呪物
・ハンカチ
種別=私怨型
所持者=なし
由良貴信が幼少の頃、肝試しに訪れた墓標に供えてあった呪物。
紫色で柄が無い。
このハンカチの呪いを受けた物は生死に関わる高熱に見舞われる。
万祐里の父によって除呪され、墓標へと返された。
種別=封魂型
所持者=柳隆也→伊瀬成海→星野魁
腹部の裂け目に爪や髪など人間(対象者)の一部を入れ、掴んで念じる事により対象者に苦痛を与える事が出来る人形。
裂け目に入れる物の量や念じる強さによっては相手を死に至らしめる事も可能。
呪いによって殺害した人間の魂を蓄積する封魂型。
柳隆也が闇のルートで入手した後、ネットオークションに出品。落札した伊瀬成海の手に渡る。
種別=特殊型
所持者=折山夕子→折山陽子
『亡者の楽園』と現世を繋ぐ扉を開くための『鍵』の役割を担う呪物。
折山夕子が父から貰ったデジタルカメラで、亡者の集まる公園の展望台を撮影した際に生み出された。
種別=誘導型
所持者=柳隆也→村寺芳夫→由良貴信
通常、生きている人間には接触出来ない亡者に触れる事の出来る呪物。
使用者は軍手の力を維持する為に、亡者の集まる公園の池で人間を殺害しなければならない。
軍手をはめた手は、念じる事で物体をすり抜ける。
種別=封魂型
所持者=羽白勇人→峰川志織→五田俊
羽白勇人が公園で拾った呪物。
絵や写真の中に捉えられた人物を実際に殺傷出来る。
人物の足を塗り潰すと、実際にその人間が足を骨折し、腕に線を入れると切り傷が出来る。
スマートフォンのカメラ機能を使って、ディスプレイに直接筆を当てる事でも呪いが発動する。
種別=封魂型
所持者=津口岳則→五田俊
津口岳則が公園のある山奥で見つけた呪物。
古いタイプの携帯電話。アンテナは伸びたまま曲がっていて、バッテリーは抜かれている。
使用者に時報音声を使ったメッセージを伝えた後、メールで呪いの言葉を送ってくる。
携帯電話自体を破壊したり、メールに表示された言葉を24時間以内に誰かに言わせなければ、使用者が命を落とす。
呪いの言葉を口にした者を死に至らしめる。
種別=私怨型
所持者=心霊動画配信者→村寺芳夫
とある心霊動画配信者が、公園のある山奥から拾ってきたラブドール。
ラブドールをライブ配信した配信者は失踪し、後日、あるアパートのゴミ捨て場に放置されているところを村寺芳夫が発見する。
『誰からも愛されず命を絶った女性の霊』が込められていると噂されている。
種別=私怨型
所持者=砂井江美→五田俊
この狐面を所持したまま人間に触れると、その人間の記憶や心情を知る事が出来る。
また、狐面を自身の顔に重ねる事で相手の容姿までもコピーする。再度重ねる事で元の姿に戻る。