日記

■バイク乗りの週刊日記−2004年前期版

ここではその週にあったことや思ったことを徒然なるままに書いていこうかと思っております。

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■6/6(日)

 最近の色々。個人的に神林フェア。
 神林長平原作OVA「戦闘妖精雪風」OPERATION 4を見た。このシリーズはOPERATION 1の雪風、最後の出撃シーンだけみれば後はもういいって気が…(苦笑)。それくらいあのシーンはカッコいいのですけど。あとはオンキヨーの5.1ch環境が手に入ったので、音に関してはさすがに面白いです。でもスピーカーがしょぼいからCDなんかを聴くと持ってるミニコンポの方が絶対音がいいんですよね。音楽環境は多少こだわりがあるんで、安物ではないしね。
 神林長平「膚(はだえ)の下」「麦撃機の飛ぶ空」読了。「膚の下」は火星3部作の最終章。これは大作です。お薦めの作品。時間掛かりますけど。ハードカバーであの「猶予の月」より高い2800円は伊達じゃないです。神林作品おすすめ10作の中には間違いなく入りますな。おすすめ5作は…おすすめが多すぎて絞るのが難しいです(笑)。そして神林作品を順に読んでいると、(失礼な話ではありますが)随分と成長したなぁと思います。こうした親子関係が描けるのは。「麦撃機の飛ぶ空」は、短編集です。短編は私があんまり好みではないんで、どうこうはないんですが。
 陰陽座「夢幻泡影」。陰陽座のアルバムの中でもこれが一等のお気に入りです。ここのところこればかり聴いています。今までのアルバムよりもヘヴィにメタルです。日本語もよりわかりにくくなってるのが何ですが。


■6/3(木)

 前はよくセルフのガソリンスタンドに行っていたのですが、ここ2年ほどはあまり行かなくなりました。結局そんなに値段差がないことが多いですし、1円2円ならセルフに行くほどのこともないなと思うんですよね。
 それよりも、セルフのGSが増えるのは今の世の中あんまりいいことではないと思うのですよ。セルフが安いのは人が少ないから安いわけで、要するにその分失業者が出ているわけです。国民全体の給与が下がれば景気もよくならないし、結局のところ自分に返ってきているのではないかと。
 安いことはいいことだと長い間思ってきたのですが、そうでもないことに気がついてきたわけで。経営努力による安さならいいのですが、今はすでにそういうレベルを超えて、正社員を減らすとか海外で生産するとか、国民全体の給料が減って安くなっているのであって、それって全然いいことではないなぁと。


■5/23(日)

 隼のエンジンオイルとリアブレーキパッドを交換しました。しかし、ふと見るとリアタイヤがスリップサインが出そうでした。ううむ、別にプラグとエアクリーナーエレメントも注文しているし、DF200Eもリアタイヤとブレーキシューが摩耗していて、エンジンオイルは先日交換したばかりだし、自動車税も車検もここ一月以内だったし、バイクを維持するというのも金が掛かるものだなぁと少し途方に暮れる思いです(苦笑)。
 リアタイヤと言えば、BT-012SSというブリヂストンで一番のハイグリップタイヤなんですが、8500kmも保ってます。フロントのブレーキやチェーンは3万キロ超えても一度も換えてないし、自分はいったいどんな乗り方をしているのかと…(苦笑)。


■5/10(月)

 新しいマシンを導入。と言ってもバイクではなくパソコンですが。結構前から調子が悪くて、最近は作業効率に影響するくらいだったので思い切って買い換えました。BTOで57000円ほどのパソコンです。CPUにAMDのAthlonXP2500+を搭載しています。いままでAthlon700のマシンだったのですが、劇的に速いですね。特にインターネットのスピードが驚くほど速くなりました。まさかマシンがボトルネックになっているとは思わなかったです。もうこれ以上のスピードはいらね〜って思うんですが、数年したらまた遅く感じるんでしょうかねぇ。


■5/6(木)

