昨今、様々な事件が世間を賑わせており、護身、そして、その心構えを養うという意味も含めて、武道教育というもの が年代を問わず見直されてきております。当会におきましても、稽古内容の問い合わせや見学申し込みをされる 方が増えてきており、改めて武道のニーズの増加、というものを実感しております。


ただ、一方で、やりたい気持ちがありながらも躊躇してしまったり、年齢を理由に断念されたり、殺伐としたイ メージでちょっと抵抗があったり、また、子供にさせたいものの向いていないかも知れない、親同士の付き合いが苦手、強制的な行事参加が不安、という保護者 の方もいらっしゃる事と思います。

まず、武道というのは、やりたい時が始め時、という事が言えます。もちろん体力的な面では、若いに越し たことはありません。しかし、武道は心技体の一致が最も大切です。日常生活で運動不足が気になるので武道をしたい、今より強くなりたい、体を鍛えたい、な ど、自発的にやろうという気持ちがあれば理由として不足はありません。個人個人の体力や生活状況に応じて各々が出来る範囲で行う、それが現代における 武道修行だと当会は考えます。

ですので、殺伐とした中で強制稽古の連続、などという事はありませんので、一般社会人の方にも決して高い敷居ではあ りません。許される時間の中で最大限努力する、という事が現代武道修行の中で最も大切な事です。そしてそれが、今の自分より強くなる為の必要かつ最大の手 段なのです。焦らず、無理せず、長く続けて下さい。自ずと成果はついてきます。

また、保護者の皆様はお子さんに対し、「心の強い人間になってほしい」と思われていらっしゃると思います。
子供が学ぶ武道の目的とは何か、と言われれば、最終的にはそこに行き着きます。大会で優勝する事だけが主目的ではありません。ですから、体力が無いからう ちの子には向かない、というのは本末転倒です。むしろ、そういう子供にこそ武道を経験してほしいと思います。
も ちろん、大会を目標に努力する事は素晴らしい事です。しかし、優勝しても偉い人間ではありません。そこを勘違いしている子供たちを今まで多く目にしてきま した。大会重視、とりあえず勝てば良し、で指導すると、その代償はその子供たち自身が、その後の人生で払わなければいけないのです。

先輩が後輩を思いやり、熟練者が初心者を見守る、それが本来の道場です。そういう場を提供し、子供たちを心身ともに鍛え、健やかな心を育てるお手伝いをする、というのが当会指導員の役割です。

当会では、仕事や家事でお忙しい保護者の皆様のご負担を出来るだけ無くしておりますので、道場活動や行事に、希望者のみと言いながら実質強制的に参加させ られる、という事もありません。子供たちの稽古のサポートをして頂く事が、私たちにとって最大の協力です。成長を見守って下さい。

各道場、クラスでは、道場見学、無料体験を随時実施しております。興味が少しでもおありの方は、まず、見学にお越しください。指導員、道場生一同、お待ちしております。


※ 尚、時間が合わない、どうしても体力に自信がない、この部分を強化したい、ダイエットメニューに特化したい、などご希望の方は個別指導クラスでご相談下さい(本部道場のみ)




日本傳空手道弘真会 指導員一同

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