家庭内暴力 引きこもり

引きこもり

 親にひどい思いをさせられている幼い子供は、親の友人など自分の知らない人が現れれ
ば、親がそばにいても怯え、親の後ろに隠れたり、泣き出したりします。

 自分に愛する行動を起こしてくる親が、一変して愛する行動を起こさず、自分にひどい否
定をし、愛を切るという幼い子供にとっては命にもかかわる理解しえないことが何度も繰り
返され、心に強く残り、そのような親が人というものと信じてしまいますので、自分に愛する
行動を起こす確信のない他者が現れれば、愛する行動以外の行動を起こす、ひどい否定
をしてくる者と感じてしまいます。
 そして、怯えほどの不安が意識の中に表れ、愛してもくれると信じる親にすがりついてし
まいます。

 このことと同じように、他者に対して否定される不安、恐れを強く感じ、そこからでしか
世間、他者を見られなくなってしまった子供が、その苦しみ、不安から逃れるために
世間という他者を避け、自分に愛情を持っていると信じる親のもとに隠れてしまうのが
引きこもりです。

 しかし、そうして避けていても、その自分のことを「否定の存在」「ダメな存在」「認められな
い存在」と、自分の中で感じ続けており、そこから抜け出そうとしても、その手段を見失って
いるため、どうすることもできず、苦しみ、不安が癒えることはありません。

 親、世間、他者に「否定されない認められた存在」になるための行動を起こそうと頭の中
では思っていても、そのためには世間、他者というものの前に出て行かなければならず
その世間、他者を見れば、どこから来るか分からない否定に怯え、行動に移すことはでき
ません。

 今の状況から抜け出したい。弱さをなくしたい。でも不安で、怖くて、どうすることもできな
いと繰り返すだけで答えは見つからず、苦しみだけになります。


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