 GWは相変わらず四国へ行ってきました。友人が全滅だったので気儘な一人旅です。初日は和歌山港からフェリーで徳島へ。剣山の民宿に宿を取っていたのですが、まっすぐ行っても時間が余るので、脇町のうだつの町並みを見てきました。「うだつが上がらない」のうだつです。まあ一種の防火壁なんですが。
 5/1は剣山の山開きがあって、それが10時半からということで、時間があるので剣山に登ってきました。下りはロープウェイを使いましたけど。山開きは大々的なイベントというよりは、村のお祭り的なものでした。
 距離的にどうかと思いましたが、四国カルストでキャンプです。夕焼けには間に合いませんでしたが、どっちみちまにあっても夕焼けはみられなかったようです。またキャンプ場が有料に戻っていて、300円でした。有料でもいいから潰れないでくれてよかったです。
 四国カルストから石鎚山へ。今回のメインは石鎚山登山なのです。石鎚スカイライン方面から登って2時間ほどで頂上です。人が多くて登山客で登山道が渋滞するのは困りものでしたが。全体にはなだらかで登りやすいです。最後の100mほどを除いて。
 四国カルストに帰ってみるとデュラムさんとその友人がいました。ちょっと夜は寒かったね〜。
 帰りはフェリーがひどい混みようで、待ち時間が長かったので、高速で帰る羽目になってしまいました。まあ高速は思ったほどこんでなかったですけど。


■4/12(月)

 R425全線走破を目指してツーリングしてきました。しかし前日の飲み会で3次会まで付き合わされてしまって、御坊市側入り口についたのが丁度昼12時(苦笑)。3時には十津川温泉付近に着いて、できれば下北山村付近まで行って宿を取りたかったのですが、なかなかうまく行かず、時間も過ぎつつあったので十津川温泉で宿を取りました。時間があるので、民俗資料館などを見てから宿へ。最近、民俗学的なことに興味があるのでこの手の資料館は面白いです。というか、十津川で史跡巡りだけで一日遊べそうです。
 宿は民宿でしたが、温泉が付いて晩飯が牡丹鍋となかなか良い宿でした。
 次の日も十津川から尾鷲までR425を走行。しかし、昔走ったときはもっと悪かったと思うんですが、随分と走りやすくなった気がします。尾鷲からは道の駅海山へ。魚跳渓を見に行って、r603を走るつもりが通行止めだったので戻ってR311からR169へと帰りました。行者還林道は本当にR309の看板が出ていて、通ってみようかと思ったんですが、4/15まで冬季通行止めだそうで通れませんでした。


■4/3(土)

 車検に出していた隼を取りに行ったついでにRSタイチへ行った。欲しいと思っていた物が置いてなかったので何も買わなかったですけど。そこからせっかくだしと月ヶ瀬方面へ。桜を見たりしてショートツーリングしてきました。


■3/14(日)

 今年初ツーリングは渥美半島の伊良湖岬へショートツーリングに出てきました。行きはおおむね混まなくていい感じ。蒲郡付近も思ったほど混まず、道の駅田原めっくんはうすまで。そこから少し寄り道をして蔵王山の展望台へ。意外にお金の掛かっていそうな展望塔と結構いい景色が見られます。
 伊良湖岬はというと結構駐車場が混んでいました。そこから歩いて灯台まで。ここの灯台は小さくて特に案内なども無いのが残念。駐車場まで戻って灯台茶屋で灯台茶屋定食を注文。名物の焼き大あさりと刺身の定食です。そこからはフェリーで知多半島へ。35分ほどの短い船旅です。知多半島に着いてから西海岸沿いを走ったのですが、こちらが渋滞が多くて。結局面倒になって高速道路に逃げてしまいました。


■3/7(日)

 昨日は名古屋駅から名古屋城に行き見学。今日は愛知用水をめぐる散策をしてきました。
 実はすでに3回目の阿久比町散策なのですが、あちこちで愛知用水の名を見かけるので、今回は少し愛知用水をめぐってみようと。ふれあいマップを参考にしながら、ルートを少し外れて愛知用水側の道路を通って佐布里(そうり)池へ。佐布里池は知多市にある愛知用水の調整池です。妙に車が多いと思ったら、丁度第13回佐布里池梅まつりをやっていたのでした。この地には明治のはじめに桃の木に梅を接ぎ木した佐布里梅という品種があったのですが、台風や佐布里ダムの建設で数を減らしてしまいました。しかし地元の協力で今では1800本の梅が見られるんだそうな。
 愛知用水関連では、水の生活館を見学。もっとも今日は人の多さと時間的理由であまりゆっくりできなかったのが残念。多少資料とか読みたかったのですけど。そのあと愛知用水神社へ。殉職者の弔いや愛知用水の安全を祈願した小さな神社です。そこから愛知用水の方へ。佐布里池から北池までの愛知用水は現代的な用水路です。東京の玉川上水(だったかな?)のように親水公園化していないのは残念。最後に坂部城趾に行ってから帰還。9:30から5:00ほどでした。


■2/17(火)

