政治をかえよう 日本共産党

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 暴走・安倍政権ときっぱり対決
維新にNO!政治を変える日本共産党  ご支援お願いします
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2014年10月21日
「倉田市長個人ブログ40歳の日誌」
「2014年8月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」についての
申し入れと見解 
 箕面市長 倉田哲郎 様                                                                                                          2014年10月21日
                  日本共産党箕面市委員会
政治をかえよう 日本共産党
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2014年10月21日
「倉田市長の個人ブログ40歳の日誌」の
「2014年08月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」の記事への見解
                      2014年 9月11日
                    日本共産党大阪府議会議員 堀田文一
                  日本共産党箕面市議会議員 神田隆生
政治をかえよう 日本共産党

2012年8月13日
箕面市議会議員選挙の結果についてご報告     2012年8月13日
政治をかえよう 日本共産党

 2009年2月18日
運営協議会で年間総額3億円の国保料の値上げ、
一人当たり1万円の値上げ案を方針化
箕面市の国民健康保険の値上げをやめさせよう       
                        2009年2月18日
                        日本共産党箕面市委員会


「倉田市長個人ブログ40歳の日誌」
「2014年8月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」
についての申し入れと見解 

箕面市長 倉田哲郎 様                   2014年10月21日
                  日本共産党箕面市委員会

誤解と曲解に基づく記事を撤回し、攻撃を中止することを求めます
 箕面市ホームページにリンクが貼られている「倉田市長の個人ブログ40歳の日誌」の中で、貴殿
は「2014年08月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」という記事を書かれています。
 この文章には、日本共産党の議員の行動に対する誤解と曲解があり、貴殿はその誤解と曲解に
基づき、日本共産党議員と日本共産党に執拗な攻撃を展開しています。
 貴殿の「自らこの街のイメージを傷つけておいて、よく今でも平気で箕面の街を歩いているものだ
と、その厚顔無恥さには驚きを通りこして感動すら覚えます」の記述に至っては、基本的人権の侵
害であり、市長としての品格が問われる記述です。市民の方からは「市長の記述は名誉棄損、生存
権を脅かすもの」との声も寄せられています。
 そこで、貴殿が誤解と曲解に基づく記事を撤回し、攻撃を中止することを求めるものです。

大阪府の財政と
箕面の自然を破壊する箕面の山の開発
  箕面トンネルは、国が計画していた余野川ダムの周囲に、大阪府が水と緑の健康都市を建設し、水と緑の健康都市
と国道423号線(新御堂筋)を直結させるために、大阪府の方針に基づき、大阪府道路公社が建設した道路です。
  これらの一連の開発計画に、日本共産党は当初から、大阪府議会でも箕面市議会でも、大阪府の財政と箕面の自
然を破壊するという理由で、反対してきました。

                                                                           
                水と緑の健康都市HPより

箕面トンネル 償還期間満了時には、
174億円の赤字が残るものと推計
 箕面トンネルは、全長5.6km、完成当時(2007年5月)は自動車トンネルとしては全国第10位の長さで、大阪府道路公
社が経営する有料道路です。
 有料道路は、建設費の全額を通行料金でまかなうのが原則です。しかし、建設費に見合う通行量は、当初から存在
しません。そこで、大阪府は、箕面トンネルの建設費捻出のため、809億円のうち424億円を有料道路事業として大
阪府道路公社が負担、240億円を国道事業として国と府が税金を投入、残る145億円は水と緑の健康都市の開発利
益を投入という計画をたて、トンネル工事を開始しました。
 ところが、水と緑の健康都市開発が赤字になったため、145億円の投入計画は消滅しました。そこで大阪府は、資
金計画を見直し、有料道路事業として道路公社の負担額は500億円、国道事業として国と府の負担額は313億円に
しました。しかしこの計画でも、通行台数が予定に達しないため、採算を見込めず、償還期間満了時の2047年には、
174億円の赤字が残るものと推計されています。

 
開発による自然破壊
 開発は箕面の山にも深刻な影響を及ぼしました。水と緑の健康都市では、広大な山林が伐採され、絶滅危惧種オオ
タカの生息を脅かしました。

箕面トンネル掘削で各地で水涸れ被害が発生
 箕面トンネルは、1998年に掘削が開始され、2003年6月に全線貫通しましたが、掘削が進むに連れ、各地で水涸れ
被害が発生しました。止々呂美地区では奥山川が涸れ、奥山川を水源としていた簡易水道は、水源の切り替えを余儀
なくされました。箕面山系を流れる長谷川と唐子川は枯れました。茶長坂川、鍋田川は水量が激減し、ウツギ上池と導
心谷池は、水が貯まらなくなりました。唐子川沿いの民家では井戸が涸れました。他にも、水量が減った谷が幾つかあ
ると、聞いています。

箕面川への影響
 最大の心配は、箕面川への影響です。私たちは、府道路公社に問い合わせましたが、公社は、一部の川が涸れてい
るのは、小雨・渇水のためで、トンネル工事とは無関係との説明に終始していました。そこで私たちは2002年〜2003年
にかけて、箕面川と周辺の川を何度も歩いてみました。市民から、滝が細くなっているとの意見をしばしば聞きました。

箕面山での山枯れは箕面トンネルのため
 その中で私たちは、箕面川ダムの上流で太いパイプに出会いました。パイプからは水が、間欠的に放流されていまし
た。間欠的に放流されるのは、トンネル内に湧いた水を、地下貯水槽に貯め、貯水槽の水位が上がるとポンプが自動
的に働き、ポンプで箕面川にまで上げて放流しているからと推測できました。最近の放流は、ほとんど連続的に行われ
ています。
 早速、道路公社に確かめたところ、私たちの推測は的中し、「トンネル湧水の一部をポンプで地上に送り、箕面川等
に送っている」との回答でした。箕面山で川や井戸が枯れ、滝が細くなっていたのは、小雨・渇水のためではなく、箕面
トンネルのためであることが明らかになりました。衝撃の事実でした。
                                                           
