京商 キャリバー30 改造編
7.テール部のグレードアップ
ひょんなことからコレクトのテールケースセットC30が手に入りました。早速
テールケースセットを説明書通り組み上げ、取り付けてみました。取り付けはテールの
ドライブベルトをゆるめるだけで簡単に交換できました。交換が終わって調整をしていると
せっかくテールのケースが金属ならレバーも金属にしたいという思いがふつふつと湧いてき
ました。その時脳裏に浮かんだのがK&SのUGテールピッチコントロールレバーです。
ここでコレクトのテールケースセット取り付けでのコツを少し...。このテールケースの
レバーを取り付ける部分(レバーステー)は3mmキャップボルトでステーを固定するのですが、
その際どのようにすれば水平に取り付けられるのか悩みました。そして私が取った
方法ですが、まずはステーを軽くねじ止めし、レバーをステーに取り付けます。そしてレバーとテールピッチリングを
合わせてみて上下とも等しい距離(クリアランス)になるようにステーを固定しました。
○金属レバーを付けてみたが・・・
いざレバーをテールケースに取り付けるとレバーがケースの溝の上部に干渉して全く動きません。
ケースの取扱説明書通りの付け方ではケース付属のレバー固定部のワッシャが厚すぎるようです。
しかし、このワッシャを取ると今度は下の方に接触し、これまた動きません。樹脂製のレバー
、ケースでは柔軟性と滑りの良さからそんなに問題がなかったのでしょうが、どちらもアルミ製だと
まったく融通が利きません。レバーかケースに修正が必要です。
調査の結果、原因はケースについているレバーステーの先側が若干下がっているからのようです(写真1)。
この原因によりテールピッチリングとの取り付け部分も上下でずれています。(写真2 赤線と赤破線)
レバーステーを修正できればいいのですが、いろいろと考えた結果、困難と思われたので
今回はケースの溝を削り、レバーのテールピッチリングとのはめ合い部分はレバーを修正をすることに
しました。

写真1

写真2 レバーの上下のピン取付部がテールピッチリングと合っていない
まずは溝の修正です。できるだけ修正量を少なくするためワッシャの厚さを変えてみました。
よく使う3mmねじ用の薄手のワッシャがちょうど良さそうです。これでレバーとケース右側の
溝との接触がなくなりました。まだ左側の溝とレバーとケースが接触しているので、こちらは接触
しない程度に溝を少し削りました。(写真3)
これでレバー自体はスムーズに動くようになったのですが、テールピッチリングとレバーのピン位置
がずれているためにピンを入れると動きが非常に堅くなります。ピンを1本にすると
スムーズに動くのですが、やはり上下2本で動かしたいところです。そこでレバーをねじって修正
しました。(写真4 修正後)

写真3

写真4
剛性が高いが故に修正が必要になってしまいましたが、取り付けると樹脂製パーツよりスムーズでしっかり
しています。ダブルのベアリングが効いているのでしょうか?それよりなにより高級感が出てきました。
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