Modulus FB4 コピーモデルの作成


※カメラが良いので写りが良くてかなり綺麗な楽器に仕上がっているように見えますが、それは気のせいです。過度の期待は禁物です(笑)。
 また、途中で失敗した場合は気分が萎えて更新をストップすることもあるのでご了承ください。


■Modulus FB4 コピーモデルの作成

2007.8.1

ピックアップザグリ用のテンプレートを製作中です。
横方向が少しきつかったのでガイドを使って修正中です。

ボーズ面トリマービットを使ってボディーの面取りを行いました。2.5分(8R)です。

一部チップしてしまって思わぬへこみが出来てしまいました。

作業中に出るアルダーの粉をタイトボンドで練ってパテにして補修を行いました。
2007.8.4

テンプレートを作るためのガイドです。これを使用してテンプレートを作り、コントロール系が収まるキャビティーを掘っていきます。

今回は裏蓋を落とし込む構造にするために、キャビティー本体とフタ専用の2枚のテンプレートを作りました。

 2007.8.6

まずはキャビティー本体を削ります。

かなり深く掘る必要があるのでテンプレート+ストレートビットから途中でテンプレートを外してコロ付きストレートビットで掘っていきます。

最終的にはトリマーベースを一枚にしてしまって、更にチャックの咥えを極限まで少なくして少しずつ恐る恐る掘っていきます。

フタが収まる落とし込み部分を作りました。ここには3ミリ厚の塩ビで作ったフタが収まります。

塗装後にはスピンサートというネジを受ける真鍮のベースを打ち込む予定です。

  2007.8.11

ピックアップを収める穴もテンプレートを使ってザグッていきます。18ミリ程度の深さなのでストレートビットだけで作業完了です。

ここは木ネジではなくスピンサート+真鍮ネジでピックアップの高さを微調整できるMusicmanのアイデアを頂く予定です。スピンサート&ネジは2.6mmのものを使用するので下穴は4mmです。

開け終わったピックアップの穴から専用のドリル刃を使ってコントロールキャビティーに配線用の穴を開けます。距離にすると大したことはないのですが、ドリル本体とボディーが干渉しないように長い刃が必要なのです。

この後、ブリッジアースの穴も開けました。

取り敢えず部品を置いてみました。いい感じです。
この時点ではまだネックポケットの位置が違っていることに気が付いていません、、、。既にネックを留めるネジ穴は開けちゃってます(-。-;)。
    2007.8.12
ノコヤスリなる工具を見つけました。鉄ノコを何枚も組み合わせたもので、かなり強力に削れます。誤って何処かに触れると容赦なく削れてしまいます。
機能上の問題がない程度に削っておきました。自分にとってはこれ位で充分で、さらにここから電動サンダーにて丸める作業を行いました。

角利の豆反鉋(カンナ)を使用してコンターを削ります。柔らかいアルダーに良く切れる角利の刃物のお陰で10分少々でほぼ削り終わりました。恐るべし!

電動サンダーを使用して滑らかに仕上げていきます。少し削っては手と目で確認してという作業を繰り返します。ちなみに屋外での作業ですので蚊取り線香と虫除けスプレーは必須で、これがないと集中して作業が出来ません(笑)。

ダークカラーの塗装を行った場合に凸凹が目立つらしいので、堅い樫の丸棒に#100の紙ヤスリを巻き付けて更に表面を慣らしています。

この後、各所をチェックし修正を行いながらゆっくりと下地を仕上げていきます。何しろ今年は酷暑で塗装には完全に不向きな気候だからです。秋口から塗装に入れるよう準備を進めています。