       箕面川ダムの上流に湧水を流し込むパイプ
                        2007年8月撮影

衝撃の事実を報道、
ポンプの電気代は年間3000万円
 「ムダな山の開発は財政と自然を破壊する」ことが、白日の下にさらけ出されました。私たちは積極的にマスコミに情
報を提供しました。
 それに応えて、2006年12月、ある放送局が箕面トンネルと水と緑の健康都市開発の両方をまとめた報道をしました。
報道が大きな反響を呼んだのは貴殿が指摘されているとおりです。そして、トンネル湧水を川に返還するポンプの電気
代は、年間3000万円かかることも、このニュースで明らかになりました。

貴殿の誤解と曲解 日本共産党は悲しみと怒りをもって告発しました
 貴殿はこの報道を取り上げ、ブログに「トンネル工事で大量の水が湧き出し、周辺の川が涸れた」「滝壺に流れ落ち
る大量の水は、なんとポンプで吸い上げたもの」「箕面の滝は自然の滝ではなく、人口の滝」との報道に、私たちが
「喜々として太鼓判を押した」と書いています。
  しかし、「トンネル工事で大量の水が湧き出し、周辺の川が枯れた」のは事実ですが、日本共産党は喜々としてではな
く、悲しみと怒りを持って告発しています。
 「滝壺に流れ落ちる大量の水は、なんとポンプで吸い上げたもの」は事実ではありません。日本共産党が太鼓判を押
すはずもありません。
 「箕面の滝は自然の滝ではなく、人口の滝」については、そういう見方もあるでしょうが、私たちはくみしませんし、太
鼓判は過去も今後も押しません。

日本共産党は、箕面の自然と財政を壊さないために
開発の中止や環境対策を一貫して求めてきました
 私たちがテレビの中で告発したのは箕面トンネルと、水と緑の健康都市開発が大阪府の財政と箕面の自然を破壊し
ている事実です。
 箕面の滝や箕面国定公園の自然は、かけがえのない府民の宝です。日本共産党は、府政でも、市政でも箕面の自
然を壊さない、山の乾燥化、生態系や農業への影響させないようにするために、開発の中止や環境対策を一貫して求
めてきました。
 貴殿は、ビデオを再度、視聴し、私たちへの誤解と曲解を解き、日本共産党議員と日本共産党に対する執拗な攻撃
は止めて、文書を訂正、撤回すべきです。

トンネル湧水は年平均6.0立方メートル/分前後
大阪府道路公社はトンネル湧水のうち
2.98立方メートル/分をポンプで6か所に放流
 箕面トンネルの湧水量は、2003年9月が最高で10.71立方メートル/分を記録しました。その後、少し湧水量は減りま
したが、年間平均で6.0立方メートル/分前後の状態が続いています。地下水位の低下は、奥山川付近の第6ポイント
で、2007年10〜12月期に最大の−44.17mに達し、最近でも(2013年10〜12月)−39.81mと続いています。
 これらの状態は、トンネル湧水が箕面山に負の影響を与えていることを推測させるため、大阪府道路公社はトンネル
湧水のうち2.98立方メートル/分を箕面川、茶長坂川、鍋田川、唐子川、奥山川、止々呂美・地蔵地区の合計6カ所で
昼夜分かたず、放流し、余った大量の水は千里川に放流しています。
                                  
                                      千里川に流されるトンネル湧水・白島3丁目
                                                      2007年8月撮影

箕面川に放流しているトンネル湧水
0.018立方メートル/秒はごくわずかではありません
 箕面川ダム上流の箕面川に、道路公社が放流しているトンネル湧水は1.09立方メートル/分、1秒当たりでは0.018
立方メートルです。貴殿はこれを「ごく僅か」と書いていますが、トンネル湧水の全体を考えれば、大量であり、雨期はと
もかく、冬期では、決してごく僅かではありません。千里川に放流している分、箕面川の水量が減っているのは間違い
ありません。
 箕面市議会でも「平成2003年から4年間の平均で、・・・(トンネル湧水をポンプアップして)約2割の水が補水されてる
箕面の滝になっている」(2007年2月)と答弁しています。
 さらに、放流水には、環境基準を超えるひ素が検出され、道路公社はひ素対策を余儀なくされています。

箕面トンネルの負の影響を軽減させ
繰り返させないことに力を入れるべきです
 貴殿が、箕面の滝と、山や川を愛するなら、「ポンプによる水の補給があるから箕面の滝が人口の滝か、否か」の話
題から卒業し、箕面トンネルが箕面山に与えた負の影響を直視し、それを軽減し、繰り返さないことにこそ、力を入れる
べきではないでしょうか。

箕面の滝と山や川を大切にするために
新名神高速道路新箕面トンネルの
工事の監視、調査を続けます
 現在、西日本高速道路株式会社が新名神高速道路新箕面トンネルの工事をはじめています。新箕面トンネルは箕
面トンネルに比べ、延長は少し短いものの、幅が4車線と広いため、掘削断面積は大きくなります。トンネル湧水も懸
念されるため、私たちは新名神高速道路工事事務所に行き、トンネル湧水について調査しています。工事事務所は、
「箕面トンネルのような大量の湧水は発生しない」と説明していますが、私たちは、今後も箕面の滝と、山や川を大切に
する立場から、監視、調査、発言を続けていきます。

●日本共産党箕面市委員会は、10月21日、「倉田市長個人ブログ40歳の日誌」「2014年08月31日『箕面大瀧〜
8年前の風評被害』」についての見解を発表し、倉田哲郎箕面市長に申し入れました。
 本見解は、日本共産党大阪府会議員堀田文一、箕面市会議員神田隆生の「倉田市長個人ブログ40歳の日誌」「20
14年08月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」についての見解に基づき、発表しました。
 なお、上記2議員の見解には、余野川ダムや水と緑の健康都市の開発の税金投入のムダづかいについても記述し
ていますが、日本共産党市委員会の見解からは省略しました。
上記2議員の見解は、「日本共産党箕面市会議員団ホームページ」に記載していますので合わせてお読みください。




「倉田市長の個人ブログ40歳の日誌」の
「2014年08月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」の
記事への見解
                                     2014年 9月11日
                                   日本共産党大阪府議会議員 堀田文一
                              日本共産党箕面市議会議員 神田隆生

 箕面市ホームページにリンクが貼られている「倉田市長の個人ブログ40歳の日誌」の中で、貴殿
は「2014年08月31日『箕面大瀧〜8年前の風評被害』」という記事を書かれています。この文章
には、私たち(堀田・神田)の行動に対する誤解があり、貴殿はその誤解に基づき、私たちと日本共
産党に執拗な攻撃を展開しています。
 そこで、貴殿が誤解に基づく記事を訂正し、攻撃を中止することを求め、見解を発表します。

