京商 キャリバー30 改造編
6.全開飛行時の機首上げ(フラッター?)
題名からすると改造とはあまり関係がないのですが、トラブル&対処編を作るまでも
ないかと思ったのでここに書いてみます。今後この分野が増えるようなら別メニューを
作ろうと思います。
さて本題ですが、2002年の年末にキャリバー30購入以来の大クラッシュを
してしまいました。背面直進飛行時にエレベーターを逆に打ってしまい、頭から地面につっこんでしまいました。(T_T) 不幸なことに普段飛ばしている飛行場は山を切り開いた場所で、草もほとんど生えておらず、地面はカチカチに堅い状態です。
この機体にはめずらしくメインフレームは無事だったのですが、サーボフレーム、ヘッドを周りを中心に粉々です。ボディーは先端から蛇腹のようにつぶれてしまっています。それにしても
このボディーは割れませんね。ネクサスのボディーは今回ほどのクラッシュではなかっ
たのに継ぎ目から割れてしまいました。
正月休みからボチボチ修理し、2月にテスト飛行をしました。ホバリングからゆっくり
旋回、進入着陸などを数タンク行い、特に問題はなくクラッシュの後遺症も感じられま
せんでした。しかし、その後全開直線飛行をさせたとき、ほぼマックススピードになっ
た位のところで少し頭が持ち上がりだしたかな?と思った瞬間「ババッ」という音と共
に急ブレーキがかかります。今までこんな事はなく、風の影響か?とその時は思ったの
ですが、その後何回直線飛行をさせても同じ現象が起こります。この日はこれで飛行を
終了し、原因を色々と考えてみました。
クラッシュさせる前との違いといえば、破損したついでにグレードアップしたスワッ
シュプレートくらいです。これが原因?確かにノーマルの時はガタがあってフラッター
が起こったけど、このスワッシュはガタは特に感じられないし他に問題点は思い当たり
ません。
その他とすればローター?メインローターはTR−55(ブラック)を使っていました。よく見るとその片方の先端のフィルムが少し切れています。でもこんなんでこんな事が起こるのか?
○多分これが原因
あちこちいじりながらチェックしているとメインローターグリップとミキシングアー
ムとをつないでいるリンケージの片方がちょっと渋過ぎるようです。この部分を改善
すると全開直進飛行時の機首上げはしなくなりました。この事から全開飛行時にマックススピードになるにつれローター回転が上がり、この高負荷状態の中リンケージの渋さのアンバランスからフラッターが起こったのでは?と自分なりに納得しました(勝手に思っただけで正しいかどうか分かりません)。
この1ヶ所ちょっと具合が良くないだけでこんな事が起こるなんて、ヘリはやっぱりデリケートな物なんだなと思った出来事でした。
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