行ってきました♪こんなところ(*^^*)

はなのおでかけリポート


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第二日目(5月21日) 【立山黒部アルペンルート】
朝8時出発です、と言われていたのに、ツアーの人はみんな気が早い!
「早めに集合してくださいね」と添乗員さんに言われると、7時半頃から、もうロビーに集まっています。
今日は快晴。くっきりと稜線を描く白馬の山々を眺めながら、アルペンルートの長野側の出発点・扇沢へ向かいました。

立山黒部アルペンルートは、トロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイ・再びトロリーバス・そして高原バス、最後にまたケーブルカーと
全部で6回、あれこれと乗り物を乗り継いで標高は2400mまで、距離は約17kmを移動します。
昨日、誰かがバスの中で「寒いですか?」と聞くと、「寒いです」ときっぱり添乗員さんが言い切ったので
みんな、かなりの防寒度。
私は、またTシャツにカーディガン、足元はレッグウォーマー。もし寒かったら、とウインドブレーカーを入れました。
(が、結果的には、好天の陽射しで雪の上も全然寒くなく、地下の駅で待っているときに少し肌寒かっただけでした。
逆に、日焼け止めが大活躍!)

昨日も、そして今朝のバスでも、添乗員さんが
くどいほどアルペンルートの移動について説明しました。
「もしも、はぐれたら、元のところへ戻らないでください。
ひたすら前へ!立山へ向かって進んでください!」
子供じゃあるまいし、迷うかあ〜??と思いましたが
アルペンルートスタート地点・扇沢のトロリーバス乗り場、
朝の通勤電車の駅かと思うほどの人でした・・

(待ってる間に見つけました)
トロリーバス、ってそういえば、子供の頃、乗りましたよ、というと年がばれる(笑)
今や、日本中でトロリーバスが走っているのは、ここ、アルペンルートの地下トンネルの中だけだそうです。
環境に優しい・・というより、こんな高いところまで(標高1433m)ガソリンを運んでくるのが大変だから?
てなことを呑気に話してる間、車中のアナウンスはトンネル工事の際の困難を語っていました。
それにも耳を傾けている間に、バスは黒部ダムに到着!
地下から上がると、そこには「パノラマ」といいたい景色が広がっていました。
見上げると、巨大な建造物!
そして、残雪を映す黒部湖の湖面。
日本一の巨大アーチダム・黒部、
そこに立って、あたりを見回すと、その壮大な風景に爽快感を覚えます。
よくもまあこんなところにこんな大きなものを作ったものだ、工事の方のご苦労は想像を絶するものだったのでは、
とひたすらに感心します。
(ダム堰堤) (ダム堰堤からケーブルカー黒部湖駅方向を見る) (下を覗いてみる;)

見上げたり見下ろしたりしている間に、見学時間の30分はあっという間に過ぎました。
まだ展望台に上がっていなかったのに・・
でも、仕方ありません。
トロリーバスの降りたところから
堰堤をずーっと行った突き当りが、
今度は地下を走るケーブルカーの駅
「黒部湖」です。
ケーブルカーのホーム(?)で
電車の到着を待つ間、
駅員さんの名調子で、
アルペンルートの解説がありました。
そして、その後、
「アルペンルートの写真集、一部1000円!」
って・・
あれを買わないと乗せてもらえないのでは?
と思ったほど熱心に営業されてました^^;
(とても急勾配のケーブルカーです!)
写真集を買わなかったけれど
無事、ケーブルカーは出発。
5分ほど地下を走って、黒部平に着きました。
標高1,450mほどの黒部ダムから来て
黒部平は標高1,828m。
外へ出てみると、あたり一面、雪、雪、雪!
子供じゃないんですが、
わ〜、雪だー!と感激・・(^^ゞ
・・・が、あまり感激にひたっている暇はなく、今度はロープウェイで、標高2,316mの大観峰へ。
全長1,700mあまりの黒部平〜大観峰間に、一本の支柱もないロープウェイ、
さっきの駅員さんの説明に寄ると、「ロープは取り替えたばかりなので安全です」っていうことなので、安心して乗りました(笑)


