2002.12.02

続・お受験にまつわるあれこれ



クリーニング師試験の合格通知が先日届いた。

イヤミっぽいけど、結構自信があったので、
「そうだろう。そうだろう。」と思った。

ところが、その通知があるだけではダメなのだ。

こんどは「免許申請書」というやつを書いて持って行かなければ免許はもらえない。


用意する物は「申請書」と、「証紙5600円」と
「切手370円分」と「戸籍抄本」


戸籍抄本?

そうか、今度の休みに区役所に行ってもらってこよう。


と、思った。



やっと平日休みが取れたので、お昼休みにかからないようにして
近くの区役所に出かけた。


「戸籍抄本申請書」に必要事項を書き込む。


窓口に提出。


こういうのって、ほんっと苦手だ。


まもなく窓口のおじさんに言われる。

「お父さんとお母さんのお名前を書いてください。」


なんで?


「あの・・・私が世帯主なんですけど・・・」
親は関係ないでしょ?と内心思った。


「いいから書いてください。」


しかたなく父と母の名前を書く。

「しばらくお待ちください」



帰ってきたおじさんは、言うではないか。

「あなたの本籍はここではありませんから、本籍のある役場に行ってください。」
と、実家の町名

えっ??????



なぜなぜなぜ?


曲がりなりにも私は親元離れて自立して、
今住んでいる家も35年ローンとはいえ「持ち家」なのだ。

そんな自負があったのだろう。


なのになんで今更、親が出てくんの?




こうなると、親に頼んで抄本をもらってきてもらうのもなんだか気が進まない。

しゃあない

自分で取りに行くかあ



そして、沙羅と実家のある町へ行く。

京都市内からは1時間くらいのところだ。



懐かしい町は帰るたびに少しずつ様変わりしていたが、
実家へ帰る以外は、行くことがなかったので、
少し(?)昔に思いを馳せる。


ところが、懐かしいはずの町は、ずいぶんと変っていた。


昔あったところに役場は無く、
小学校のあとに役場ができていた。

ブランコや鉄棒や藤棚のあったグラウンドは、アスファルトが敷き詰められ、
役場の駐車場に変っていた。


適当に車を停めて沙羅を待たせて降りてみるが、
どこが役場なのかわからない。


隣には町立幼稚園があった。

ここは昔のままだ。
でも、昔はこの下に二車線の道路があった。

石垣の上に幼稚園があって、
送ってきてくれた祖母が帰ってしまうのが悲しくて、
よくこの上から見送っていたっけ・・・



小学校の門柱と懐かしい地球儀のオブジェが残されていたので
余計にややこしく、
近くにいた女の人に聞いてみたら、なんと
すぐ目の前の建物が役場であった。


戸籍抄本の申請書を書いて提出すると
「京都銀行の窓口で手数料の450円を払ってください。」
と、言われる。

ふ〜ん。


言われるままに窓口へ行き、450円を払って領収書をもらってくる。

あまり待たされることなく抄本はもらえた。


そのあと、トイレを借りて、
外へ出る。


車に乗り込み、スタート。


ところが、車の下で、ゴンゴンっ!と変な音。


降りてみるとなぜかポールが折れ曲がって車の下へ潜り込んでいた。

へっ??



取ろうとしたが取れないので、仕方なくもう少し車を前へ出す。


ん?


ミラーで見てみると、行儀良くならんだ5本のポールが見えた。


なぜ?




???





そうだ!

思い出した。


停めるとき前進駐車したんだった。



なんと前に、ポールがあったのも気づかずに、前進で駐車場から
出てしまったのであった。

5本のポールをなぎ倒していたの?


はははh・・・・(^^ゞ



ポールが柔らかいやつで出来ててよかったわホンマ。




これで戸籍抄本取得は一件落着!!


それにしても・・・


戸籍ってなんなの?



こんなに自立してても 

親のお世話にならずに生活してても

戸籍の上では親の下に自分がある。


と、いうことは、

私は結婚しない限り、
この先ずっと、
ここに戸籍をもらいに来ないといけないのだろうか?

???


沙羅と暮らすために家を買って、
この頃ではここが「終の棲家」であろうかと思っているほどなのに、

「おまえ、そりゃ なんつっても 仮の棲家に過ぎないよ!」

と、言われてしまったような出来事であった。