タンク内の錆取り |
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放置したバイクを復活させるときの鉄則・・・
1)キャブはオーバーホールする
2)タンク内・キャブ内・シリンダ内の錆に注意。
である。
まぁ、全部が全部、というわけではないが、大抵この2つは大事。
特に錆は細かいところまで入り込むので、とにかく元を断たなければダメ。
というわけで、タンクの錆とりである。 |
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まずは、タンクを外して、タンク内にたまったガソリンを抜き取ります。
見えにくいですが、左の青いタッパー内にたまった黒い液体、これが抜き取ったガソリンです。
・・・すげえ色・・・。 |
まずは、タンク内を洗浄します。
洗浄は、中性洗剤(台所用洗剤でOK)と水を入れて、ひたすらシェイク。
その後、水道ホースを突っ込んで、水洗いです。
ガソリンが入る場所を水で洗うなんて・・・と思いますが、どうせ錆を取るので構わないようです。 |
タンク内の錆取りには絶大な効果を発揮するという噂の「花さかG」です。
1リットルで5,000円もします。 |
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「花さかG」は、希釈して使います。
今回のようにひどい錆の場合は溶液を濃い目に作ります。
以下は「花さかG」の説明書に書いてあった希釈割合ですが、3LN1のタンクは14リットルなので、14倍希釈となります。
つまり、単純計算で20時間くらいかな?ということですね。
長くつけておけば、それだけ錆も取れるので、長くてもいいと思います。 |
希釈割合 |
錆取り時間 |
7倍 |
12時間以上 |
20倍 |
24時間以上 |
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ホースをはずしたタンクから、「花さかG」の溶液が漏れてこないように、栓をするのに都合の良いものは・・・と工具箱をあさっていたら、いいものがありました。
100円ショップで売っている、S字型フックのキャップ。
指でつまんでいるキャップ部分をはずしてペンチでねじ込んでみると、なんとも、うまい具合にはまりました。 |
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栓をして、溶液を投入したら、タンクを地面と並行に保たないと漏れてくるので、先ほどガソリンを抜いたタッパーで足を作ります。 |
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ということで、あとはじっと待つのみです。
ということで20時間以上待ちました。 |
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まずは、タンク内に入っている「花さかG」溶液を排出します。
この溶液は、再利用可能で、3〜4回は使えるそうです。
排出した溶液は、ホームセンターで買ってきた、水分向けの18リットルタンク。
こいつに、ロートを使って、溶液をため込みます。
作業が夜になったので、ちょっと見えにくいです |
あとは、タンクを水洗いして、乾燥させます。
やはり、溶液がかかっていなかった部分は乾燥中に錆が出ますので、細コンパウンドでこすり取るか、余っている「花さかG」の溶液を付けて磨くなどして、錆の再発生を防止しましょう。 |
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これで、タンクの錆取りは完了です。
少なくとも浮いてくるような錆は取れたと思いますが、完璧にピカピカのタンクになりました!・・・というわけではありません。
ま、そういうものだと思っていれば、なんてことはないですね。 |
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