ロープウェイからは本当に360度の大パノラマ。
景色を堪能して着いたところは、大観峰。
展望台からの眺めを楽しんだり・・も、したのですが、
短い時間の間にお土産まで買ったりするものだから
あまり写真は撮れませんでした^^;

朝、9時に扇沢でトロリーバスに乗って、
ここまで来て午前11時過ぎ。
そろそろお腹が空いてきました・・
(お弁当はオプションで、前もって申し込んであります。一人前1,200円)
次の室堂で、お昼かな?
さて、再び地下のトロリーバス。
今度は
立山の下を走っています。

一台分しか通れないトンネルで、
すれ違いをする地点が立山の真下。
全長4km足らずのトンネルに
何年もかかって工事をしたのは
途中で大破砕帯にぶつかったから、とか。
50mを掘り進むのに
13ヶ月かかったというから
いかに大変だったか、
わかるような気がしますね。
そして、室堂に到着。
標高2,400mにホテルまであって
アルペンルートの中心地です。

ここは断崖の大観峰と違い、
屋上から外へ出ると、広々。
持っていったレジャーシートを広げて
ゆっくりお弁当を楽しみました。
(雲が下に見えてます〜!) (展望台には記念撮影用の椅子も)
(スキーをしている人もいます) (この先にみくりが池が・・) (雪の壁に沿って歩きに行く人々)
ゆっくりとお弁当を食べて、またお土産物屋さんを覗き、さあ、外をゆっくり・・
と思ったら、もうあまり時間がありません〜!みくりが池まで行くつもりが、とてもとても〜;
ここでは1時間以上の休憩時間だったはずですが、油断してゆっくりお昼を取っていたのが失敗の元・・
ツアー初心者だから仕方ありませんねえ^^;

気を取り直して、次は室堂から美女平までの高原バスに乗車。
標高差1,500mの立山高原パークラインを一気に走ります。

両側はまだ雪の壁。

おとといまで、もう3m以上高かったんだよ、雨が降るたびに消えて、
もう少ししたらすっかりなくなるよ、と運転手さんの談。
今年は雪が多く、また4月まで寒くて雪が降ったので
いつもの年より長く、この雪の壁を楽しめるそうです。
この道路を走れるのは、許可を受けた車両だけ。
私たちが自分の車で行ったからといって走れるわけではありません。
そんなにたくさんの車を通していたら
排気ガスで、天然記念物の鳥や植物がすぐダメになってしまうでしょう・・
カーブを曲がるたびに
まるで航空写真を見るように
雪景色を一望できるので、そのたびに
わー!とバスの中で歓声があがります。


途中で、はるか向こうに称名滝も見えたり、
森の巨人百選に選ばれた立山杉の
傍を通ったり

ずっと忙しく移動してきた最後の方で
座って50分のバス移動は
ちょっと嬉しい気分です。

乗車の前に添乗員さんが
「景色がいいから、寝ないように!」と
釘をさしたのが分かりました。
そして、バスは、美女平に到着。
ここから、また立山ケーブルカーで下りると、そこがアルペンルートの富山側のスタート地点・立山駅です。
朝9時に扇沢をスタートして、立山でちょうど午後3時。
6時間かかって、移動完了です。

やっぱり、途中の地点で、ここでもう少しゆっくり・・というのは
バスツアーでは無理な話ですが、
アルペンルート初心者としては、一通りの様子がわかったので、
今度来るときは、気持ちに余裕が持てます。

夏のアルペンルート、秋のアルペンルート、と
季節ごとに美しい景色が楽しめそうで、
またいつか・・と思いながら、帰路につきました。
さて、今回のお土産・・
大きな瓶は重いからね、と
小さな瓶を買っていたのですが
チリも積もれば山(爆)
全部、違う場所で買ったアルコール類です。

これ、買ってなければ、
もうちょっと景色を
見られたところもあったはず〜(^^ゞ


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