<治療症例>
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神田歯科医院
兵庫県加古川市平岡町新在家1−256−17
TEL 0794−22−2205
歯の再植
<階段で転んで... >(10代女性)
学校の階段で転び、前歯2本が抜け、
1本が折れてぐらぐら、もう1本も打ったようです。
歯をハンカチに包んで、来院。
1.初診時(1975年)
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上の前中央2本が抜け、
その両側の1本は折れ、もう1本は、亜脱臼。
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2.初診当日固定後
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神経の治療後、再植しました。
(抜けた歯は、根充後、再植)
(折れた歯も、即充)
その後ワイヤーで固定。
もう1本も神経の治療を1ヵ月後にしました。(歯髄壊死)
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3.6ヵ月後
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約半年後に、仕上げました。(上中央4本部分) |
4.11年後
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中央二本の根の部分の、所々に小さな虫食い状が見られます.
虫歯でなく、吸収といいます。 |
4.11年後
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前歯が上下かみ合わなくなっています。(開こう気味)
骨性癒着のためか? |
5.19年後
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歯根部の吸収がだいぶ進んでいます。 |
6.27年後
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歯肉が退縮してきて、見かけも気になるようになりました。。 |
6.27年後(2002年)
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中央二本の根吸収がひどく、
あきらめてついに抜歯することにしました。
受傷から27年7ヶ月後です。
両側の脱臼だけの歯はまだまだ大丈夫そうです。 |
受傷時、高校生だった患者さんも、その後、結婚、出産と人生を歩まれ、
子供さんも、すでに成人の年齢とか。
結婚後の住まいが,当院の近くだったこともあり、このように長期に渡って、
経過観察をさせていただくことができました。
患者さんに感謝したいと思います。
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