欲求

世間を断ち切る考え

 他人を意識した行動を起こさないということは、「世間 他者」を見て「否定されないた
め」「認められるため」という行動を起こさないということです。

 しかし、そうした行動を起こさないとなれば、「否定されるのではないか」という
人への不信が自分を不安にさせてしまいます。

 そのため「世間 他者」からの否定を理由にした行動をやめようとすれば
不信を向ける多くの他人の存在を、自分の中から完全に失くしてしまおうとする考えを起
こします。

「他人の行動にかかわりのないことなら、何をしようが自分のことであり、他人には関係の
ないこと」
「自分の行動にかかわりのない他人の行動なら、自分にとってはどうでもいいことであり
何も関係のないこと」
と考え、「世間 他者」の存在を意識の中から断ち切り、それと共に否定への思いを
無いものとし、そうした存在からの否定を恐れた考え、行動を失くしてしまいます。

 親が自分の思い通りにしようとして、子供を否定し、愛を切り、そんな子はどうでもいい
と、子供の存在を断ち切ることをしていれば、その子供が自分を満たそうとして、かかわり
のない他人の存在を、どうでもいいものと否定し断ち切ることぐらい簡単にできてしまいま
す。


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