2012年5月19日(土) 番外 元慶寺


山門 本堂、左側から納経所
観音正寺から帰る途中、JR山科駅で下車して自転車を組み立て元慶寺へ向かいました。地図では確かこのあたりなのだが見当たらない、ちょうど家から出てきた人に尋ねると、「すぐそこの舗装していない路地を入るとお寺ですよ」と教えてくれました。路地を抜けると右手に両側の白壁に火灯窓がある山門、その脇に老女が二人座りおしゃべりをしていました。話しかけてみると、最近は参拝者が多くなり、境内は整備され木が多くなったが、以前はひっそりとして子供たちが自由に遊びまわっていたとのこと。
山門をくぐると小道の両側が緑で覆われ、左手にある本堂がわからないくらい、本尊は観音菩薩ではなく薬師如来、この寺が番外とされているのは西国三十三観音霊場巡礼のもとを築いた花山(かざん)天皇がこの寺で出家しことによるものらしいです。千年以上前の出来事を思いながら緑に囲まれた小さなお寺を出ました。
山門を出て真っ直ぐ南へ向かうと渋谷街道、こちらの方から入ってくればわかりやすかったのですが、私は院の南側から入って来たので迷ったようです。渋谷街道を西へ、国道1号線沿いの細い道へ出て、智積院から東福寺のそばを通り過ぎ、鴨川、桂川沿いに走り、西国街道にでて家に帰りました。