わたしゃ ぞっこん 加美町がよいさ 一 青い山脈 夢からさめて
山国焼けした あなたの顔が
きょうも明るい 加美の里 加美の町
二 はずむ仕事だ 杉山桧山
つづく田の畔(くろ) 織機の羽音
夢を織ってる 加美の里 加美の町
三 さくら三月 かすみがかかりゃ
杉の木立も 遠目に夜目に
ぬれてほつれた 加美の里 加美の町
四 月が花橋や スイスイほたる
しのぶうたごえ しびれる河鹿
月もぬれてる 加美の里 加美の町
五 空は底抜け 抜けるよな晴れた
千が峰から すすきが招く
風がものいう 加美の里 加美の町
六 とけて流れる 三国の雪を
かわい娘が なさけの手すき
きょうも杉原 加美の里 加美の町
七 森の二の宮 かんむり烏帽子
お山金蔵 雲呼ぶ鐘と
生まれ故郷の 加美の里 加美の町
八 熱いおもいに いとしさ添えて
恋の先染め 末広がりの
ちぎり結んだ 加美の里 加美の町
九 解いた帯のよな 杉原川に
うかれ心が ふとさそわれて
好きでいろいろ 加美の里 加美の町
十 あなた松の庄 うちづらきつい
わたしゃ杉谷 ゆきしろやまめ
添うてしらがの 加美の里 加美の町
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