登場人物


レイ・キンセラ

家族を愛し、野球を愛し、型破りなことは何もしたことがない男だった。あの”声”を聞くまでは・・・。亡き父親に対する反発と罪の意識が、彼に畑の中に野球場をつくらせ、シカゴとミネソタへ彼を走らせる。
アニーキンセラ

レイのとんでもない思いつきに対して十分に理解を示し、許し、励まして、夢の実現を後押しする愛すべき妻。でしゃばらず、レイとシューレス・ジョー、レイと父ジョンの世界と必要な距離を保っている。
カリン・キンセラ

レイとアニーの愛娘。レイのつくった野球場にシューレス・ジョーが初めてやってきた時それをみつけ、テレンス・マンとともに、多くの人々が野球場にやってくることを予言するなど、重要な役割を担っている。
"シューレス"・ジョー・ジャクソン

ベーブルースやタイカップと並ぶ大リーグの歴史を飾る強打者。シカゴ・ホワイトソックスの主力打者として1919年のワールドシリーズに出場したが、八百長試合をしたとされ、球界を追放されて失意のうちにこの世を去った。
テレンス・マン

1960年代には時代を揺らした若者達の思想的リーダーであったにもかかわらず、今では非難と好奇心の的となり、隠遁生活を余儀なくされている黒人作家。原作ではJ・D・サリンジャーとなっている。
"ムーンライト"・アーチー・グラハム

1905年にニューヨーク・ジャイアンツに在籍。わずか1試合1イニングしか出場せず、打席に立つことなく野球人生を終える。その後、ミネソタ州チザムにおいて、町にはなくてはならない医者として人々に慕われこの世を去る。
ジョン・キンセラ

マイナーリーグで12年間キャッチャーをしていたが、大リーグ入りは果たせなかったレイの父親。シューレス・ジョーが追放になった時は号泣し、レイが17才で家を飛び出して以来、二度と会うこともなく亡くなっている。





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