2004.6.25

ぷーたろう生活


20年近く勤めていた会社を辞めた。

2ヶ月前に辞表を出して、その日が来るのを指折り数えて待っていた。

彼は「勤めを続けても構わない」と言ってくれたが
長時間の勤務と重すぎる責任と、それに見合わない給料に
ほとほと疲れてしまっていた。


そしてついに「ぷーたろう」になった。

とりあえず失業保険もらって、しばらく家でゆっくりしよう。




ぷーたろう第一日目


いつもと同じ時間に起きて沙羅の散歩に行く。


帰ってきてごはんを食べてパソコンに向かう。
(パソコンのお仕事を始めたからなんだけど、けっこう楽しいんだなこれが。
なんせあれほどハマっていたフリーセルがつまらなくなってしまったほど)



そして

すぐにお昼になる。

すると何にも動いてないのにお腹が減る。


お昼ごはん。



会社を辞めたら、これとこれとこれをするって
あらかじめリストを作っていたので
とりあえず掃除を始める


するととつぜん

眠くなる



これがぷーたろうの贅沢だ。

二階に上がってちょっくら昼寝



1時間ほど寝たあと、ギターを弾く。



そして夕方


お待ちかねの沙羅と散歩に行く



帰ってきたらまたお腹が減って
晩ごはん


テレビを見てお風呂に入る





こんな風に一日が終わった。



なんかとっても充実した気分で、
ゆっくりゆっくり一日を過ごす。

時間の流れ方まで変わってしまったようだ。




ぷーたろう2日目


やっぱりいつもの時間に目が覚めて
沙羅と散歩に行く。

この頃70才になる母が携帯メールを始めたので
散歩しながら毎日メールを送る。


母からのメールは
ほとんどがひらがなで、たまに漢字が入ってたりするけど
字が違っている。
でもその年になって始められるのは、すごいと思う。



散歩から帰ってきてごはんを食べて、


パソコンに向かって


お昼ごはん


掃除の途中で昼寝して


夕方に沙羅と散歩に行く。



兄やベンちゃんのお父さんに
「そのうち退屈でしかたなくなるわ。」と言われる。


そうなんだろうか


でも

会社を辞めたことは後悔していない
いかに自分にはそれがストレスだったかが
今になってよくわかる。



私がぷーたろうになって、
沙羅は喜んでいるのだろうか


一日家にいても
掃除をしたり、パソコンにかかりっきりになったりして、
沙羅の相手をしてやる時間は、仕事をしているときと
あんまり変わらない。

沙羅にブラシをかけてやったり耳掃除をしてやる
時間はゆっくり取れるようになったけど・・・


でも
こうしている今も
沙羅はなんだか安心した様子で
私の足下に寝そべっているので
やっぱりよかったのかもしれないな


ぷーたろう生活はまだつづく