C# Hello DLL

"C# Hello DLL" を印字する DLL(Dynamic Link Library) を作成します。
画像は容量節約のため他のページと共有しているので、説明とは必ずしも一致しません。
特に DLL 関係では「説明文を良く読んで」操作して下さい。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

DLL の作成

  1. DLL とは実行時に動的にリンクされるライブラリで、DLL こそが Windows System の骨格を構成するプログラム群なのです。
    Windows の System フォルダーを開いてみて下さい。DLL が山のように格納されています。
    DLL を開発しているのは Microsooft だけではありません。
    多くの Heavy User が様々なプログラムを開発して、誰もが自由に使えるように提供してくれています。
    DLL が使えるようになると、一挙に多くの協力者を得ることになり、何故か「とってもプログラムがうまくなった」ような気がします。 \(^o^)/
    とは言え、UnManeged Mode の DLL は良く見かけますが、Maneged Mode の DLL はまだ数が少ないようです。
    あなたも面白い DLL を作成して、ネットで公開しませんか。 (^_^;)
  2. Hello DLL のプロジェクトを格納するフォルダ C:\DATA\C#\DLL\01Hello\ を作成します。
    Visual Studio .NET を起動します。
    メニューから[ファイル(F)][新規作成(N)][プロジェクト(P)]を選択します。
    プロジェクトの種類は [Visual C#] を選択します。
    テンプレートは [クラスライブラリ] を選択します。
    C:\DATA\C#\DLL\01Hello\ のフォルダを指定して Hello の名前で作成します。

  3. Class1.cs がプロジェクト(C:\DATA\C#\DLL\01Hello\Hello)に生成されます。
    namespace は Hello に、class は Class1 になっています。
    生成された Class1 に MsgPrint() メソッドを追加します。
    DLL のソースコードは Object Class の作成と同じ要領です。
    using System;
    using System.Collections.Generic;
    using System.Text;
    
    namespace Hello
    {
        public class Class1
        {
            public void MsgPrint()
            {
                Console.WriteLine("C# Hello DLL");
            }
        }
    }
    
  4. ビルドからソリューションのビルドを実行すると bin\Debug のフォルダに Hello.dll が作成されます。
    これが目的の DLL(Dynamic Link Library) です。
    デバッグが済めば Release Mode でコンパイルして下さい。
  5. ここで作成した Hello.dll を C/C++ から呼び出すことが出来ます。
    C/C++⇒C#/HelloDLL を参照して下さい。

DLL を使う

  1. DLL を使用する Main のプログラムは Object Class の時と同じ要領です。
    C:\DATA\C#\DLL\01Hello\ のフォルダに「空のプロジェクト」に習って、Prog.csproj と Prog.cs を格納します。
    Prog.cs に using Hello; を追加して下さい。
    Hello は DLL の namespace の名前です。
    /************************************/
    /*★ "C# Hello DLL"     前田 稔 ★*/
    /************************************/
    using System;
    using Hello;
    
    class Print
    {
        public static int Main()
        {
            Class1  cls = new Class1();
            cls.MsgPrint();
            Console.ReadLine();
            return 0;
        }
    }
    
  2. プロジェクトのフォルダに Hello.dll を格納します。
    ソリューション・エクスプローラで「参照設定」を右クリックし「参照の追加」を選択します。
    参照の追加から[参照]タグを選び、Hello.dll を組み込みます。

    参照設定の配下に Hello が追加されます。
    プロジェクトを実行すると "C# Hello DLL" が表示されます。
    C# Hello DLL
  3. C/C++ の DLL(Dynamic Link Library) も参照して下さい。
    また C# on-line game でも DLL のプログラム DLL で登録 を作成しています。
    リンクがエラーになるときは「前田稔の超初心者のプログラム入門」から辿って下さい。

超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)