 映画「ラストサムライ」を見てきた。まあ面白かった。よくできたファンタジーかなと。


■2/15(日)

 友人のだいす氏と木の精氏とで知多半島周辺の観光に行ってきた。今回は木の精氏のファンカーゴである。最初のスポットはあめふらしさんのところで話題になった衣浦トンネルである。このトンネル、有料道路なのだが、その横に歩行者用の海底トンネルが併設されていて、そちらに行ってみた。半田側の展望台もある大きな公園の側にある入り口から地下11階まで下る。そこから碧南側まで480m。ラジオまで流れている、人通りの割には立派なトンネルだ。途中で蛍光灯を持った保安要員の方を見たが、なにやら金の掛かっていそうなトンネルだった。
 碧南側へ出て、数十分歩き、十一八(じゅういちや)という鰻屋へ。ここの鰻はなかなか美味しかったです。ちなみにここからほど遠くない一色町が、実は養殖うなぎ生産量日本一なんだそうな。
 その後は美浜町のえびせんべいの里へ。カーナビ様は偉大だ。えびせんべいの里で検索ができてしまう。結構な人出だったが、まあ試食と無料のコーヒー(色の液体)が出るし、ちょっとしたレジャースポットなのだろう。もちろんえびせんもこの辺の名産である。最後に喫茶店に行って、解散。まあ大したところではないかも知れないが、結構楽しめた休日でした。


■2/8(日)

 出張も後一月程で終わりという頃になって、せっかくこの地に来たのだから、この地を巡ってみようと言う気になった。幸いにして阿久比町のWebページにふれあいマップという町内散策の地図があったので、それを見て歩くことにした。
 ふれあいマップの中からまずは史跡めぐりコース(4.6km)を歩いてみる。さすがに史跡巡りだけあってこの区間はお薦め。短いしね。しかしこの地は神社仏閣が本当に多く、前方後円墳まであることから、かなり昔から開けていたことが窺える。次にごんげん山コース(5.5km)へ。こちらは新美南吉の童話「ごんぎつね」の舞台を中心としたコースである。こちらは少し山がちのコースになる。しかしまあ観光地でない神社仏閣というのはどうも地元の人の場という感じでなかなかに入りづらいものがある。まあ敬意を表して入らない、のもそれはそれでいいとは思うのだけど。
 途中で味噌カツ定食を食べて、オレンジコース(8.0km)へ。こちらはコースの大半が農業地帯で、田畑はあっても民家はまばらで、道は車は通っても歩いている人や自転車も見ない様な部分が半分以上である。疲れも出てきて、割と変化に乏しいこのコースはちょっと大変だった。
 たかだか3つだけではあるのだけど、そこから見える阿久比町は、人が住み、神社仏閣が多く榊原さんや新美さんや新海さんが結構いる辺りとか歴史と人の生活が積み重なっていて、宅地造成があって結構広大な農地、工業団地、見知らぬ私にも元気に挨拶してくれる小学生、シネコンがあるかと思えば廃駅の危機にある無人駅、そりゃ人間が住まうところだからいいことも悪いこともあるだろうけど、結構いいところだよと思ったわけです。


■1/25(日)

 重松清「舞姫通信」読了。4冊目の重松清作品「舞姫通信」は今まで読んだ中でも一番面白かったというか感動した作品でした。
−ネタばれ注意−
 しかしながらこの「舞姫通信」、非常にお薦めしにくい作品です。読んでいて、ある種の気持ち悪さを感じたこともありますし、万人向けの面白さかというと間違いなく違うと思います。いや、それ以上にこの作品はある種の人々には毒ですらなかろうかと思われる部分があるからです。
 この作品のテーマは自殺です。そして、自殺そのものに対しては否定的な結論を持ち出してはいません。登場人物の一人が問いかけます。「自殺はなぜいけないのか。なぜ生きていかなければいけないのか」と。それに対して有識者達は誰一人として答えることが出来ないのです。作者自身もこのことに対しては答えていません。
 自殺をするなんて周りの人の事を考えてないことだとは思います。しかし、生きていて欲しいという願いも、自分勝手ではあります。「願い」とか「期待」とかは本質的に他人の想いとは無関係に、自分が勝手に思うこと、ではあるのですけど。
 人は、100歳で人生が終わるか、もしかしたら生まれ落ちる前に人生が終わるかも知れなく、結局のところ、人はいつか死ぬわけです。だから人は、他人に対して少しでも長生きして欲しいと願うことしかできないということです。それでも、ラスト近くのその願いは感動的です。