箕面の山の開発
  箕面トンネルは、国が計画していた余野川ダムの周囲に、大阪府が水と緑の健康都市を建設し、水と緑の健康都市
と国道423号線(新御堂筋)を直結させるために、大阪府の方針に基づき、大阪府道路公社が建設した道路です。
 これらの一連の開発計画に、日本共産党は当初から、大阪府議会でも箕面市議会でも、大阪府の財政と箕面の自
然を破壊するという理由で、反対してきました。
余野川ダムについて
 計画のうち余野川ダムは、水が貯まらない北山川にダムをつくるもので、別水系の余野川から1.5kmの導水トンネ
ルを掘って、水を引き、貯めるという計画でした。余野川ダムは、必要性が乏しかったため、その後、計画は廃止にな
りました。

水と緑の健康都市開発について
 水と緑の健康都市は余野川ダム湖周辺の立地を利用して計画されました。着工が1998年で、バブル経済が崩壊して
から9年も経過していました。それでも大阪府は、水と緑の健康都市の土地分譲単価は毎年、上昇するという虚構の
上に収支計画を立て、開発を開始しました。
 着工後の間もない2001年、開発は採算が取れないことと、開発予定地内にオオタカが生息していることを理由に、工
事が中断され、計画が変更されました。
 変更の要点は、規模の縮小もありますが、土地分譲代金で開発費用と箕面トンネル負担金145億円を支払う計画
から、605億円の税金投入で土地分譲価格を引き下げ、完売をはかり、収支を均衡させる計画に変えることでした。
まさに水と緑の健康都市は「財政を破壊する」開発そのものでした。その後、水と緑の健康都市は、中心のダム湖がな
くなったため、正式名称は箕面森町になりました。開発は今も続き、税金投入計画も変わっていません。

箕面トンネルについて
 箕面トンネルは、全長5.6km、完成当時(2007年5月)は自動車トンネルとしては全国第10位の長さで、大阪府道路公
社が経営する有料道路です。
 有料道路は、建設費の全額を通行料金でまかなうのが原則です。しかし、建設費に見合う通行量は、当初から存在
しません。そこで、大阪府は、箕面トンネルの建設費捻出のため、809億円のうち424億円を有料道路事業として大
阪府道路公社が負担、240億円を国道事業として国と府が税金を投入、残る145億円は水と緑の健康都市の開発利
益を投入という計画をたて、トンネル工事を開始しました。
 ところが、水と緑の健康都市開発が赤字になったため、145億円の投入計画は消滅しました。そこで大阪府は、資
金計画を見直し、有料道路事業として道路公社の負担額は500億円、国道事業として国と府の負担額は313億円に
しました。しかしこの計画でも、通行台数が予定に達しないため、採算を見込めず、償還期間満了時の2047年には、
174億円の赤字が残るものと推計されています。

開発による自然破壊
 開発は箕面の山にも深刻な影響を及ぼしました。
 水と緑の健康都市では、広大な山林が伐採され、絶滅危惧種オオタカの生息を脅かしました。

箕面トンネル湧水問題
 箕面トンネルは、1998年に掘削が開始され、2003年6月に全線貫通しましたが、掘削が進むに連れ、各地で水涸れ
被害が発生しました。止々呂美地区では奥山川が涸れ、奥山川を水源としていた簡易水道は、水源の切り替えを余儀
なくされました。箕面山系を流れる長谷川と唐子川は涸れました。茶長坂川、鍋田川は水量が激減し、ウツギ上池と導
心谷池は、水が貯まらなくなりました。唐子川沿いの民家では井戸が涸れました。
  他にも、水量が減った谷が幾つかあると、聞いています。
 最大の心配は、箕面川への影響です。私たちは、府道路公社に問い合わせましたが、公社は、一部の川が涸れてい
るのは、小雨・渇水のためで、トンネル工事とは無関係との説明に終始していました。そこで私たちは2002年〜2003年
にかけて、箕面川と周辺の川を何度も歩いてみました。市民から、滝が細くなっているとの意見をしばしば聞きました。
しかし、「細い」、「細くない」という主観的な評価では、問題点は明確になりません。
 その中で私たちは、箕面川ダムの上流で太いパイプに出会いました。パイプからは水が、間欠的に放流されていまし
た。間欠的に放流されるのは、トンネル内に湧いた水を、地下貯水槽に貯め、貯水槽の水位が上がるとポンプが自動
的に働き、ポンプで箕面川にまで上げて放流しているからと推測できました。最近の放流は、ほとんど連続的に行われ
ています。
 早速、道路公社に確かめたところ、私たちの推測は的中し、トンネル湧水の一部をポンプで地上に送り、箕面川等に
送っているとの回答でした。箕面山で川や井戸が涸れ、滝が細くなっていたのは、小雨・渇水のためではなく、箕面トン
ネルのためであることが明らかになりました。衝撃の事実でした。

衝撃の事実を報道提供
 「ムダな山の開発は財政と自然を破壊する」ことが、白日の下にさらけ出されたました。私たちは積極的にマスコミに
情報を提供しました。
 それに応えて、2006年12月、ある放送局が箕面トンネルと水と緑の健康都市開発の両方をまとめた報道をしました。
報道が大きな反響を呼んだのは貴殿が指摘されているとおりです。そして、トンネル湧水を川に返還するポンプの電気
代は、年間3000万円かかることも、このニュースで明らかになりました。

貴殿の誤解について
 貴殿はこの報道を取り上げ、ブログに「トンネル工事で大量の水が湧き出し、周辺の川が枯れた」「滝壺に流れ落ち
る大量の水は、なんとポンプで吸い上げたもの」「箕面の滝は自然の滝ではなく、人口の滝」との報道に、私たちが
「喜々として太鼓判を押した」と書いています。
  しかし、「トンネル工事で大量の水が湧き出し、周辺の川が枯れた」のは事実ですが、私たちは喜々としてではなく、
悲しみと怒りを持って告発しています。
 「滝壺に流れ落ちる大量の水は、なんとポンプで吸い上げたもの」は事実ではありません。私たちが太鼓判を押すは
ずもありません。
 「箕面の滝は自然の滝ではなく、人口の滝」については、そういう見方もあるでしょうが、私たちは与しませんし、太鼓
判は過去も今後も押しません。
 私たちがテレビの中で告発したのは箕面トンネルと、水と緑の健康都市開発が大阪府の財政と箕面の自然を破壊し
ている事実です。
 貴殿は、ビデオを再度、視聴し、私たちへの誤解を解き、私たちと日本共産党に対する執拗な攻撃は止めて下さい。

