柴犬の女の子が餌箱をくわえ、振り回しながら走り回っていた。「すげ〜」目が点になった。
 おとなしい子を選ぼうと行ったのにお店の人の「育てやすいですよ〜」の言葉と外見で選んでしまった。
 お店の人が「抱いてみますか?」と尋ねたがちょっと躊躇。「ここで抱いてしまったら負けてしまう。他のお店も見て、それから決めよう。」と思っていたが、抱いてしまう。
 決定!
 「うう、よ予算オーバー、クレジットカード払いじゃ〜」
 段ボール箱の簡易キャリーに入れてもらって我が家へ。(これが麻阿りんのトラウマになるとは・・・。)
 さて、命名!
 先代がコウだったから、「ああ」「いい」・・・「かあ」「きい」「くう」・・・・「へえ」「ほお」「まあ」
 おお、まあじゃ〜!
 そう言えば、某国営放送局の大河ドラマの主人公の娘に「麻阿」がいたなあ。あの子役の子(○○ななさん)もかわいいからちょうどいいなあってことで
麻阿と決定!
 なんて愛くるしい麻阿!少し(当時はそう感じたが・・・)おてんば。排泄のしつけが心配。健やかに育ってくれることを何よりも願う。早くみんなに自慢した〜い! 
 しかし、麻阿りんママの実家では、「まあまあの麻阿」と馬鹿にされる。

3.麻阿りんママの育児(犬)ノイローゼ

 オシッコウンチの回数が多く、さらに不定期であったのと、ペットシーツを食べるので、トイレの時だけサッとペットシーツをひかなくてはならず、麻阿りんから目を離せず、神経がいつも緊張状態だった。
 甘がみが多かったが、たたいたりできないので、どうしたら良いか本を買い込み勉強し、あらゆる手だてをうったが、どれもうまくいかず挫折。
 先代のコウがたいへんおとなしくて、よく言うことを聞いてくれたので、つい「コウだったら・・・。」と恋しく思い、悲しくなる。