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京都府舞鶴市の岸本はり灸院です

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逆子 症例集a case

逆子とつわりについて

 逆子は近年増加傾向にあるようです。
 当院では妊娠後期の方にはお灸を中心とした治療を行っています。特に逆子は妊娠28週から32週までを目安に、この期間に短期集中して治療を行います。なぜこのタイミングなのかと申しますと、28週目以下では胎児はコロコロと動きまわって安定しません。病院で逆子といわれて帰宅したら治っていたという場合もあります。また32週目以降になると胎児が大きくなりすぎていたりする場合もあり困難なケースが増えます。できるかぎり28週〜32週までが望ましいです。

 また、妊娠初期にはつわり、妊娠後期からは腰痛、首こり、肩こり、足のむくみで来院されることも多い。*2015年、鍼灸治療は妊娠26週で開始したほうが効果が高いことが、アメリカ整形外科学会より報告されています。


ケース1 20代 逆子

 30週目の検診で逆子と診断され、他治療院へ。納得のいく説明が得られなかったので、当院へ。
 来院時はすでに32週目に入っておられお腹もかなり大きくなっておられた。4回目の治療の際に確認したところ心音は臍下にあり戻っている可能性を示唆。その日の午後、産婦人科を受診され「戻っていました〜!」とお電話をいただく。

ケース2 20代 逆子

 第一子も逆子で当院にいらっしゃった方で、第二子も26週目ながら逆子とのこと。第一子と第2子の間は4年の間があったがその間に頭痛、肩こりに悩まされ、近くのクリニックでバセドウ病と診断されている中での妊娠であった。
 
 来院された際の健康状態は極めて悪く、アトピー性皮膚炎や不眠、昼夜逆転、足のむくみなど普通の生活ができない状態であった。
 出産直前まで鍼灸治療を行い逆子も無事に戻り正常分娩となった。

ケース3 30代 逆子

 28週目で来院され 一回の鍼灸治療で逆子が治まる。

ケース4 20代 逆子と吐き気と腰痛

 30週目で来院される。来院の動機は吐き気と腰痛であったが、お灸の話をするうちに、「実は逆子なんです」とお話しされました。念のため心音を確認するとおへその下にあったので「たぶん戻ってるよ」と話し、吐き気と腰痛の治療を中心に行った。産科の検診で逆子は正常に戻っており、あとは出産に向け少しでも痛みを軽減するよう治療を行い、無事出産。

ケース5 30代 逆子

 27週目に逆子と診断。29週目で戻ったが、32週で再び逆子に。
 当院へは34週目で来院いただきました。初診時に「これは難しい」とお話すると「数件の治療院をまわったが、なぜ難しいのか説明をしてもられなかった。そこまで説明してもらったのはここが初めてだから続けてみる」とのこと。
 しかし望まれた結果にはならず。いい事に向かえるはずなのにお力になれず残念です。

ケース6 20代 吐き気と体のだるさ

 安定期に入っても吐き気が治まらず、食欲が無く、なんと困ったことに体重が減少。体がだるく、立っているのもしんどいとのことで来院。
 
 首から肩、背中から腰まで板ゴムの様な硬さ。それを少しずつほぐしていくと食欲も出だし、吐き気も減ってきた。

 

ケース7 20代 つわり?

 同じく安定期に入っても吐き気が治まらず、食欲はないが食べないといけないので、5〜6回に分けて食事を取っているがつらいとのこと。

 さてこの方、実はつわりではなく、きつめの腹巻を胃の上までされていました。「これは圧迫によって起こるものの可能性がありますよ。騙されたと思ってこれを取ってみませんか?」と提案し、腹巻を1週間外していただいた。結果、吐き気は無くなりました。どうやら腹巻が原因だったようですね。
 患者さんは「お医者さんには苦笑され、家族には大爆笑されました。穴があったら入りたい」とおっしゃっていましたが「いいじゃないですか。笑い話なら」と私。
 無事にご出産。

当院コメント

 当院では逆子の治療と妊娠後期(腰痛や肩こり)の治療を行っています。患者さん比率は半々といったところでしょうか。いずれも出産という期限があり、その日を良い状態で迎えるよう治療させていただきます。
更新日2015.4.25

ケース8 20代 逆子

  帝王切開直前での来院。お電話での問い合わせの段階で反転する可能性はほぼ無いことはお伝えし「それでも…」と親となられる方たちの希望に沿う形でお引き受けしました。結果は望む通りにはならなかったものの無事ご出産。

ケース9 20代 逆子

 34週目にて来院。ご家族の意見がまとまらず、妊婦さんが最も大きなストレスを抱えながらの来院。
 あまりにひどい健康状態で、この状態では持たないと判断し、産婦人科を受診していただくよう勧めた。結果、即日入院となり数日後に破水。緊急手術にて出産されました。
 どなたを治療するにも、安全性を顧慮しなければなりません。家族は専門家でしょうか?専門知識をお持ちでしょうか?何より産むのはどなたなのか?そう考えた時に、その方にとって最良とは何だろうかと思い至ります。
 しかしながら家族間の問題を解決するのは家族です。私が最良とは…などと考えるものではない。そして安易な親切心よりは現実的な話の方が先だと…。自分の仕事に徹しなさい!と改めて思い出させていだだいたケースでした。

                                          更新日2015.8.25


2016年分

ケース10 20代 逆子 

27週目から逆子で29週目で来院。
「治したい」とおっしゃっていましたが、あることをお尋ねすると「実は切迫早産になりそう。5日後の検診で逆子が戻っていないと入院になる」とのこと。ご本人の中でとても重いことがあったのでしょう。その後、堰を切ったかのようにたくさんの悩みを伺いました。

難しい状態というよりも、ほぼ可能性は無いとお伝えしたところ、「可能性があるなら」とのお話でしたので検診まで通院いただきました。
結果は好ましいものにはなりませんでしたが、ご本人は「いってきます!」ときっぱり。霧が晴れたようでした。


ケース11 20代 逆子 

逆子にて29週目で来院された方。
3回のお灸で逆子は治まりました。

2018年中にはお二人目をご出産予定です。

                                          

ケース12 20代 妊娠初期の不調 

妊娠13週目で来院されました。肩こりと背中のコリがしんどい。頭痛もする。腰も痛だるいとのこと。

前日まで別の治療院にて、治療を受けておられたそうです。その治療院では、今日における治療の常識からすると大変危険な事をされておられました。つまり胎児に何かがあってもおかしくないような事です。

無事のご出産を願うばかりです。


ケース13 20代 妊娠中の肩こり腰痛 

妊娠16週目で来院。仕事は職場の配慮で軽作業に切り替えてもらったそうですが、腰痛に耐えられず来院。
ついでに肩こりも〜ということで、細心の注意を払いながら鍼治療を開始しました。

無事、出産に至ったとお葉書をいただきました。ご連絡ありがとうございます。


                                           2016年 了

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