トンネル湧水について
 トンネル湧水の返還量について付言します。 
 箕面トンネルの湧水量は、2003年9月が最高で10.71立方メートル/分を記録しました。その後、少し湧水量は減りま
したが、年間平均で6.0立方メートル/分前後の状態が続いています。地下水位の低下は、奥山川付近の第6ポイント
で、2007年10〜12月期に最大の−44.17mに達し、最近でも(2013年10〜12月)−39.81mと続いています。
 これらの状態は、トンネル湧水が箕面山に負の影響を与えていることを推測させるため、大阪府道路公社はトンネル
湧水のうち2.98立方メートル/分を箕面川、茶長坂川、鍋田川、唐子川、奥山川、止々呂美・地蔵地区の合計6カ所で
昼夜分かたず、放流し、余った大量の水は千里川に放流しています。
 箕面川ダム上流の箕面川に、道路公社が放流しているトンネル湧水は1.09立方メートル/分、1秒当たりでは0.018
立法メートルです。貴殿はこれを「ごく僅か」と書いていますが、トンネル湧水の全体を考えれば、大量であり、雨期はと
もかく、冬期では、決してごく僅かではありません。
 千里川に放流している分、箕面川の水量が減っているのは間違いありません。さらに、放流水には、環境基準を超え
るひ素が検出され、道路公社はひ素対策を余儀なくされています。

最後に
 貴殿が、箕面の滝と、山や川を愛するなら、「ポンプによる水の補給があるから箕面の滝が人口の滝か、否か」の話
題から卒業し、箕面トンネルが箕面山に与えた負の影響を直視し、それを軽減し、繰り返さないことにこそ、力を入れる
べきではないでしょうか
 現在、西日本高速道路株式会社が新名神高速道路新箕面トンネルの工事をはじめています。新箕面トンネルは箕
面トンネルに比べ、延長は少し短いものの、幅が4車線と広いため、掘削断面積は大きくなります。トンネル湧水も懸
念されるため、私たちは新名神高速道路工事事務所に行き、トンネル湧水について調査しています。工事事務所は、
箕面トンネルのような大量の湧水は発生しないと説明していますが、私たちは、今後も箕面の滝と、山や川を大切にす
る立場から、監視、調査、発言を続けていきます。




箕面市議会議員選挙の結果についてご報告   2012年8月13日

 2012年8月12日投票でおこなわれた箕面市議会議員選挙で、日本共産党は、現有4議席から2議席に後退しまし
た。
 日本共産党にご支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、ご支援をいただいた支持者、後援会員のみなさん、党
員のみなさんに、心から感謝を申しあげるととともに、ご報告申し上げます。
  この選挙でわが党は、政策アピール「日本共産党4人の議員団で、安心・安全、みどり豊かな、民主主義がいきづく
箕面市に」で明らかにした政治的・政策的訴えを、堅持・発展させてたたかいました。
 消費税増税ストップ、「原発ゼロの日本」へ、オスプレイ配備撤回などの国政の問題と一体に、暮らしと教育、みどりと
景観、地方自治と民主主義を守るなど、身近な要求と政策を訴えて選挙戦をたたかいぬきました。
 こうした政策的訴えは有権者の共感を広げたと確信しており、これらの公約の実現のために、議会内外で広い市民
と共同して全力をあげる決意です。
 私たちは、今回の選挙結果を重く受けとめて、目前に迫った総選挙や来年の参議院選挙での巻き返しと、次回市議
選で捲土重来をはかります。
 どこにただすべき問題点があるのか、前進のために何が必要かについて、党内外の方々のご意見に耳を傾け、真
剣な自己検討をおこないます。
 私たちは、市民のみなさんの切実な要求の実現をめざすたたかいと一体に、わが党の未来がかかったとりくみ、どん
な条件のもとでも選挙で前進・勝利できる質量ともに強大な党づくりに、新たな決意で全力をつくします。
 日本共産党は、今年、党創立90周年を迎えました。わが党は、その時々の「国民の苦難を軽減し安全を守る」という
ことを立党の精神として活動している政党です。
 「市民が主人公」の新しい箕面、「国民が主人公」の新しい日本をめざしてひきつづきがんばります。大きなご支援
を、日本共産党にお寄せください。




  箕面市で年間総額3億円の国保料の値上げ、
   一人当たり1万円の値上げ案の方針化
 箕面市の国民健康保険料の
  値上げをやめさせよう
        2009年2月18日
                                    日本共産党箕面市委員会

国保会計への繰り出し金を減らし、
「赤字の解消のため」と保険料が大幅値上げに・・・ 
 箕面市では、この2年間、国保会計の赤字の穴埋めに一般会計から5億円の繰り入れをおこな
い、保険料を値上げせず、据え置かれてきましたが、倉田市政がすすめる「緊急プラン」には「一般
会計からの繰り出しの抑制」とあり、4億円に減らされます。さらに24億円近い「累積赤字」を「解消さ
せよう」というのですから、これまで他市にくらべて比較的安く押さえられてきた国保料が大幅に値上
げになります。
 国保運営協議会で国保料金の値上げ案が検討されていましたが、2月4日の運営協議会で、年
間総額3億円の値上げ、一人当たり1万円の値上げ案が賛成多数で方針化されました。
19日の運営協議会では、21年度2億円、22年度3億円の値上げ、その後は「改めて検討」など
の答申が賛成多数で承認されました。

一人当たり年間保険料1万円値上げでは、
大阪府内で28番目から7番目に
 1万円の値上げがされれば、保険料は、平成19年度時で比べれば、一人当たりの保険料で87,
831円(府内33市中28番目)から97,831円(7番目)の保険料に値上がりすることになります。

