2002.9.18 神崎川源流
釣り&きのこ&あすなろ

 流釣りも9月中旬となりいよいよ終演を迎えようとしています。
前回入渓した茶屋川支流で振るわなかった事を踏まえて、今回は本命の神埼川本流に決定した。
取り合えず天狗滝迄釣り上り釣果が思わしくなければ天狗滝の少し手前まで戻り、谷尻谷をやろうと密かに決めていた。
今日は快晴、淡青い澄み切った空とオレンジ色の朝日のコントラストがすばらしい。
渓はあくまで清く差し込む光が流れに伴いきらきら輝いている。 うむ・・・景色は最高だが流れが細く乏しいな・・・
永源寺ダム湖も渇水で湖底の一部が露出している。 昔の佐目集落跡だろか? 立ち木や基礎石らしきものが認められる。 ダム湖上部の愛知川に架かる越渓橋より見られる川の流れが細い、確か昨日雨が降ったはずだが?
本流釣りはある程度水量がないと全く釣りにならない、普段でも薄い魚影なのに・・・
気温は14℃少し寒い 厳しい釣りとなりそうな予感がした。


                            
                    天狗滝

天狗滝迄釣り上るがあたり全くなし、仕方なく下谷尻谷出会いまで戻る事にする。
その途中で高さ約1mのおにぎり状の岩より滑り落ちしたたか左膝を打撲する。 あまりの痛さに落ちた状態で5分程その格好のままでうずくまるがまるで埒が開かない。 そのうち紫色に膝が腫れ上がる。
仰向けに寝転び左膝を冷やすため足を渓の流れに浸す、痛みが少し和らぎはじめた。
両岸に生えた木々の間に紺碧の秋の空が見える。 なんと美しい景色なんだろう?
その内面白い事に気が付いた。 銀色に輝く飛行機が1−2分おきに上空を西、東へと横切ることである。
この渓流上空は飛行ルートなのだろうかと・・・  そう云えば以前にこの上流でビバークした時も夜空にライトを点滅した航空機がひっきりなしに飛んでいたっけ。
谷尻谷をあきらめてよろよろと立ち上がるが左膝を曲げられない。 平坦な道ならば何とかなるが源流ではそうは行かない。 まるでイグアナが這いずる如く両手を使って上り下りをする。 時間はたっぷりある。 何とかなるさ!

這って進むと何時もの目線と違うので色々なものが見えてくる。

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   色々なきのこがなんと多いことだろうか
アカヤマドリ
偶然群生地を見つけました。 マツタケと見間違うぐらいよく似ている。 むしろそれよりも大きい、ある地方ではサンビヤクメ(三百匁)とも呼ばれているらしい。 写真のものは傘の直径が20cme以上はある立派なものです、傘の裏は淡い黄色で茎はスポンジ状で縦には裂けない。 食用 炒め物、煮物、焼きもの、スープ等にされる。
マツタケと同様に松混じりの広葉樹林内の地上に単生する。

           あすなろとひのきの葉の違い                .古いナタ目も発見


:今、左膝を氷で冷やしながらこのHPを作成しています。
九月二十八日に弟子たちと今年最後の遡行を計画していましたがどうなることやら・・・・ 残念です。

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