Welcome to オペラ徳島 |
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(第21回公演より) |
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オペラ徳島は、徳島の地で「生のオペラ」に徳島県民・市民の皆様方が直に接することにより、徳島県の音楽芸術や文化の発展、向上に役立ちたいと考えています。 |
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第21回公演「愛の妙薬」 指揮の中井章徳さん、演出の松本憲治さんから、メッセージが届きました。 ● 指揮の中井章徳さんからのメッセージ ![]() ![]() ![]() こんにちは。指揮者の中井章徳です。オペラ徳島で指揮を務めるのは《リゴレット》に続いて2回目になります。 今回の演目であるドニゼッティ作曲のオペラ《愛の妙薬》は、音楽とドラマが絶妙に調和した傑作であり、コミカルでありながらも、真実の愛に触れる瞬間には深い感動を与えてくれる作品です。「合唱オペラ」と呼ばれるだけあって、全編を通じて村人を演じる合唱団が大活躍する、イタリア・オペラの傑作喜劇です。この作品の魅力を引き立てるべく、地元・オペラ徳島の合唱団の方々が熱意を込めて取り組んでおり、その力強い歌声が作品全体を支えています。 さらに、豪華ソリスト陣が演じる個性豊かな5人の登場人物―純朴で一途な青年ネモリーノ、聡明で美しい富農の娘アディーナ、口達者でユーモアあふれる旅の薬売りドゥルカマーラ、自信満々で野心的な軍曹ベルコーレ、そして噂話が大好きで活発な村娘ジャンネッタ―が織り成すユーモラスなやり取りや駆け引き、微笑ましい関係性も見どころです。キャストの高い歌唱力と演技力が、それぞれの役柄に命を吹き込み、作品の魅力をさらに引き立てています。 物語は、村人たちがアディーナに読み聞かせてもらった小説『トリスタンとイゾルデ』の物語に登場する「惚れ薬」が、時空を超えて自分たちの現実に現れたかのような「まさか」が連続する展開で繰り広げられていきます。悲劇の結末となった小説に対して、オペラは喜劇でハッピーエンドを迎えるユニークさ。この「愛の妙薬」というアイデアは、コミカルでありながらも、登場人物たちの心の変化や絆を巧みに描き出しています。ネモリーノが惚れ薬に頼りながらも、自らの純粋な気持ちでアディーナの心を動かしていく過程は、観客に笑いと感動を届けてくれることでしょう。 また、演奏面では、オペラを愛する器楽奏者たちで編成された小オーケストラが、多彩な音色と躍動感あふれる響きで作品を彩り、歌を導きます。音楽とドラマが一体となったオペラの醍醐味を存分に感じていただけることでしょう。 オペラ徳島が誇る地域密着型の舞台芸術と、作品の持つ普遍的な魅力が見事に融合する今回の公演。歌手、合唱、オーケストラ、舞台セット、衣装、演技など、地元の情熱から生まれる唯一無二の舞台芸術が今、完成しつつあります。 オペラ好きの方も、初めての方も、老若男女みんなが楽しめる稀有なオペラ、それが《愛の妙薬》。 2024年の締めくくりに、幸せな気持ちで笑顔になれるハッピーエンドのこの特別な体験を、ぜひオペラ徳島と共にお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ちしています! |
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ブラヴォー!「愛の妙薬」! |
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更新履歴 2025年 1月23日 第22回公演の合唱団員募集のお知らせを掲載 2025年 1月 5日 コドウグ博物館に第21回公演の小道具を追加 2025年 1月 4日 第22回公演案内を掲載 2024年12月24日 第21回公演報告を掲載 2024年12月12日 第21回公演演出の松本憲治さんからのメッセージ掲載 2024年12月 4日 第21回公演指揮の中井章徳さんからのメッセージ掲載 2024年11月17日 第21回公演の舞台監督、副指揮のプロフィールを掲載 2024年 7月19日 第21回公演案内のページを更新 2016年 8月18日 HP全面更新 |