平成19年度 大阪府内各市の一人当たり世帯あたり保険料




総額3億円値上げで
一人世帯の保険料は
7万3千円の値上げも! 
 例えば年間所得450万円、一人世帯の年間保険料は、現在33万9千円から41万円3千円へ7
万3千円の値上げになります。


総額3億円の値上げで
2人世帯では
年間7万8千円の値上げも!
 4人世帯で総所得450万円世帯で年間保険料が現在46万4千円から53万6千円へ7万1千円の
値上になります。2人世帯、総所得5
00万円世帯では、45万3千円から53万2千円へ7万8千円の値上げになります。

障害者減免も年齢軽減も縮小で値上げに!
 また、箕面市独自の障害者減免(減免率を半分に縮小)や年齢軽減(22歳から18歳に引き下げ)
も見直そうとしており、障害者減免や子どのいる世帯の保険料も大幅値上がりします。

「払いたくても払えない」 
安心して医療にかかれない
 こうした国保料の大幅値上げ行われると、「払いたくても払えない」という滞納者がいっそう増え、
保険財政は悪化の悪循環になります。結果として皆保険制度はくずれ、市民が安心して医療にか
かれず、命すらおびやかされます。

国保は社会保障としての最後のセイフティーネット
国・府・市の財源で支え
命まもる市政こそ
 そもそも国民健康保険は、他の公的医療保険に該当しない、入れない人々すべてが加入する社
会保障、最後のセイフテイーネットです。国民健康保険法1条には「社会保障及び国民保健の向上
に寄与することを目的とする」とあり、保険料を負担できない人への対応をも検討し、実践するのが
社会保障の理念です。


異常に高すぎる国保料の原因は国保財政の構造上の問題
  国保加入者の過半数が無職者、退職者です。平均受給額は5万円以下の国民年金生活者が増え
ています。「構造改革」による非正規労働者も増えています。加入者の平均所得の急激な低下がす
すみ、保険料を払うのが困難な人たちが増えています。高かすぎる保険料が滞納者をうみ、その滞
納分が保険料へ上乗せされ、保険料がさらに上がる・・・という悪循が起こっています。さらに「老年
者控除の廃止」など一連の税制改悪が保険料の大幅引き上げを生んでいます。国保問題は財政の
構造的な問題です。


国の医療への負担を増やし、
市も一般財源でしっかり支えよ
  全国の自治体の3分の1で保険料の値上げがすすめられています。しかし、保険料の値上げという
小手先の施策では問題は解決しません。
国保財政を健全にする大元は、国の、医療への負担・地方への交付金を増やすことです。国庫負担
の大幅な増額で値上げの悪循環を断ち切ることが根本です。
 さらに市も一般財源でしっかり支え、市民の命を守る市政こそ求められているのです。 




倉田市長は値上げ案を2月議会に提案 
「値上げを中止せよ」の声と運動を急速にひろげよう
  2月4日の運営協議会で、年間総額3億円の値上げなどの案が委員の多数の賛成で方針化され
ました。19日の国保運営協議会で値上げ答申案を確認ののち、市長に提出します。市長はこれをう
けて2月議会(2月20日から3月27日)に値上げ条例を提案する動きです。議会で可決されれば、
今年8月の本算定から大幅値上げがおこなわれる可能性があります。倉田市長のもとで値上げの
動きが急速にすすめられようとしています。

「国民健康保険料の値上げを中止せよ」の
声と運動を急速にひろげましょう


日本共産党箕面市委員会
  箕面市西小路5−5−3   電話 720-7510 
  09年1月18日       ファックス 720-7520





「赤旗」日刊紙・近畿のページに
24日投開票で行われた市長・市議選挙の結果の
報告の記事が掲載されました



08年8月8日 「みんなの会」は小林ひとみリーフを発行し、
いのち くらし みどりをまもる
人と自然にやさしい箕面市政をよびかけました。



















08年7月18日、「みんなの会」の見解を紹介します。お読みください。
 
 
 
  


大阪・箕面市長選
小林ひとみさん擁立  08年 6月16日

 大阪・箕面市長選、大阪府箕面市長選 08年8月17日告示、同24日投票)で、「みどりとく
らしをまもるみんなの革新箕面をつくる会」日本共産党も構成団体)は16日、日本共産党市議
で新人の小林ひとみさん(60)=無所属、日本共産党推薦=を擁立すると発表しました。
 小林氏の略歴 兵車県生まれ。金襴会高校卒。大阪証券労働組合執行委員。保育・学童保
育や福祉、女性の分野で活動。箕面市議五期19年、副議長など歴任。現在、市議会総務常
任副委員長、日本共産党箕面市委員長、NPO法人副理事長、「みんなの会」代表委員、箕面
革新館代表世話人。
               
  大阪・箕面市長選 憲法を生かす市に   
                      小林ひとみ候補が会見
 大阪府箕面市長選 8月17日告示、24日投票)に、立候補を表胆した「みどりとくらしをまも
るみんなの革新箕面をつくる会」(「みんなの会」)代表委員で日本共産党市議の小林ひとみ氏
(60)=無所属、日本共産党推薦=は十六日、豊中市役所で記者会見しました。
 小林氏は、後期高齢者医療制度や障害者自立支援法や青年の雇用など国の構造改革で市
民のくらしは厳しさを増し、さらに橋下府政の「財政再建案」で福祉、教育、文化など府民の命
綱を切るような状況になっているなか、「国や府の間違った政治から市民のくらしを守り、大型
開発推悲を転換させて、人と自然にやさしいまち、いのも・くらしを守るあたたかい市政をつくる
ためにがんばります」と立候補の決意を語りました。
 そのうえで、
 @後期高齢者医療制度は廃止し、「福祉の心」でいのちとくらしを守る
 A子育て世代を応援し、こどもたちの未来をはぐくむ
 B大規模開発優先でなく、生活環境を大切にするまちづくり
 C憲法を市政のすみずみに生かす
                   の四つの重点公約を明らかにしました。










梅田 章二 うめだしょうじ ホームページ
       庶民派弁護士梅田章二がゆく http://www.umesyo.com/
弁護士
1950年10月20日生まれ 57歳
(出生地 大阪)

