(side 英二)
あ〜だるい!なんで俺がこんな事に付き合わなきゃならないんだ!
早く大石の所に行きたいのに・・・
俺はクラスメイトの竹本達に連れられて、体育館の裏まで来ていた。
「エージさぁ〜最近付き合い悪くない?」
「なんだよそれ?別にそんな事ないだろ!」
「よく言うぜ!!最近お前大石〜!大石〜!ばっかりじゃん!お前は大石のなんなの?」
「そんなのお前達に関係ないだろ!」
なんだよ一体!俺が誰とつるもうが、とやかく言われる筋合いなんてないんだよ!
そりゃあ最初はよく竹本達とつるんでたよ。
だけど今は大石と一緒にいるのが楽しいんだからしょうがないじゃん!!
「何だよ!あんな手塚の金魚のフンと一緒にいて楽しいのかよ?
それとも何か?金魚のフンに取り入って今度はお前が手塚に近づこうとか思ってるんじゃないのか?
そんなにレギュラーになりたいのかよ!!」
「そんなんじゃねーよ!!大石の事よく知らないくせに、いい加減なこと言うなー!!」
バシッ!!!
思わず竹本を殴ってしまった。
俺の事を言うのは別に構わない・・・
けど大石をバカにするような事を言うのは許せない・・・
「痛て〜なぁ!!何すんだよエージ!!もうお前なんかしらねぇ!!やっちまえ!!」
「へんだ!俺だってお前らなんかしらねぇよ!!」
売り言葉に買い言葉。
俺のイライラは頂点に達していて、受けて立つって感じだったんだけど三対一・・・
勝ち目はなくて俺は竹本達にボコボコにされていた。
そんな時だった。
「英二!!!」
大石がやって来た。
俺はボコボコにされて虚ろになりながら、なんで大石がココに現れたのか不思議に思っていた。
だってココは体育館の裏でイジメではよくありがちな呼び出し場所だけど、確かに人目には付きにくい場所で・・・
とにかく普通なら誰にも気付いて貰えない場所なのに・・・なのに大石はいる・・・
竹本って誰やねん!と思った人。
竹本くんは本誌で英二と一緒に大石の事を金魚のフンって言ってた少年Aくんです。
彼に勝手に名前付けてしまいました・・・。
ていうか既に2人でDOUBLES?の時に英二のグループの一人として名前出してました・・・。
なので二度目の出演。これってオリキャラに入るのかな?
本誌で出てくるから、少年Aというかその他というか、名無しくんですが、
オリキャラではないよね?たぶん・・・。(残り4ページ)