日本傳空手道 弘真会は、2004年10月、有志を集い設立の運びとなりました。
設立当初より、生涯を通して取り組める武道(空手道)でなければならない、というコンセプトを念頭に、稽古体系や内容、そして技術体系を確立し、主役であ
る道場練習生が一丸となって日々研鑽に励んで参りました。
空手道(武道)は、体格や筋力の大小や年齢は関係ない、と謳いながら稽古体系や技術体系は、まず強靭な体力ありき・・・また、体力・筋力トレーニングを完
全に否定し、理論のみに固執して闘いを語る・・・この様な矛盾した状況は絶対に避けなければなりません。
力を込めるのではなく抜く、技のスピードを上げていくだけではなく、無駄な動きを無くし、始動をいかにスムーズに行うか、細い筋肉に頼らず太い筋
肉を使う、など、あくまで基本的な武道的発想とその技術を磨く事により、多くの方々を救済できる・・・と考えました。そして、その様な技術を身に付ける上
で、「
人それぞれのペース」で行うフィジカルトレーニングは必要不可欠であるとも考えます。決して肉体鍛錬のみに依存せず、されど鍛錬と上手く付き合い、肉体、
技術、そして精神的にも向上を図ります。試合、競技を修行の場として有効な手段と認識しつつ、
試合や競技で勝つ事だけ
に固執した稽古を行わないからこそ、体格、体力に恵まれない方々も、技術の向上をもって、強者となれるのです。
未経験者からスタートした方や経験者、そして子供たちや学生、社会人・・・様々なバックボーンを持った幅広い年代の方々が一同に会し、それぞれの目標に向かって稽古に励んで
います。目指すところは一つではなく、道場生一人ひとりが各々の到達点を目指し進んでいくのです。たとえ細くとも永く、生涯を通じ武道を嗜んで行こうで
はありませんか。