現住所
大阪府富田林市   本籍地 大阪市淀川区

学歴
1969年 大阪府立北野高等学校卒業
1978年 京都大学法学部卒業

職歴
1982年 大阪弁護士会登録 大阪中央法律事務所所属

政治活動歴
 2004年 大阪府知事選挙 立候補 所属団体 大阪憲法会議 副幹事長
日本国際法律家協会関西支部 支部長
大阪弁護士会憲法委員会 委員
日本反核法律家協会 理事
民主法律協会 幹事
日本労働弁護団 常任幹事
非核の政府を求める大阪の会 常任世話人
コスタリカの人々と手をたずさえて平和をめざす会 共同代表
日本ベトナム友好協会大阪府連合会 会長
日本コリア協会・大阪 副理事長
イラクの子どもを支援するおおさか市民基金 理事
大阪中央区革新懇 代表世話人
社団法人大阪自治体問題研究所 監事  
○「グローバル9条キャンペーン」(06年パリ)

担当しているおもな事件
イラク自衛隊派遣差止訴訟弁護団
原爆症認定訴訟弁護団
寝屋川市政務調査費返還訴訟弁護団
NHK放送命令違憲訴訟弁護団
日本橋場外車券発売施設建築差止訴訟弁護団
など多数 
○西淀川公害裁判の勝利和解(1995年3月)

家族
 妻  小学校教諭
長女 看護師
次女 大学生
長男 高校生 趣味 読書、ハイキングなど





府会議員選挙の結果のご報告
日本共産党と村上弘充への
あたたかいご支援、ご協力
ありがとうございました。
 今回の、大阪府会議員選挙、箕面市・豊能郡選挙区に、日本共産党は、村上弘充候補を擁立し
てたたかいました。
 選挙直前の候補擁立ではありましたが、ご支援をいただいた市民のみなさん、ご奮闘いただいた
後援会員、支持者のみなさんに心から感謝をいたします。
 選挙の結果は、残念な結果ではありますが、昨年の選挙で得た得票を前進させることができまし
た。

村上候補と、私たちの訴えが届いたところでは、福祉とくらしの問題でも、税金のムダづかいの問題
でも「オール与党」勢力に対決する日本共産党の議席への期待は広がりました。この流れを、太く、
大きくして、「住民こそ主人公」の政治の流れを一層広げることがもとめられています。
また同時に、選挙戦でいただいた内外のご意見に耳をかたむけ、市民のみなさんにおしめしした公
約を実現するために全力をつくします。

 どんな激動のもとでも情勢をみずからの力できりひらくために、私たちの草の根の力をさらに大きく
する努力がもとめられています。そのことが、2大政党づくりを押し返し、前進するカギとなります。
 今回の選挙戦でえた経験と教訓をしっかり生かし、来るべき参議院選挙に勝てる党づくりへとさら
に奮闘いたします。みなさんのお力を引き続きおよせいただけますようお願い致します。

●得票結果 村上弘充 8468票
 合計 07年府会議員選挙
      得票  得票率 候補者
共産党  8,468 17.8% 村上弘充
自民党 20,734 43.6% 上島一彦
民主党 18,369 38.6% 中島健二
合 計 47,571  
 
 07年府会選挙行政区別
箕面市  得票   得票率 候補者
共産党  6,720 19.4% 村上弘充
自民党 15,047 43.5% 上島一彦
民主党 12,810 37.0% 中島健二
合計34,577  

豊能町 得票   得票率 候補者
共産党 1,303 15.1% 村上弘充
自民党 3,384 39.3% 上島一彦
民主党 3,922 45.5% 中島健二
合 計  8,609  

能勢町   得票 得票率 候補者
共産党   445 10.1% 村上弘充
自民党 2,303 52.5% 上島一彦
民主党 1,637 37.3% 中島健二
合 計  4,385 
 


 日本共産党はムダな大型公共事業や必要のない
 同和予算を削って、国保・介護の値下げにがんばります。
 箕面市・豊能郡では府政対策委員長の
  村上弘充への
 みなさんのご支援ありがとうございました。





  箕面新春のつどいに70人参加
    宮本たけしさんの講演に共感
 
  2007年2月3日、(土)日本共産党箕面市委員会と箕面後援会は、恒例となった″新春のつどい
"を箕面駅前の会場で開催し、党員や後援会員、党支持者ら70名が参加し、選挙の年の前進を誓
い合いました。
  〃つどい″は第一部として宮本たけし前参議院議員を迎え「政治の流れと日本共産党」と題して
講演がおこなわれました。宮本さんは府政問題にふれ、箕面の滝が人工の滝となっていることに、
むだな開発が大阪府では未だ堂々と行われていることを府議会でのオール与党体制の問題として
解明し、箕面は今、府政問題の焦点となっていると指摘しました。
 次いで、国政の現状について語り、国会が混乱に陥っている原因と党の立場を詳しく説明し、全て
の非は安倍内閣にあることと、民主、社民、国民新党の単純な審議拒否と共産党の立場の違いを
明かにしました。
 また、国民生活を破壊する様々な国民いじめの状況にも怒りを込めて告発し、この一月「税金が安
くなったかの観があるが、実際は六月にその分も含めて増税される」とますます国民生活は厳しくな
り、「力を合わせて闘おう」と呼びかけました。そして、「政治を変えるには府会選挙と参議院選挙で
共産党の前進がどうしても必要」と訴え、大きな拍手に包まれました。
 宮本さんの講演は具体的で悪政への怒りに充ち、随分迫力の有る内容でした。聞き入っていた参
加者のなかには、党のつどいに初めて参加した人が多く、宮本さんの講演にすっかり感激し、その
場で「赤旗」日曜版の購読
を約束する参加者もいました。
 第二部では、交流が行われ各単位後援会からの活動紹介がなされたり、宮本さんへの質問や意
見が出されました。質問の中身は、党の障害者問題の政策や教育問題などで、宮本さんは一つひ
とつていねいに応える姿が印象的でした。
 和やかななかにも選挙勝利の決意がみなぎる盛り上がりのあるつどいとなりました。