■1/18(日)

 日々の色々。
 一月半ぶり程に隼に乗った。もう4年近くなるのでバッテリーも不安だったが、チョークを引けば一発始動でアイドリングも安定している。実のところ、バイクに乗った理由はそろそろ動かしておかないと不味いよなぁというだけで、ここのところ風邪気味だから遠くに行こうとか思っているわけでなく。結局片道5kmくらいの美味しいという鰻屋に昼飯に行った。ひつまぶしというものを食べたことがなかったので注文。うーん、これなら鰻重の方が美味しいような。追加で鰻の白焼きを取る。鰻をたれをつけずに焼いてわさび醤油で食べるのだが、これはまあこれで悪くないなと。
 映画「半落ち」を見た。夜8時以降は1000円なのでまあ手頃な暇つぶしではある。アルツハイマーに罹った妻を殺した警官と、取り調べたりする人々の物語である。物語は妻殺しから自首までの空白の二日間が焦点になっていくのだが、しかしミステリー仕立てにせずにもっと直球勝負した方が泣けるんじゃないかというのが私と友人の感想。まあ泣けるのは泣けるのだけど。
 重松清「ビタミンF」読了。マイブームになった感のある重松清作品の3冊目。「ビタミンF」は40前男性を主人公にした家族物短編集である。子供がいじめられたりといった些細でしかも深刻な何かがおき、そしてたいていの場合、その何かは最後まで解決していなかったりする。それでもハッピーエンドだよなぁと読んでて思ってしまうのだ。重松清的ハッピーエンドとでもいうか。いじめの事実を受け止めるとか自分が弱い事を認めるといった、現実を認めるだけで終わるのだ。
 ちなみに重松清の小説をあと2冊はすでに買ってある。その後は…大半がハードカバーなのが買いにくいところだよなぁと。


■1/9(金)

 取り急ぎ。
ご存じの通り、現在オートバイは二人乗りで高速道路を走行することが出来ません。しかしここ数年、やっと改正の機運が高まってきました。現在警視庁のホームページで道路交通法改正試案のパブリックコメントを募っていますが、なんと7割の意見が二人乗りでの高速道路走行に反対なのだそうです。交通事故の7割は交差点での事故です。高速道路はその点で非常に安全な道路です。これが例えば二人乗りは危険だとして、一般道でも禁止されている、とでもいうのならば分かります。しかし現実は安全なはずの高速道路だけで二人乗りが禁止されています。おかしいと思いませんか? 交通事故撲滅のためにも是非皆さんも賛成の意見を送って下さいませ。
ご意見はこちらへ。


■1/5(月)

 初詣に京都に行った。電車ではあるが。下鴨神社から上賀茂神社まで歩いて、引き返して来るというルートである。まあ一人でも無し、あまりゆっくり見ることができなかったのが残念。しかしながら、私はやっぱり街を歩いて見て回るというのが好きらしいということが分かったのは収穫だった。今年はちょっと無理だが、バイクに乗らない次の冬は京都を歩いてみようかと思った。
 正月中の読書。紫堂恭子の「東カール・シープホーン村」上下巻、今話題の今野緒雪「マリア様が見てる」読了。マリみてはそう騒ぐほどのもんでもないよなぁという感じか。それに対して「東カール・シープホーン村」はかなりはまってしまった。紫堂恭子の作品は壮大な話になるのが多いのだが、今回はほのぼのとこぢんまりとしていつつも今までの作品に劣らない物に上がっていて、ある意味一等いい作品かも知れない。


■1/1(木)

 あけましておめでとうございます。皆様、今年もよろしくお願いします。
 去年の反省から。まずツーリングに10回しか行けなかったこと、でしょうか。一昨年よりも回数が少なくなっているのが残念。まあ春と秋に試験があったので勉強しなくてはいけなかったのもあるんですが、今後もそういうことはあるだろうなあと。
 それから講習会は一度も行ってないです。これも試験と出張が影響してるのですが。今年は行かねば。
 今年やりたいこと。今まであまり北海道に行きたいとは思わなかったのだが、ちょっと行ってみたい気になってきた。行きたいと思わなかった理由はお盆休みが長くないからなのだけど。まあやろうと思えば飛行機という手段もあるわけで。
 高速道路で通過しただけというのを含めるのはなんだが、残る行ってない都道府県は関東の埼玉・茨城・千葉県と山口県・沖縄県・北海道くらいのはずで、このうち山口県と北海道は行ってみたいところではある。まあどうするかは割と気分次第なのだけど。



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