2001年度、留学の機会を与えられ、オーストラリアのシドニーにあるニューサウスウェールズ大学に1年間留学していました。
世界で最も住んでみたい町(どんなアンケートだったから忘れてしまいましたが)のNo.1かNo.2に掲げられるシドニーは、気候が温暖でかつ治安も比較的良く、大都会というのに中心部から歩いていける距離に有名なきれいなビーチがあるなど本当にすばらしい所でした。
ニューサウスウェールズ大学は、シドニーの南部にあり、シドニーの真ん中にあるセントラル駅からバスで15分くらい、距離で4kmほどです。
大学のキャンパスは広く、アジアからの留学生も多いようで、なかなか活気がありました。
私がお世話になっていたのは、経営学部国際経営学科のシドニー・グレイ教授で、国際会計の分野でも有名な先生です。私自身の主専攻「アジア会計論」から財務会計の先生ではなくて、会計文化の国際比較研究も視野に入れて、グレイ先生にお世話になることにしました。とはいっても、経営学部会計学科は同じフロアーにあり、国際経営学科長のグレイ先生と会計関連の先生方には交流があって、その点でも私には大きな便益がありました。
8月末には、ミラー先生主宰の国際会計のコースで「日本の会計」について講義しました。大学院、学部それぞれで講義しましたが、大学院の方の国際会計は会計の科目の中でも、留学生の受講者が多く、アジア各国からを中心に7割方が留学生でした。
また、こちらではUNSW日本人学生会(NSA)の学生諸君と交流を持ちました。中学からこちらの学校という日本人学生もいれば、1年間だけの短期留学生もいます。全豪中でもレベルの高いUNSWに留学しているだけあって、評価がきついせいか、皆、熱心に勉学に勤しんでいます。あまりコンパなどはないのですが、この間、授業期間の一番最後の日に忘年会があったので、参加してきました。授業期間終了後、1週間の休みを挟んで、3週間ほどの試験期間があります。
12月7日に、UNSW会計学科スタッフのクリスマスパーティ(というより日本式に忘年会といった方が適当かもしれません)がシドニー空港近くのホテル・レストランでありました。もう今年も終わりになってきたなぁと実感しました。
12月14日に、UNSW国際経営学科のクリスマス昼食会に出席してきました。
12月始めにはチャッツウッドでのキャロルに参加してきました。12月20日ぐらいから全部に参加できないほど、シドニー各所でキャロルがありました。最大のものは、12月22日のドメインでのキャロルでしょう。12月24日はダーリングハーバーでのキャロルに参加してきました。
1年間の留学生活はあっという間のできごとだったような気がします。
2002年5月
木本 圭一