Modulus FB4 コピーモデルの作成


※カメラが良いので写りが良くてかなり綺麗な楽器に仕上がっているように見えますが、それは気のせいです。過度の期待は禁物です(笑)。
 また、途中で失敗した場合は気分が萎えて更新をストップすることもあるのでご了承ください。


■Modulus FB4 コピーモデルの作成

2007.8.20

ピックガードを作ろうとボディーをスキャンした画像を照らし合わせていて、実はネックポケットとボディーの位置関係が間違っていることに気が付きました(^_^;)。ということで急遽ネックポケットをブリッジ側に7ミリずらす作業を行いました。そうなるとピックアップやブリッジの位置関係もおかしくなるのでは、、、と思っていたのですがこれは何故か両方とも大丈夫でした。不思議です(笑)。

ということでブリッジの位置も決めて試しに弦を張れる状態にして記念撮影。ネックの高さも弦高も問題なく、ブリッジの弦高調整もオクターブ調整もうまく機能する事を確認。現状で非常に軽量に仕上がっており、少々重いハードウエアを選択しても楽に目標の4Kgに収まりそうです。それでいてロッドの入っていないカーボングラファイトネックのお陰でボディーバランスは全く問題ありません。

2007.8.30

いろいろ検討した結果、塗装に関して協力してくれる人物が現れたのでウレタンを使ったフレーク塗装にすることに決定しました。

ということで簡単に木地調整を済ませウッドシーラーを塗りました。なんだか水に濡れてしまったような色目になってしまいました。

でも乾燥してしまえば元の色目に戻ります。このままフレーク塗装を決行するまで待機です。

ちなみにウッドシーラーは刷毛塗りです。

   2007.9.1
予定が合うまでの間にピックガードを作っておきます。発泡塩ビシートにネックポケットとピックアップホールをザグリましたが、直接本体に貼り付けて目地払いビットにて切断後に型紙を貼り付けます。

いつものようにデザインナイフで切断しガイドを作ります。ここから先の行程はいつも通りです。

(少々トラブルがあり写真撮影を忘れました、、、)

ピックアップのハイトアジャスターは2.6mmのネジを使うことにしました。

受け側に真鍮製のスピンサートを打ち込んでいます。 下穴を開けて木工用アロンアルファを流した後に打ち込みます。直接叩かずに当て金を使って打ち込むと綺麗に出来ます。

お気に入りのEMG MM TWです。確認のために取り付けてみました。

トリプルコイル仕様で通常のミュージックマンのようなハムバッキングサウンドですが、コイルタップすることでシングルコイルの音色も得ることが出来ます。苦手なハムバッキングサウンドですが、このピックアップに関してはそれほど癖もなくお気に入りの一つです。

まだまだ完成しませんがいつものようにパーツを並べてみました。

出来上がったばかりのピックガードがいい感じで、ネックを取り付けて配線だけすればいつでも音が出る状態ではあります。しかし最終的にはステージで使うことを目標に作っているので、ド派手な塗装を省略するわけにはいかないのです!!

2007.9.10
キャビティーの位置が内側にずれてしまったので、本来ポットが収まる位置に収まりません。取り敢えず応急的に拡張してみましたが、、、。これはやり直す可能性大ですな〜、、、、
2007.9.12

こちらは手元に戻ってきた本物のFlea Bassです。比較してみると写真から製作した自作の方が約4%ほど小型で、約6%ほどスリムでした。通常のサイズと比べて少し小さいボディーをWarmothやSadowskyでは"Dinky"と呼んでいるようですので、区別するために今回製作中のは"Dinky FLEA"と呼ぶことにします。

※Maniac日記では"なんちゃってFlea"或いは"なんちゃって"と呼称(笑)

  2007.9.15
帰ってきた本物合わせでフタを作成。

本物を検証したところDinky FLEAよりもキャビティーがかなり大きいので拡張することにしました。ビスを留める位置などが初期型と現行では違うこともあって、すでにザグッてある穴を考慮した上で治具も修正しました。

口を開いて作業していたら木屑が全部口の中に入ってきました(笑)。ペッペッ、、、、

かなりゆとりが出来たのでポットも楽に収まりそうです。

修正を行いながらフリーハンドによるトリマー作業も行ったので、多少ボコボコしている箇所があります。見えない場所は機能優先なのであります(苦しい言い訳(^^ゞ)