旨いもん食うぞ! 2005北海道ツーリング 其の弐


<7月26日>
 上陸4日目、オサルシナイキャンプ場のバンガロー。朝起きてみたら、小雨がしとしと降っている。
 テントを張らずにバンガローにしたのは正解やったみたい。濡れたテントを撤収するのって、嫌やもんねー(>_<)。

 昨日、あとから来て、テントを張ったまこりんたちは、この日、上士幌周辺で過ごす予定なので、しばらく天気の様子を
見てから出発するとのことで、のんびりしてる。
 軽く朝食をとったあと、道東へ向かう予定の我々は、雨中走行を覚悟して、カッパを着て出発したのでした。

芝生のテントサイトは快適そうです。

オサルシナイキャンプ場。
小雨の降る中、テントから出て歯磨きするまこりん。
まこりん、カズさんとはここでお別れ。また会おう!

この日は一日雨の予報。
カッパを着て出発の準備。気が重いねぇ〜。

(ここ、オサルシナイキャンプ場は、北から行っても南から行ってもダートを4kmほど走らなければたどり着けない自然の中のキャンプ場。
テントサイトも、なんと6人泊まれるバンガローも無料!
 でも、音更町の財政難からか、2005年をもって閉鎖する予定だとか。・・・ライダーの天国、北海道にも地方財政問題は押し寄せている。
・・・有料にして少しばかりの料金を取ってでも続けて欲しいと思うが、少しばかりの収入では維持管理は困難か。・・・残念です。)


 雨で締まったダートを、オン車4台で慎重に慎重に走りぬけ、無事、舗装路に出たときは一安心。いくちゃんもダートを経験して
自信がついたかな。
 R38に出たあとは、ひたすら一本道。雨の中、信号待ちでお互いに言葉を交わす以外は、ただ黙々と東を目指す。

 途中、ホクレンのスタンドで給油とごみ捨てをさせてもらう。
オサルシナイキャンプ場はありがたいことに無料やけど、ごみ処理まではやってくれない。ごみは全て持ち帰りなのだ。
これがバイク乗りにはけっこう辛いが、素晴らしい北海道の環境を、ごみの放置で汚すわけにはいかない。
 スタンドの兄ちゃんに了解をもらい、資源ごみ・ペットボトル・燃えるごみと分別してごみ箱へ。
 あー、タンクは満タン、ごみ捨てしてすっきり! ついでにトイレも!?

 いくちゃんとじゅんちゃんは、このスタンドで、ホクレンフラッグ初ゲット!ここは道東版・緑のフラッグでした。
このあたり、レギュラー1リットル117円+消費税(=122.85円)。←税の二重取り!

 再び走り出したあとは、一路、昼メシポイント・「道の駅しらぬか」へ。

 音別から白糠までのR38「釧路国道」は、ほぼフラットな直線路。
途中、穏やかなアップダウンを繰り返し、右手には太平洋、左手にはビール!・・・いやいや、ちゃうがな!
 左手には十勝原野を見ながら走る快適国道なんやけど・・・雨じゃあね。
 薄暗い太平洋から押し寄せる激しい波を横目で眺めつつ、時々グローブでシールドを拭いながら、安全速度で安全走行。

 ちょうどお昼タイム、ようやく到着しました「道の駅しらぬか恋問(こいとい)」。
 ココの名物、知ってござるか? なに?そんなことも「知らぬか」!
などとおやじギャグを飛ばしたが、みんなの冷たい目。・・・そう、雨で寒かったからね。
(夏だというのに、この日の服装は、モンベルのライトウエイト長袖シャツ+ウイックロン半袖Tシャツ+トレーナー+ライダー
ジャケット+カッパ。・・・気温は15℃!)

〜きらきら輝く豚肉の誘惑〜
道の駅しらぬか恋問の
名物、「この豚丼」。
(どの豚丼?って 
 ツッコミはなしよ)

豚肉が6枚入って980円。
(4枚入りは840円。)

こってりうみゃい豚肉は
ごはんがススム君です。

結構ボリュームがあって
お腹一杯でした。
大満足!

 雨の日のライダーはツライ。
ようやく道の駅に到着しても、建物の入り口で、ずぶ濡れになったヘルメットとカッパを脱いで、脱いだそれをどこに
置こうかと悩みながら周りを見回し、それなりの置き場所を見つけてやっと一段落。
湿ったシャツとズボンを気にしながら、遠慮がちに店に入る。

 濡れたものを身体から取っ払って、ようやく人心地。レストランに入って、さー何を食う?(・・・って、豚丼を食うために
来たんでしょ!)
 メニューには、「この豚丼 豚6枚980円 豚4枚840円」とある。2枚多くて140円の違い? そりゃー6枚でしょ!
と当然のように6枚入りをちうもん。
これが結構ボリュームがあった。こってり甘い豚肉がうみゃくて、わしわしと食いだしたが、表面の豚肉を食い終わると、
中からも豚肉が・・・。
すべて食い終わる頃には、お腹一杯状態。(結局、豚を一切れ残してしまった(>_<)。)
 じゅんちゃんもごはんと豚肉を残してしまったが、それも当然のように平らげてしまったフカヒロはエライ!


