北朝鮮は安保理決議を受け入れよ

日本共産党 志位委員長が談話

 10月14日(日本時間15日未明)、国連安全保障理事会は、北朝鮮に核実験の停止などを求める安保理決議を全会一致で、採択しました。

 このことを受けての日本共産党志位和夫委員長の談話を紹介します。

 一、10月14日(日本時間15日未明)、国連安全保障理事会は、全会一致で、北朝鮮にさらなる核実験や弾道ミサイル発射の停止、無条件での6カ国協議への復帰、核兵器と核開発計画の放棄を要求するとともに、北朝鮮にたいして国連憲章第7章第41条にもとづき経済制裁の措置をとることを決定した。

 わが党は、北朝鮮の核実験にきびしく抗議するとともに、国際社会が一致協力し、平和的・外交的に問題の解決をはかることを求めてきた。この立場から、非軍事的措置によって事態の解決をめざす国連安保理決議が、全会一致で採択されたことを歓迎する。北朝鮮政府が、この安保理決議の要求をすみやかに受け入れることを強く要求する。

 一、安保理決議は、制裁措置は、非軍事的なものに限定する立場にたっている。決議のなかで、国連加盟国、とりわけ6カ国協議の当事国にたいして、朝鮮半島の非核化を誓約した昨年9月19日の「共同声明」の速やかな履行をめざし、「緊張を激化させる可能性があるいかなる行動も慎み、6カ国協議の早期再開を促進する外交努力」をさらに強めることを求めていることも、重視されるべきである。

 一、わが党は、日本政府に、国連安保理決議を順守し、国際的協調の努力を強めつつ、事態を外交的・平和的に解決するために力をつくすことを、求めるものである。

東大阪市議会「北朝鮮の地下核実験に抗議し、核の廃棄を求める決議」への態度について

 東大阪市議会は17日、「北朝鮮の地下核実験に抗議し、核の廃棄を求める」決議をしました。

 日本共産党市議団は声明を発表しました。ポイントを紹介します。

 決議案は北朝鮮の核実験に抗議する意思や、厳しい措置をとることを表明するなど大部分賛成できる内容でしたが、一点だけ事実でないものが含まれているため日本共産党は棄権しました。

 決議は、北朝鮮を「共産主義一党独裁」としています。しかし、北朝鮮は、特定の父子への個人崇拝と一党支配の体制であり、「共産主義」とは無縁のものです。北朝鮮自身が、個人崇拝を柱とする「チュチェ思想」を自称し、「共産主義」とは異なるものであることを明らかにしています。「共産主義一党独裁」の文言は明白に事実に反しています。全会一致の決議こそ北朝鮮に強いメッセージを送ることになるから、事実と違う点を削除し、全会一致の決議になるよう求めましたが、合意には至りませんでした。

若者に広がる「デートDV」

 最近、十代、二十代のカップルの間で「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」が問題になっています。殴る、けるなどの身体的な暴力、「毎日電話を強制される」など、精神的、性的、経済的暴力も含まれます。

女子高生の10人に1人被害に

高校生の被害経験・加害経験の数のグラフ。男子は被害35人、加害80人。女子は被害139人、加害57人。回答者数は男子1156人、女子1332人。 長崎の「NPO法人 DV防止ながさき」が行った調査(グラフ)では女子高生の10人に1人、女子大生の6人に1人がデートDVを受けていることがわかりました。アンケート結果からは常に携帯電話にメールをし、相手の行動を監視する、携帯電話を勝手にチェックするなどという束縛、干渉を受けているケースが多いという実態が見えてきました。

 DV被害に遭っていると気付いたら一人で悩まず家族や友達、公的機関などに相談してください。

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