角台(かくだい)
上板の部分を鏡と言います。この鏡の部分が正方形の物を角台と言います。
角台は主に組み上げ式で組まれます。
比較的玉数が少ない分、組み目を揃えるのが難しく、荒が目立つので
綺麗に組むのは大変難しいです。
丸台(まるだい)
鏡の部分が円形のものを丸台と言います。この組台で、ほとんどの組紐を作る事が出来ます。
主に組み下げ式で組まれます。
三角台(さんかくだい)
鏡の部分が三角形の物を三角台と言います。三つ組
( 一般的な名称は三つ編み )
など、奇数の玉数の組紐を組む時に使用します。角台と同様に、玉数が
少ない為、きれいに組むには熟練の技術がいります。三角台は、他では余り見られなくなりましたが、
大変締めやすい帯締めが出来ます。
高台(たかだい)
複雑な組織を組む事が出来ます。文字入りの組紐や、柄をつなぎ合わせて絵の様にしたりも出来ます。
200玉で組める台もあります。
綾竹台(あやたけだい)
駿河台とも呼ばれています。組み目の組織的には織物に近く、
織物と同じように緯糸にあたる糸があります。織物との大きな違いは、
織物は経糸が上下する間を緯糸が通りますが、綾竹は、経糸が回転 ( ひねれる ) し、
その間に緯糸が通ります。( 注2 )
内記台(ないきだい)
木製の手動式組台。この組台の発明は、江戸時代後期であると思われますが、
あまりよくわかっていません。からくり人形のように、木製の歯車を使い、葉っぱのような形の板を回し、
その板に糸を引っ掛けながら巧みに組み上げていきます。組む時にガチャガチャと大きな音がする事から、
「ガチャ台」とも呼ばれています。一時期は、大変多く使われていましたが、
現在ではほとんど見られなくなり、幻の組台となっています。私どもの藤三郎組では、
今でもこの内記台を使い数多くの作品を作っています。
その他
平籠打台・唐組台 他。
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