藤木さん及ばず     大阪民主新報06年10月29日付けより
一斉地方選・参院選へ力つける  衆院大阪9区補選
 衆院大阪9区補選が22日、投開票され、日本共産党の藤本邦顕氏は万7774票(得票率8・
03%)を獲得し奮闘しましたが、及びませんてした。当選は自民党前府議の原田憲治氏(58)。当日
有権者数は42万8226人、投票率は52・15%でした。
 同補選は安倍政権発足後初の国政選挙として全国の注目を集めました。
日本共産党と藤木氏は告示前日に北朝鮮が強行した核実験に厳しく抗議し、核開発の中止と平和
的・外交的解決を強く訴え。安倍政権が矩げる憲法と教育基本法の改悪を真正面から批判。大もう
けをしている大企業からきちんと税金を取り、庶民負担増をやめさせることなどを公約して奮闘しまし
た。
 一方、マスコミなどが「自民か民主か」の選択をあおる中、自民、民主両党は党首や中央幹部を相
次いで投入。自民党は公明党の全面的な支援を受けました。
 選挙結果を受けて22日、深夜、茨木市内の選挙事務所で記者会見した藤本
氏は、「高齢者はじめ国民の暮らし、働くルールを守るという私たちの訴えが届いた範囲では多くの
有権者の共感を得た。憲法・教育基本法の問題はこれから重大な争点になるし、憲法・教育基本法
守れの共同と運動を強めたい」とあいさつしました。
 山口勝利党府委員長は、「藤木さんの勇気ある立候補が、二大政党づくりに疑問を持ち、他の選
択肢を求める人びとの声を集める大きな役割を果たした。自民が勝利したが、ゆきづまった自民党
政治が変わる見通しはない。政治の本格的な改革へ、来年のいっせい地方選、参院選勝利へさら
に力をつけたい」と語りました。

   衆院大阪9区補選開票結果(投票率52.17%)
   候補者名        得票数    得票率
当 原田憲治 58 自新  111226    50.23%  公明党推薦
   大谷信盛 43 民前  92424    41.74%  国民新党推薦
   藤本邦顕 48 共新  17774     8.03%   


  2006年10月23日(月)「しんぶん赤旗」
衆院補選
大阪9区 神奈川16区
自民が当選

 安倍内閣発足後の初の国政選挙となった衆院大阪9区補選が二十二日投・開票され、日本共産
党の藤木くにあき候補(48)は奮闘しましたが、及びませんでした。当選は自民党の原田憲治氏(5
8)。

 藤木候補は「悪政を競う二大政党づくりの流れを押し返そう」と、人間らしい働くルールづくりや庶
民増税中止などを力説。(1)格差是正(2)平和と憲法を守る(3)子どもの未来と教育基本法を守る(4)
乱脈・不公正な同和行政の終結などを訴えました。

 開票結果を受けて藤木候補は「たくさんの方々から支援をいただきましたが、力が及びませんでし
た。今後も、くらし、憲法、教育基本法を守る運動を強めたい」と語りました。

 開票結果は次の通り(午後11時現在)。

 当 原田憲治58自新 110584

   大谷信盛43民元 92236

   藤木くにあき48共新 17319

 (投票率52・15%)


 衆院神奈川16区補欠選挙(定数一、立候補三)が二十二日夜、投・開票され、日本共産党の笠
木隆氏(60)は、投票率が昨年の衆院選より大幅に下がるなかで健闘しましたが、及びませんでし
た。当選は自民党の新人・亀井善太郎氏(35)=公明党推薦=でした。投票率は47・16%(前回
比17・61%減)。

 笠木氏は結果を受けた記者会見で、「暮らしと平和を守る、教育基本法の改悪は許せないとの訴
えは市民の中に響きました」と手ごたえを語るとともに、「残念ながらそれを投票に結び付けることが
できませんでした。選挙中の公約実現に向け全力を尽くしたい」と今後の決意をのべました。

 開票結果(午後11時現在)は次の通り。

 当 亀井善太郎35自新 一〇九三四〇

   後藤 祐一37民新 八〇四一一

   笠木 隆60共新 九三六八

 (投票率47・16%)

公約実現へ全力
市田書記局長

 日本共産党の市田忠義書記局長は二十二日、衆院神奈川16区、大阪9区補欠選挙の結果につ
いて、次のコメントを発表しました。

 安倍内閣のもとで最初の国政選挙としてたたかわれた二つの衆議院補欠選挙で、日本共産党の
笠木隆候補(神奈川16区)、藤木邦顕候補(大阪9区)にご支持いただいた有権者のみなさん、ご
奮闘いただいたみなさんに心から感謝します。

 わが党は、格差社会を正す、憲法と平和を守る、教育基本法と子どもを守る問題など、どの問題で
も「たしかな野党」として自民党政治をおおもとから変える政策を真正面から訴えて選挙戦をたたか
いました。今回の論戦は、これからの臨時国会のなかでも生きて、ますます重要になってくるものと
確信します。公約実現のため、全力をつくすとともに、来るべきいっせい地方選挙、参議院選挙での
躍進のため、いっそう奮闘する決意です。



格差社会ただしたい   
憲法9条守ります
国民負担増にストップを    日本共産党
 
衆議院大阪9区補選 
藤木くにあき候補が決意  2006年8月25日
                   
                 
  藤木くにあきさんの略歴
  大阪大学法学部卒。元大阪弁護士会少年問題対策特別委
員会(現在子どもの権利委員会)副委員長。元自由法曹団本
部事務局次長。
  現在、大阪憲法会議副幹事長、自由法曹団大阪支部幹事
長、大阪弁護士会子ども権利委員会委員。2000年党衆議院比
例・大阪9区候補、03年党衆議院大阪9区候補。
                                  
   2006年10月10日告示、22日投票でたたかわれる衆議院大阪9区補選で、日本共産党公認候
補として、25日に立候補を表明した弁護士の藤木くにあきさん(48)は、平和とくらしを守る政治の
実現へ決意を示しました。
記者会見には猪腰党府副委員長、宮本たけし参議院大阪選挙区候補、党府議団の阿部誠之幹事
長・和田正徳副団長、茨木豊能地区委員会床鍋訓委員長が同席しました。

  藤木くにあきさんは、先の通常国会で、教育基本法「改正」案、憲法改悪手続き法案(国民投票法
案)、共謀罪法案が臨時国会へ継続審議となったなかで、自民党の有力総裁候補がこれらの案件
をすすめるといっていることを指摘。「これは国民の意思からも離れ、日本の政治や社会をあやまる
ものだという声をはっきりあげなければならないと決意した」と表明しました。
  「2大政党づくりの動きの中で、平和とくらし破壊、格差の拡大の自民・公明の政治、それと同じ方
向を向いている民主党の実態を明らかにしたい」と強調しました。

