《女帝》 | : | 「ちょっとちょっと。水元頼子! 起きなさいってば」 |
ライコ | : | 「う、う〜ん。あと5分〜・・・」 |
《女帝》 | : | 「遅刻するよ!もう8時過ぎてるんだからね!」 |
ライコ | : | 「うそっ!? ひゃ〜遅刻遅刻!! ・・・・て、《女帝》。あんた、なんでココにいるわけ?」 |
《女帝》 | : | 「だって、今日《魔法使い》が家にいないでしょ。 水元頼子はねぼすけなんだから、絶対遅刻すると思って起こしにきてあげたんだよ。 感謝しなさいよね」 |
ライコ | : | 「・・・・なんで《魔法使い》がいないって知ってるの?」 |
《女帝》 | : | 「あたしは、水元頼子のことだったらなんでも知ってるの! ほらほら、そんなことより早く支度しなさいってば。 今日は、雨が降ってるよ。電車に乗るんでしょ? もう家を出る時間まで10分とないよ。 そうそう、学校の帽子はちゃんとかぶってね。最近、かぶってないでしょ。 その帽子をかぶれるのは今だけなんだから!! それから、『パタ〇ロ』の最新巻、まだ買ってなかったよね。 今日の帰りにでも、駅の本屋で買ったらいいんじゃない?」 |
ライコ | : | (・・・こ、この女、なんかヤバイよーー!? 助けて《魔法使い》ーーーーっっ!!!!(がびーん)) |