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拳龍会について
 ◇拳龍会のあゆみ
 ◇流祖について
 ◆道歌
 ◇拳の大要八句

道場紹介

秘伝道歌

流祖の詠まれた修業感、流祖の好まれた武道訓から廣川先生が精選されたものを拳龍会秘伝道歌としています

糸東流空手道流祖 摩文仁 賢和 詠

修業感何事も うち忘れたり ひたすらに 武の島さして こぐが楽しき

拳龍会初代会長 廣川 弘 選

この道は 折り目を正す 道なれば いたらぬとても 身の徳となる
空手とは まず身のかきを 本として さてその後に 人に勝つべし
組手武を習い 人を損ねる ことならば 天下一にも なりて益なし
捨身切り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ 踏み込み見れば あとは極楽
禁躰おのが身に われが非を打つ 工夫して つもる位の 心よく知れ
三戦この道の 拳のみなもと たずねやで 浅瀬を走る 智恵ぞはかなき
有構無構かまえとて ままに習い おぼえても 用いる時は 身のあだとなる
自然体拳はただ 梅の立木の 姿にて すぐなる道に 花を咲かせよ
放つ位張れや張れ ただゆるみなき 梓弓 放つ矢先は 知らぬなりけり
器量よく 力あるとも 借りものぞ いのちのもとの 気こそ我なり
柔の理さまざまに 敵をあしらう その技は 心静かに 流すそのさま
剛柔一体巨いなる 道の心を たずぬれば 剛に柔あり 柔に剛あり
相抜け(間合)敵拳の 一寸かわすと 見るならば 合抜けて攻め 我が身あずけて
守破離この師をば 成程えらみ とりたらば わが思惑は 捨ててつとめよ
入身入身する 心ざしある 人ならば 勝つことやめて 負けて見よかし
進退手先にて 突き出す拳は 弱みなり ふみ込み突くも 身にて突くべし
研修のびのびと 稽古の時に よく負けて まことの勝の あるようにせよ
体得この道は よく習いつつ よくおぼえ 忘れて勝つぞ まこととはいう
突くとても 無理やり 突くと思うなよ 手の内拍子に のりて機の勝
敵味方 なにと乱れて 隙なくも 入るは拍子に 突くが間の勝ち
序破急ゆるやかな 動きの中に ひそめたる 研ぎに研ぎたる 急変の拳
気合エイヤーの 気合の下こそ 秘術なり 神もほほえむ 勝負なりけり
技法無限空手とは 上手と人に 言われても へり下らねば 一生の下手
勝負思えたゞ 勝負は時の 運ぞかし 己れをつくす 人のまことを
すだれわが色は 敵に知られぬ 手立てにて 考えてとれ 敵の色合
自在稽古には 品もかわるぞ さまざまに さそう心得 手しな身の曲
清濁併呑兵法は こころざしさえ 正しくば 濁も味わい 心してとれ
任道軽くなく 重くはあらじ おそからず 急ぐ心を あしきとぞいう
極意深山路を ほのかにみれば 奥深し 分け入り行かば 里に出にけり
水月の位この道は まことの所作を 修行して 心静かに なれば名人
仁義礼智信つねづねに 五常の心 なき人に 家伝の兵法 印可許すな
君子の拳世を保ち 国の守りと なる人の 心に兵法 つかわぬはなし

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