虐待

自分のこと

 この世には、親という生き物はいません。
 私達は、人という生き物です。

 人という生き物が、親としての行動を我が子に起こせて、「親という行動を起こせる人」
「親という行動を起こせる自分」となります。
 
 子供がいるというそれだけの理由では、親にはなれません。

 子供といても友達といても仕事をしていても、自分は自分であり、何に変身するわけでも
行動が起こせる知識が人と向かい合っただけで湧いてくるわけでもありません。

 親としての行動を起こしたければ、そう思うその人自身が学び、理解し、考えられなけれ
ば親としての行動は起こせません。

 親としてやっている行動は、すべて自分自身のことであり、自分自身の役割です。
 子供のことではありません。
 
 子供を育てるのは、子供を育てる親のことです。
 子供や誰かにやらされていることでも、誰かの代わりにやってあげていることでもありま
せん。

 それを「子供のためにやってあげている」「自分が働いて養ってやっている」「育ててやっ
ている」という人は、自分を失くしている人であり、子供が下の立場であることを分からせな
いと(分かってもらわないと)子供の前での自分の存在、行動が成り立たない人です。

 やらせようとする人は、結局、相手にやってもらわなければどうしようもない人です。
 ですから上下関係を必要とします。

 自分の存在、感情、思い、行動を他者によって満たそうとする人、そのような人が
上下関係を必要とするのです。


トップへ
戻る
前へ
次へ