  猪腰日本共産党大阪府委員会副委員長は、「小泉政治のもとで、平和とくらし破壊がすすむなか
で、東大阪市長選での日本共産党員市長の実現、東大阪市の府議補選での日本共産党の議席獲
得に象徴されるようにいまの政治にはまかせておけないという国民の気分、要求に変化が起こって
いる」と強調。
「日本共産党の訴えを届けきり、議席を実現するために全力をあげたい」とのべました。


憲法・暮らし守る党議席を
衆院大阪9区演説会 市田書記局長が訴え
                                 2006年9月18日
 衆院補欠選挙(10月10日告示・22日投票)が行われる大阪9区で9月18日、「大阪九区から、憲
法と暮らしを守る日本共産党の議席を」と市田忠義書記局長を迎えての大演説会が茨木市民会館
で開かれ、約千百人が参加しました。

 藤木くにあきさんが「日本共産党が伸びてこそ政治の流れは変わります」と勝利へ全力で奮闘す
る決意を表明。山下よしきさんが大きな支援を訴えました。

 市田書記局長は、この選挙は五年間続いた自民党と公明党の小泉政治への審判と同時に26六
日に新しく発足する内閣への初めての審判となる重要な選挙だと強調し、審判をくだす第一に暮ら
しを破壊した五年間の小泉政治、第二に平和と外交をあげました。貧困と格差拡大、社会保障制度
の大改悪、庶民大増税の一方での異常な大企業優遇、小泉首相の靖国参拝や憲法・教育基本法
改悪などの問題をくわしく解明し、日本共産党の立場を明らかにしました。

 とくに、日本外交を深刻な行き詰まりに陥らせている小泉首相の靖国参拝問題ではアジア各国や
アメリカからも強い批判の声があがっていることを示しながら、志位委員長の韓国訪問では侵略戦
争と植民地支配に命がけで反対した日本共産党との交流の太い道が開かれたことを紹介。日本共
産党が大きくなることがアジアの国々との真の友好と強いきずなをいっそう発展させることにつなが
るとのべました。

 憲法改悪問題では、自民党の安倍晋三官房長官が著書『美しい国へ』で、天皇が統治権をもつ明
治憲法を絶対視し、侵略戦争への反省もまったくない立場を表明していることを紹介。「こんな人物
を首相として担ごうとしている自民党には日本の現在と未来を任せるわけにはいかない」とのべまし
た。

 大阪での重要な問題として「解同」(部落解放同盟)の利権と横暴とのたたかいがあると強調しま
した。この問題では「解同」大阪府連執行委員長が民主党の参院議員であることをのべ、民主党は
「政権交代」をかかげているものの規制緩和や格差拡大、改憲・教基法改悪などどんな問題でも自
民党と悪政を競い合っている実態を指摘。真の対決軸は自民・民主対日本共産党だと強調しまし
た。

 国民と草の根で深く結びついている日本共産党が勝利することは来年のいっせい地方選、参院選
にも大きな影響を与える値打ちある一議席になると強調し、藤木くにあきさんへの大きな支援をよび
かけました。



     総選挙の結果について (要旨)          2005年9月12日
   (一)
 今回の総選挙で、日本共産党は、改選前の9議席を確保しました。比例代表選挙で、得票数を伸ばし、492万票を獲得しました。善戦・健闘といえるものです。ご支持をいただいたみなさんに心からお礼を申し上げます。

 (二)
 今度の総選挙は、"小泉突風"がふきすさぶ難しい条件のもとでのたたかいでした。
 わが党は、「二大政党制づくり」の動きのなかで後退した2回の国政選挙の教訓を生かして、いまの政治には「たしかな野党が必要です」と訴え、気持ちにかみあった大きな力を発揮しました。
 全国の党と後援会員は、「何としても勝ちたい」との思いで、短期決戦のたたかいをしました。
 難しい条件のもとでたちむかい、民主党が議席を大きく失うなかで、日本共産党が得票を増やし現有議席を確保したことは、この間の国政選挙での連続的な後退を押し返したものであり、今後の本格的な前進を築くうえで重要な土台となるものだと考えます。

 (三)
 郵政民営化の是非を唯一の争点にし、「改革を止めるな」と絶叫した小泉自民党のキャンペーンは、国民がいだいている政治への閉塞感を打破するかのような、漠然とした期待を広範な有権者に広げました。その結果、自民党は多くの議席を獲得しましたが、国民いじめの小泉「改革」がさらに進行するなかで、また外交のゆきづまりが深刻化するなかで、国民との矛盾は今後鋭くならざるをえません。
 唯一の争点に仕立て上げた郵政民営化問題それ自体でも、小泉首相は、国民に真実を語らず、ウソとごまかしに終始しました。首相は、選挙戦のなかで消費税・所得税などの庶民大増税、憲法九条の改定の問題などを隠しつづける態度をとりましたが、これらは、新しい国会で問われてくる国政上の重大問題になります。
 情勢は、「たしかな野党」としての日本共産党の奮闘を求めています。わが党は、新しい国会で、郵政民営化に真っ向から反対をつらぬき、庶民大増税、憲法改悪を許さず、国民のくらし・平和の守り手として、「野党としての公約」を実行するために全力を尽くします。

 (四)
 日本共産党は、「すべての比例代表ブロックでの議席の獲得・前進」をめざし奮闘しました。この目標が達成できなかったことについて、みなさんのご意見もいただきながら、総括をすすめ、つぎの選挙で、本格的な前進と飛躍を期したいと決意しています。
 日本共産党はどんな情勢のもとでも、ならず前進できる、大きな党をつくるために、とりくんできました。そのさなかの総選挙でした。今度の選挙結果は、党の実力をつけることの意義、重要性をいっそう痛切に裏付けるものでした。
 再来年のいっせい地方選挙、参議院議員選挙での前進をめざし、「たしかな野党」の力を存分に発揮して国民のくらしと平和をまもるために献身しつつ、どんな激動の情勢でも、主体的にきりひらく実力をもつ党を築くため、全力を尽くす決意です。


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