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神田歯科医院

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歯の挺出

<親知らずの自然挺出>

   歯ぐきの中に埋もれている親知らずを、移植も、引っ張りもせずに、
   一本前の抜いた歯の場所へ、自然に生えてくるよう、
   誘導した症例です。 自然挺出と呼んでいます。

1.抜歯前

第二大臼歯(×印)は、むし歯で、根が少し残るのみ。 抜歯
とする。

親知らず(一番左の歯)が、歯ぐきの中に,埋もれている。
歯ぐきを少し切り、出てきやすくした。

第一大臼歯(赤矢印))は深いむし歯(髄床底に及ぶ)で、本
来なら抜歯だが、あまり持たないこととを覚悟で、根の治療
中。この後、歯冠修復完了。親知らずが移動してくるまで
の、時間稼ぎが目的。

2. 2年半後
第一大臼歯(通常の歯冠修復ずみ)は、右から二番目。

残根だった第二大臼歯を抜歯した場所に、奥に埋もれてい
た親知らず〈矢印)が、自然に移動し、
    (写真では、左から右へ1センチほど移動)
さらに歯ぐきから、顔も出してきた。

3.7年半後


親知らず(一番左の歯)が、完全に、ひとつ前の歯の位置まで移動しています。
   
また、この歯がむし歯となり、クラウン(金属冠)をかぶせました。

4.16年後

第一大臼歯(赤矢印)の根が割れてしまいました(歯根破
折)。 
数年もてばよいと思っていたのが16年もちました。
その間に、親知らずがしっかりと、隣まで来てくれたので、
もう抜いても大丈夫。

5.16年後


割れた歯を、抜歯。

写真左側の親知らずと、右の小臼歯をつないで、
ブリッジとしました。

                         

   最初から、深い虫歯の第一大臼歯を抜いてしまうと、 
   親知らずの前は、2本欠損となり、
   親知ずが生えてきても、まっすぐ生えずに、
   横向きに倒れてしまう恐れがありました。
   歯は、隣に歯がないと、傾く性質があるからです。 
   でも抜かずにおいたおかげで、親知らずはぴったりの位置に生えてきてくれました。  
   移植と異なり、神経もとらずにすみました。



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