京商 Nexus30SタイプS−R 改造編
4.アルミインサートナット&追加クロスメンバー
上空飛行の練習をしだすとアイドルアップが必ず必要になってきます。私のネクサスの場合何回かアイドルアップに
入れて上空飛行の練習をしていると、そのうちローター回転が上がってくると機体が激しく振動するようになってきました。
回転を落とすとおさまるのでバランスが悪いだけだろうと特に機体を念入りにチェックすることはしませんでした。
(本当はきちっとする方がよいのですが(^^;)
この症状が出だして3タンク目、同じように振動が出てきたので回転を落としたのですがおさまりません。
何とか降ろそうとしましたがノーコンになってしまい、そのまま墜落してしまいました。
原因を調べてみると、上側のマストベアリングホルダーに使用されている樹脂製のインサートナット
が2本とも折れてしまったのではないかと思われます(写真1)。樹脂製インサートナットですが、最初の組み立ての時に
ジャイロマウント付近を止めているものがすでに折れており、強度的な不安はあったのですが、場所的に
余り強度には影響しないのではと思い再び新品の樹脂製の物に交換して使用していました。しかし、今回この場所が
折れたことでクラッシュにつながったようです。いつかは交換しようとアルミインサートナットは準備して
いたのですが、今考えると早くアルミに交換しておけば良かったと思います。
事故にならなかったので良かったのですが、あのとき人がいる方向に飛んでいたらと思うとぞっとします。
もしネクサスをお持ちの方がいらっしゃれば出来るだけ早くアルミインサートナット(H3403)に交換することを強く
お勧めします。
※半完成品機体のマストベアリングホルダーに使用している樹脂製インサートナットはホルダーにジャストフィットしているためか、
引き抜く(押し出す)のが少々困難です。交換する場合はベアリングホルダーも交換すると楽でしょう。

写真1
写真上と右側が上部ベアリングホルダー、下の棒状の物が今回も
折れていたジャイロマウント付近の樹脂製インサートナット。
ということで、インサートナットをアルミに交換し、さらにマスト付近のフレームを強化する意味で2本
クロスメンバーを追加しました。クロスメンバーにはアルミインサートナットを使用しました。これは下側の
マストベアリングホルダーの物を利用しました。というのは、下側のホルダーは1体成型になっており、場所
的にも樹脂製でも良いのではないかと思ったからです。(もしこの部分も危ないよということならメール下さい。(^^)
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○2002.1.18 追加情報
下側のホルダーは一体成形のため樹脂製インサートナットでも十分かと思われたのですが、その後3タンク
程アイドルアップにて上空飛行させた後インサートナットを確認すると2本とも折れていました。上部ホルダーと違い、ワンピースだったため飛行には影響はありませんでしたが、このままではフレームの強度不足になる可能性があるかと思います。
目立った振動はないように思われたのですが、目に見えない振動等で破損したようです。と言うことで、この部
分にもアルミインサートナットを使用されることを推奨します。
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追加した場所は、エルロンレバーサポーターなどの取り付けに利用した所にナットの代わりに付けました。
こうすることにより自作サポーターの取付も楽になりました。

写真2 前部

写真3 後部
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