 お腹一杯になった後は、再び快適なツーリング・・・てなことはなくて、再び濡れたカッパとヘルメットを装着、再び
雨中の人となりました。
 釧路市内を抜けるR38〜R44は、なぜだかやたら曲がりくねっている。
道路標識に従って国道を走っていくと、交差点2つ3つごとに左折・右折を繰り返させられる。なんやねん!? 
もうちょっとすんなり行けんのかい?

 R44、道の駅・厚岸グルメパークで小休止。
 北海道の道の駅で見るのは、いろんなタイプのキティちゃんストラップ。
ココで見たのは「いくら丼キティ」。なぜかいくらのかぶり物をかぶったキティちゃんがいくら丼に入ってる。
これ、気に入った。(←買わんけど。)
 それともうひとつ、傑作なものを発見! げげげの目玉おやじシリーズ。 ココの目玉おやじは、カニのはさみで
目玉(頭?)を鋏まれている!
 なんて悲惨な目玉おやじ!ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!
 別の道の駅では、熊に目玉(頭?)を噛まれている目玉おやじもあるとか・・・。
すごいぞ、北海道のげげげの目玉おやじ!!


 道東の寒い雨がようやく上がった夕方4時ごろ、根室に到着。この日の宿は、根室のライダーハウス
インディアン サマー カンパニー」。
 ワシにとってここは3回目。根室では必ずココに泊まる。
 おばちゃんは相変わらず気さくで、ワシの顔を見るなり、「あなた、初めてじゃないわよねー。」ときた。
2回目のフカヒロもおばちゃんに顔を覚えられてたらしい。おばちゃんは、毎年何百人も来るライダーの顔を、
結構覚えているんだとか。すごいよねー。
 熱いお茶をいただきながら話していると、根室は今日は雨は降ってなかったとのこと。
・・・音更から根室まで降り続いた雨は、なんやったねんな!?

 ここは、海産物を1000円以上買うと泊りがついてくるというシステム。名物はもちろん花咲ガニ!
 ワシの場合、いつもここから花咲ガニを土産に送るので、夕食用の花咲ガニをサービスでもらえて、
しかも泊まりもタダ!というお得な内容となっております。

 濡れたカッパを脱いで、必要な荷物を2階の寝室兼宴会場(これがとても広い集会場のような座敷)に上げて、一段落。
さあ、風呂に行こう。銭湯までは徒歩10分以内。途中には百均ショップやスーパーもありの、なかなかの立地。
しかも、このライダーハウス、隣はセイコマ(お酒もあり)という、めちゃ便利な場所です。

2001年7月の写真。ちょっと若い?

4年前、息子とタンデムでここを
訪れたときの写真が貼られてました。
生活道具一式積載のため、積み下ろしがタイヘン(^_^;)。

寝場所を確保して、くつろぐフカヒロ。
いや、そないにしなつくらんでも・・・(^_^;)
根室周辺でしか採れないカニ。めちゃ美味!

これが、ここの名物 花咲ガニ!
あまりの旨さに、食うのが忙しくて会話が続かない。
ひとつでけっこうお腹一杯やで。
台風7号接近! 翌日は連泊を決め込む人も・・・

当日、泊まり合わせたライダー・チャリダーたちと。
年齢・居住地、みんなばらばらや〜。
そやけどそれがおもろい! ライダーハウス万歳!

 この日、台風7号が関東に接近中。予報では、太平洋を北上し、翌日、道東を直撃するとか・・・。
 銭湯のコインランドリーで洗濯しながら、TVの天気予報に釘付け。
 さしあたり、ライダーハウスにいる間は安全やけど、明日からどーする? 道北・道央も行きたいし・・・。
 まー、明日の朝起きたときの天気を見て考えよー! と、インディアン サマー カンパニーに戻ってからは、
カニの美味さも手伝って、どんどんと宴会モードに突入していくのでした・・・。

つづく
旨いもん食うぞ! 2005北海道ツーリング 其の参
旨いもん食うぞ! 2005北海道ツーリング 其の参


ツーリングのトップに戻る
トップへ
トップへ
戻る
戻る