熊本駅風景とC59牽引『みずほ』            1964.7.26

  昨年(2006年)、旧熊本機関区の煉瓦づくりの機関庫が、九州新幹線整備の為姿を消すことを知りました。
私にとっても、高校時代に訪ねた思い出の機関庫のひとつ、何とも言えぬ寂しさを感じます。
「汽車を見たい・撮りたい」がために、父の仕事を手伝い、知人からカメラを借り、初めてひとりで山陽・九州
と旅したことがあります。何もかもが新鮮に感じ、憧れの列車に胸ときめかせた毎日でした。
熊本機関区にはC591を見たくて訪ねたのですが、親切にも機関区の方がC59 1の出庫時間を教えていた
だき、あの煉瓦づくりの機関庫まで案内していただいたことを、昨日のように覚えています。 

1964.7.26 熊本駅  D6069 出水行    当時を思い出す お気に入りの一枚です。

1964.7.26  C57151  熊本機関区 煉瓦づくりの機関庫の前です。
福知山でC5711の門デフを見てはいましたが、これほど美しく磨き上げ
られた門デフC57を見たのは初めてで、感激しました。

1964.7.26  C59 1 熊本機関区   念願の1号機との出逢い

1964.7.26  上り『みずほ』 C5922  熊本駅発車     
いま思えば、走行写真よりも駅撮りの方が、なぜか当時のことを思い出させてくれます。